ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

210308 今年初めての写経会、女性元気!97歳佐藤愛子の「老い力」価値観私と同じ!!

2021年03月08日 | アフターセブンティ

 1~2月欠席した筑紫野、椿崋山武蔵寺の写経会にでかけた。参加者は13人、男が3人、女が10人。なぜか減った感じ。世話人代表のMさんもどうやら体調を崩しておられた感じで「お具合いかがですか」と女性に声をかけられていた。なにやら髪の毛が銀髪になった感じ。

(一番奥の12神将は人間の煩悩を押さえてくれる)

 いつものご住職の法話。写経に来ておられる皆様は心のきれいな方かきれいになろうと思って来ておられる方に違いないと思いますと笑いをとっておられたが確かに人間というのは字が下手だとか作法にのっとって字を書くのはめんどうだとか、時間がとれないとかなんやかや理屈をつけて写経をしないことを正当化しようとする。これは人の常ですね。

 天台宗の伝教大師が「道心の中に衣食あり、衣食のなかに道心なし」と言われたとか。真剣に道を求める人には最低限の衣食は備わるという。時給だからといって時間通り出勤する女性と1時間前に出勤して準備を完全にして本番にとりくむ、仕事はお客さんに喜んでいただくためにするという仕事観で日報にもお客様の声をしっかり書いておく。こんなことがお客様にも店長にも信任される存在になり時給もあがる。まわりがほっとかないということですね。

 コロナ前はだされていた昼食が密になるいうことで中止されている。途中買ってきたサンドイッチを食すために近くの天拝湖にでかけ湖面をみながら食事。花冷えというのかうすら寒い。そんな中で家族連れが寒い中、レジャーシートをしいてくつろいでいる。子供たちは元気そのもの。

食後、さらに車で10分ばかりの山神ダムにでかける。野鳥は全く出会えなかったがうら寂しいバス停の横に早咲きの桜が咲いていた。いい被写体にであえた。十数分撮影。でかければ何かいいことと出会えるね。15時帰宅。

佐藤愛子の「老い力」を読む。これから残され時間をどうすごすかいろいろ考える中で読んでみた。大正12年大阪生まれ。なんと98歳の怪女。にやにやしながら読ませる本。私と価値判断を同じくする。

人間は死んでも霊が残ると思っておられるようだ。だから生きているうちに恨みつらみ欲望をきっちり浄化しておかないと安らかに冥途に行けない。わかりますね

 昔の女は家庭という小さな囲いの中でいつも何かを磨いていたという。玄関から台所,居間、洗剤のない頃、きれいにきれいにからぶきをし、いぶし銀の光を住まいから発しさせていた。一旦玄関にはいればどういう女性が住んでいるかわかるというものだ。我が愛するワイフもまさにそんな感じだと思う。

昔は男が威張っていて権威もあった。が今はからきしダメで女房の尻にひかれて半面楽をしている。この作家は世間一般の常識をこえた生きざまをしている感じだね。健康法は何ですか、仕事をおえた気休めは何ですかと聞かれてもそんなものはない。温泉もきらいだしデパートでのショッピングもきらい。小説を書いている時が一番楽しいとい。まあ怪女だから読んでいて面白い。人にえらそうに生き方指導などはできはしない。自分はこう思って生きているだけだとのたまう。まことにその通り。結婚は2回しているようだがクイのない作家人生のようだ。98歳になってベストセラーがだせるのだから大したものだ

「道心の中に衣食あり」ですね・・・・


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