義理の兄が久しぶりにやってきて一緒に墓参り。同じ霊園にそれぞれの家の墓があって便利ではある。両親の命日もいれれば年に6~7回は霊園に行く。墓をきれいにして一族の無事をつげ感謝の気持ちをつたえると気分はさわやかになる。妻にはいい習慣をつけてくれたものと感謝。近くの料理屋で昼食をともにして、その後自宅で、最近、義兄もはじめた写真趣味の話で盛り上がる。こっちは写真の理屈をわかっているつもりでも初心者にいろいろ質問されると己の知識のあいまいさを知らされる。が久しぶりにたのしいひと時であった
さて、仏教では彼岸という浄土の世界と現世、108つの煩悩を持つ欲望に支配された人間の世界、汚れた穢土(えど)の世界を此岸という。私は6年間の精密機械の営業マンの世界から経営コンサルタントの世界へ転身して36年間、クライアントから先生といわれる仕事をしてきた。
世の中にはいろんな先生がいる。本当に信頼できる先生がどのくらい存在するのか極めて疑問。「先生と言われるほどのバカじゃなし」とか「コンサルなんて仕事は虚業だ」とか、常に自戒の気持ちをもって仲間が話すのを聞いていたことを思い出す。おぼれている人をみて、身近の棒をなげてやり、しっかりつかめ、おぼれるなと橋の上から叫んでいる。みずから飛び込んで助けようとはしないしできない。そんな人種がコンサルだと・・・。すべてがそうだとは言わないし使命感をもった実力コンサルも存在する。が・・・政治家先生、小中学の偽先生、はたまたTVのコメンテイター先生・・・・新聞紙上でなげかわしい先生が多すぎる。
2億も年俸をもらっているというTV朝日のキャスター、古舘伊知郎が謝罪していた報道ステーションのメインコメンテイター、経営コンサルタント、ショーンマクラドール川上の経歴学歴詐欺事件。去年の4月からTV出演していたらしいが採用する時どんな手続きで決めたのか。アメリカの大学も卒業していない。MBAもとっていないなど今頃になって週刊文春に暴露されるなんてまったく話にならない。まあなんというのかこの穢土の世界はどうしようもないね。
企業の95%をしめる中小零細企業のサラリーマンたちが安月給で必死になってまじめにがんばっているのにね。まったく嘆かわしい話ではある。アメリカも同様か?