ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

240201 昭和女子大理事長、坂東眞理子さん77歳「70歳のたしなみ」

2024年02月01日 | アフターセブンティ

 令和6年もあっという間に1月がおわり2月へ。病院通いをしながら普通の日々が過ぎていった。この当たり前のような普通の日をすごせるのがありがたいことなのでしょう。寒い能登半島での水なしガスなし電気なしの生活は想像にかたくない大変なひと月だったに違いない。先を見るにも光が見えない方々が多いだろう。公助、共助、自助、一歩ずつ進んでいっていただくしかないのだろう。

 私も病と友達になりながら1月と同じように2月以降もなりそうだが図書館で借りていた本のうちの1冊を今日は紹介してみたい。

坂東眞理子さんは「女性の品格」2006年で350万冊の大ベストセラーになった作家。この本は結構私にとってインパクトのある提言がいくつかありました。前回のブログと重なる部分が多いがそれだけに印象にのこりました。

 70歳になって、何を言ってもいい?周囲の空気も読まずに言いたいことを言うのが年寄りの特権だと思うのは大間違い!コンサル時代から正義感ぶって言うべきことは言わにゃあという行動原理が身について、言わずもがなのことを言ったり、人の言うことを遮って言ってしまったり、妻の言うところの上から目線で偉そうにいったり、テレビをみてあれこれ批判めいたことを言う。ボラ活動現場でも同じかも。発言させていただいていいでしょうか、私はこう思いますがというような謙虚な物言いができていないようだ。巧言令色仁少なし!おしゃべりに人格者はいない!論語。

70台たしなみのポイント。(  )は私の独り言。

  • 機嫌よく過ごす努力。(笑顔の施の実施ですね。これは意識してる。)
  • 年齢を言い訳にしない。今更とかもう遅いとか(マーチングバンドで行進したい!ドラム、クラリネット?!もう78なんですよ、そんなにみえませんわよと言ってもらいたいから言うのか?)
  • 今こそおしゃれをして汚いジジーから脱却。(私は軽キャンライフでラフスタイルが身についてしまっている。)
  • 健康第一もほどほどにせよ。好きなものを食べ、好きなものを飲め。(もう78歳まで生きたのだから・・しかし週2休肝日、野菜ポタの継続はしよう)
  • 孤独を楽しむ・・(義理の兄さんを見習え。妻には好きなようにさせ、口出ししない)
  • 教養と教育。用事と行くところは自分でつくる。人の世話はできる範囲で積極的にすべし。(今までは遠慮してきたね)
  • 若い面々のいいとこ探し、ほめよ
  • 受けた恩を思い出し感謝の気持ちをもて。(一人でやって来たというのは驕りなのかね)
  • 人は人、自分の人生をほめよ。結構うまくやってきたと思いなさい

1章:今こそ「いい加減」に生きる知恵を!

1,幸福論のアランは「上機嫌は人間の義務の第一」と言っている。「和顔愛語」をもっとうとせよ。意識して人の良いところ、可愛いところを発見し感心せよ。(妻にはいつも上機嫌で接するようにはしている。)

2,お陰で無事にやってこれたがなんとなく物足りないなと感じている人。現状を打破する。(78歳にもなれば自ら働かせてほしいと意思表示しない限り働けない。週4日20時間1万円、3周12日60時間で3万円。30000割る60時間、時給500円。で頼んだら雇ってくれる?どこで?やはり無料奉仕しかないですかね?)

3,年齢観・・在原業平、古今集、「ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とはおもわざりしを」死ぬ間際で後悔しないように。(ドラムをたたきながら行進してみたい。楽器店で相談してみる。クロマチックハーモニカで100曲ふけるようにする等。断捨離は衣服類は全部点検してみて着れないものは処分。)

4,人の人生に関心を寄せない。成功者の光の部分の裏には必ず影があるもの。文豪ゲーテ、徳川家康しかり。人は人、自分はよくやってきたとあらためて確認せよ。そして身近な人の成功を喜べ。(Rさん市美展入賞おめでとう!)

5,今日行く先は自分で作る。頼まれ仕事も手をぬかず。出ていくテーマを絞ると知られる存在になる。(島津亜矢のおっかけ、後援会?!T市会議員の応援隊?!小石原の窯元のまき割り応援!シルバーセンター再訪!娘一家の困りごとの救援?!)

2章、始めるべきは終活より老活

終活ですべきは

1,誕生日には自筆遺言状をしたため、法務局に預ける。

  • 相続財産の整理
  • 権利証や印鑑場所やパソコンPWなどの整理
  • 死後の手続き一覧を残しておく

2,書斎の整理。(藤沢周平の時代劇文庫本ほか一覧をつくりブックオフに買い取り額を調べ、現金化する。フォトコン雑誌を例会で処分。)

老活は

3,78歳、今日が一番若い日!たとえ明日世界が滅びようと私は今日樹を植える!心意気。(葬儀は樹木葬にする?伊能忠敬に学べ。)

4,話し方が全て!

聞く人が触れてもらいたくない話題は何かを気をくばって話せ。(子供のいない女性が周囲にいる時に子作りの話?触れてほしくない人もいる現役時代の仕事の話。上から目線の話し方。断定せず婉曲に話せ。○○ではないでしょうか!とにかくコンサル的、批判目線での話は避けること。市役所や病院での話し方は丁寧にすること。えらそうにしゃべらない。)

5,身体や家族など自分のことは他の人から見ればすべて他人事。(私が抜歯のことを書いたって、見る人はどうでも良い他人事なのだということを知れ。最近の話題は身体の事が多い。)

6,なんでもチャレンジできる。(茶道を始めることで落ち着きのある丁寧な自分づくり。器など陶芸品への再認識。茶の湯の歴史、千利休研究など。一度句会に出てみて気を張る経験をしてみる?)

3章、あなたに出来ることはたくさんある?

1,頼まれごとは試されごとと考えチャレンジしてみる。権力はなくとも、若者をほめて使えばいいかも。(しかしね、無理することないのでは?!近くの大学にシニアコースなどあるか聞いてみようか)

2,(今一度シルバーセンター問い合わせ。79歳で入れてくれるか?)

3,(九博以外のボランティア活動がどんなのがあるのか調査。娘一家がやってほしいこと何かあるかな。こんな時こんな助っ人を!)

4,(フェイスケアは最近意識しているが、衣装ダンスのスーツなどチェックしてみて着れないのは処分。Uさんはおしゃれ、Mさんはどこに行くのも着古したヨレヨレスーツで例会に来ているがね。男もいろいろ。)

5,(コンシアージユになる。太宰府大使、インドネシアバリ島のヒルトンホテル日本語デスクなど30年前考えたことあり。AED操作、救急指導員、趣味の写真を活かして、魅力的な遺影を撮影するサービスをボランンティアでやる。あるいは市と提携してやる!)

4章、品格ある高齢期をどう生きるか

いちいち世の中のことに反応せず機嫌よく、毅然としたマイウエイをいきぬく。病はあたりまえとして、死と隣あわせの今の人生を日々大事にいきぬいてゆくべきか、やはり人は人、自分は自分ですね!(今回は長くなりましたがご容赦を!)

 

 

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