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「中納言人柄なども疎ましいところもなくて申し分なし()」
「しかれどもわたしはやめて中の姫人並みにせば嬉しいことと()」
「このお方普通の人であるならば馴染んで気持ち受け入れるかも()」
「一生を独身で行く思いもち涙ながらに夜を明かせり()」
「中の姫寝すめる部屋にもぐりこみ奥の方にて一緒に寝すむ()」
「姉君はおん衣をかけていたわるとかすかに匂う君の移り香()」
「客人は弁のお許を呼び出して姫への伝え申しおくなり()」
「催馬楽の文句のように思われる憂鬱になり1日病める()」
「近づける法事があるのに『病気とは』女房たちは皮肉を言える()」
「中納言文をよこせど元気なく代筆させる大姫なりき()」
「一周忌すんで喪服は脱いだけど落ち着かなくて薄鈍にする()」
「中の姫なまめかしくて髪すけばめでたい器量に苦労を忘る(親代わりとして)」
「中納言人柄なども疎ましいところもなくて申し分なし()」
「しかれどもわたしはやめて中の姫人並みにせば嬉しいことと()」
「このお方普通の人であるならば馴染んで気持ち受け入れるかも()」
「一生を独身で行く思いもち涙ながらに夜を明かせり()」
「中の姫寝すめる部屋にもぐりこみ奥の方にて一緒に寝すむ()」
「姉君はおん衣をかけていたわるとかすかに匂う君の移り香()」
「客人は弁のお許を呼び出して姫への伝え申しおくなり()」
「催馬楽の文句のように思われる憂鬱になり1日病める()」
「近づける法事があるのに『病気とは』女房たちは皮肉を言える()」
「中納言文をよこせど元気なく代筆させる大姫なりき()」
「一周忌すんで喪服は脱いだけど落ち着かなくて薄鈍にする()」
「中の姫なまめかしくて髪すけばめでたい器量に苦労を忘る(親代わりとして)」