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東海林さだおは、三宮のジュンク堂に行くと文春文庫の棚に緑色の背表紙で並んでいる。東海林さだおは漫画家であるが、エッセーをよくし、次から次へと驚くほど多産である。なんでこんなに書けるのか、機会があれば研究したいと思っていた。準備といってはなんだが、古本屋に行って掘り出し物を探していると、このショージ君が大体税込みで105円で売っていることが多い。つい、買ってしまい、10冊以上にはなっている。それらをテキストにすればいいのだが、区切りをつけるため、本日(2008.9.17)更なる1冊を購入した。<東海林さだお自選~なんてったって「ショージ君」~東海林さだお入門>という文庫本である。文庫本であるが、1340ページもあり、厚さにして約5センチにも達し、値段は1,300円もする。
購入する前から「ショージ君をまるはだか」というタイトルが脳裏に浮かび、「はだか、はだか、・・・」と呪文のように唱えながら件の本を買ってしまった。中味はどうでもよかったが、購入後電車の中で目を通すと、今までの本から自選していて、風物詩・旅行鞄・胃袋・日常・身体検査・観察日記・挑戦・大いなる疑問・あの人に会いたい・東海林さだおができるまで、というような章立てで自分を紹介しており、年代的には1976年から2003年までの約27年の軌跡でもあることがわかった。それはさておき、こんなショージ君をどのように裸にしていくか。それが問題であることには、変わりない。
・ 東海林くんの経歴
・ 学歴と漫画家
・ 文章発想の軌跡と文体
・ 漫画家としての発想と文体
・ 文章のどこがいいか
・ 東海林くんのネタ集め
・ どうしたら東海林くんになれるのか
とりあえず、こんなところで書き連ねていくことにしたい。