ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

220308 ウクライナ危機、原油高、株価大暴落、ロシアへの経済制裁の反動が日本へも。九博、特別展「最澄と天台宗のすべて」へ!

2022年03月08日 | アフターセブンティ

 24節気では啓蟄、春本番で地中から虫たちが地上にはい出てくる頃。今日も暖かく、桜の開花も早まるのではないかと思わせる。が、世界はプーチンにふりまわされ、ウクライナの人たちは悲惨な眼に会わされている。停戦に追い込むためのロシアへの経済制裁の反動が原油高や空路閉鎖などで日本へも影響、株価が大暴落し、ガソリン、食品物価の高騰につながりはじめていて、ウクライナ危機が対岸の火事でなくなってきた。日経平均株価も25000円を割り込み、わが持ち株の含み損も30万円に近付いている。

 ウクライナの人たちにとっては「プーチンよ、お前に人を殺す権利があるのか、おまえこそ地獄に落ちてしまえ」と糾弾したいだろう。ロシア通の学者によると今のプーチンは2代目3代目かわからない、68歳の男で全く皺もないのっぺりした顔。50代のプーチンとはだんだん違ってきていると恐るべき話をしていた。人造コピー人間か?プーチン政権を維持したい石油ガス利権のマヒヤが傀儡プーチンを操っているというスパイ未来映画さながらのことがロシアでなされているというが・・・・。

 今やプーチンに道理や話は通じない。狂気の独裁者はかつてのテロリスト、ビンラディンを暗殺したように抹殺するしかないとアメリカでではじめているらしい。この10日間、日本のマスコミもああでもないこうでもないと言って騒いでいるが無力感がただよう。日本での報道も何が真実かチェックしておかないとあやうい。

 末法思想と言うのがある。お釈迦さんが人間の真理に開眼し、修行者が伝導してゆく正法の時代1000年をへて、正しい悟りの道理は生きているが、悟りを開く人がいなくなる像法の時代が1000年、そのあとは正しい道理もあやふやになり、悟りを開く人もいない末法の時代がくるということ。

 日本では平安末期から鎌倉をへて現在につながる。戦乱が続き、殺し合いがつづき、天災飢饉飢餓で多くの人が死んでいった。死後、地獄に陥るのが恐ろしい。そんな時に法然、親鸞があわわれ、ただひたすら「南無阿弥陀仏」をとなえ、阿弥陀仏に帰依すればだれもが浄土に行けると説いて無学の庶民や武士までもが浄土宗に頼り信心、日本中に浄土宗がひろがった。

 さて今、その浄土宗などの源流となる日本仏教の祖、比叡山天台宗。「最澄と天台宗のすべて」が九州国立学物館で特別展として開催されおり、でかけてきました。

 天台宗の九州最古刹の筑紫の国、椿花山武蔵寺で月一写経会、いつもご住職から最澄や比叡山延暦寺のことを法話などでお聞きしているが体系的に知るべく九博特別展を観覧。650円に値上げされていたが案内ガイドのヘッドホンをかりて3F会場へ。市川猿之助や藤村紀子さんのガイドでたっぷり2時間20分観覧、価値あるガイドでしたね。宝満山や国東半島の六郷満山など九州は最澄や天台宗とのかかわりが深いことを再確認。

 天台の僧たちはまさに命がけで唐より経典などをもちかえり、天台宗をあたまに浄土真宗、日蓮宗、曹洞宗など日本仏教が津々裏うらに伝承されていったことがわかる。60年ぶり御開帳の秘仏や源信の往生要集、六道絵の地獄絵、比叡山の千日回峰行コーナーなど実に興味深い展示。黒縄地獄など地獄図は衝撃的。観覧はそれほど密にはならずじっくり見ることができました。延暦寺根本中堂の空間が一部再現され撮影可となっています。11日には天台宗九州青年僧による「声明公演」があるようです。

先の日曜日、今年初めての武蔵寺での写経会。「ロシア軍のウクライナ即刻撤退、即時終戦」を写経の為書に書きました。ウクライナの人たちの幸運を祈るのみです・・・・

 

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