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210724 五十七年ぶりの迷走東京五輪開幕、4時間の開会式、冗長、感動うすし!

2021年07月24日 | アフターセブンティ

国民の支持なき東京五輪が新型コロナウイルス緊急事態宣言下、昨夜開会式。20時からNHKTVを風呂上り、焼酎ロックをやりながら見た。セレモニー演出も今一でテニスの大坂なおみ選手の聖火台への点火が23時半をすぎていて冗長に過ぎる感じがした。天皇陛下もお疲れであったろう。

 

57年前の1964年昭和39年10月10日、オリンピック東京大会が開かれ、もはや敗戦国のイメージはなく高度経済成長まっしぐらの東京を世界にアピール。当時私は同志社大学商学部1回生であった。参加国は94か国5541名、日本選手団は410人。

日本の金メダルは16個。重量挙げの三宅義信、体操の遠藤幸男、ボクシングの桜井孝雄。そして日本国中を熱狂させた鬼の大松率いる日本女子バレーボールチームがソビエトチームを撃破した。東京が都市高速道路網はじめ大改造され新幹線が開通、当時、世界最高速で新大阪、東京間を4時間10分で走破した。所得倍増計画をうちだした池田首相が癌で入院、佐藤内閣に引き継がれた。当時もオリンピックの光と終了後の陰がおおきく現出。

 

あれから57年、8年前、おもてなし作戦を軸に、原発事故福島は完全にコントロール下にあるとしてオリンピック東京誘致がきまったわけだが去年来からの中国武漢発の新型コロナウイルスで完全に目論見が狂ってしまった。ウイルスは中国から世界に伝染、パンデミックを引き起こした。発生元の共産党独裁政権の中国はウイルスを抑え込み、今、10万4489人の感染累計、死者4848人。日本は感染第五波を迎え66万2792人。死者1万5129人。去年秋安倍内閣からひきついだ菅内閣の後手後手対策で支持率30%。緊急事態宣言がもはや国民から信用されない。そんな状況の今回のオリンピック開催。日本に結集するアスリートの祖国はいまだウイルスと戦っている最中。

 

世界最大、3400万人の感染者、61万の死者がでているアメリカはバイデン大統領がワクチン接種を強力展開してメジャーで奇跡的二刀流で大活躍の大谷翔平にマスクなしで熱狂している。そんな中、無観客での東京五輪が始まった。大谷に熱狂するアメリカ人、日本人は同じようにオリンピックアスリートの活躍にコロナを忘れて熱狂するだろう。開会式に先駆けて実施された女子ソフトボール、男女サッカー、幸先よくニッポンアスリートは勝利してくれている、私も観戦、テレビ前で応援,歓喜した。テレビもはしゃぎ始めている。まさに菅政権の狙い通り。パンとサーカスを国民にあたえて政権への不満を忘れさせる。そのセレモニーが昨夜の開会式であったのだが・・・。

演出の総括担当が直前に解任されたりしてまたぞろ組織委員会なにしてるのと思わせたが、どうも演出の狙いがはっきりせず面白くなかったね。聖火リレーのつなぎに王、長嶋、松井トリオを唐突にいれたり、最終点火ランナーも復興オリンピックがらみで羽生結弦選手あたりかとおもっていたら大坂なおみ選手だった。多様性を狙いたかったのかもしれないね

長いセレモニーでお疲れだったのか、総理も小池知事も天皇陛下の開会宣言の時、起立するのを忘れてしまわれたようだ。あわてて知事がたちあがったらしいが・・・・

 それよりも新国立競技場が36か月と言う最短期日で日本のすべての道都府県から選りすぐりの木材を調達して、自然にやさしく100年もつ耐久性、耐震性をそなえ、柱がない宙ずりの大屋根構想を実現した日本の土木建築技術と職人技こそ世界に誇れるアピールすべきことであることを再認識させられました・・・建築技能オリンピックでは日本は世界1ですね、まさに金メダル!!!!!!

コメント
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