24節気では処暑の次候。天地始めて粛し(さむし)、ようやく暑さが収まり始め、夏の気が落ち着き、万物があらたまる時期とされている。まったくもって旧暦の24節気はよくあてはまる。一度は行ってみたいと思っている富山市の「おわら風の盆」がはじまるがもともとは作物の無事を祈る風鎮めの祭りだったらしい。二百十日でまた台風の心配な9月長月(ながつき)に入った。
わが写真愛好会の年2回目の地元パープルプラザでの写真展が昨日、閉幕。
筑紫野再発見と自由課題の2テーマを設定、14名のメンバーが各2点を出品、去年より3倍の芳名録記帳やアンケート回収の実績があがった。
顧客誘引の大型ポスターを入り口に作ったり、午前中当番を毎日つけたり、西日本新聞に取材依頼、新聞掲載など増客作戦の成果だろう。愛好会は結成10年を超すクラブだが、うかうかするとマンネリになりかねない。高齢化が進む中、元気のあるものがどんどん意見を出していかないとだめですね。アンケート結果は4日の例会ででてくる。どんなふうにお客さんは感じてくれたか楽しみだ。
岡山在住の息子が福岡での会議出席のついでに自宅に立ち寄り、母親の手料理に舌鼓をうって、昨日かえって行った。44歳、男のゴールデンエイジ、私もその年には沖縄の支社長をして、仕事漬けになっていた。メンバーからのメールに回答を発信している息子の姿をみて、私も当時のことを思い出す。まあ元気にがんばってもらいたいものだ
サッカーW杯アジア最終予選、過去勝てていないオーストラリア戦、来年のワールドカップロシア大会の出場権をきめる天王山。去年9月の最終予選初戦、ホームでのアラブ首長国連邦戦で2対1で敗れて本戦出場が危ぶまれたが、ハリルホジッチ監督の大胆采配に若手がこたえてくれて快勝、ロシアへの切符を手にした。
フル出場のベテラン長友がゴール前にできたスペースにクロスをいれて22歳のFW浅野が走り込みドンピシャの先制ボレーを決め、後半37分押され気味のなか21歳の井手口が強烈なミドルシュートを決めてくれた。本田、香川の旧勢力をベンチに引っ込めて若手を思い切って使った監督の絶妙の采配。日本サッカーも世代交代期をむかえたようだ。
まさにサポーターはじめテレビの前でみている日本人が期待する、サッカーのドンピシャゴールの取り方のモデルケースを見せてくれた。ひさしぶりにスカッとさせてもらいました。
しかしハリル監督の半生は壮絶ですね、知りませんでした。現役引退後戻った旧ユーゴスラビア、友人同士だったものが獣のように殺し合う、宗教が違うだけで憎み合う。17年間の選手生活の報酬をビジネスに投入したがすべて破壊された。なにもかも失ってフランスに移住、サッカーの指導者資格をとるのに3年もかかったとある。監督と選手のメンタルギャップが想像できるね。来年6月、ロシアでのハリルジャパンの戦いぶりが楽しみだ。