そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

筒井筒

2008年09月18日 | 日めくり帖
9/18
「筒井筒五つばかりもとりはせで掘りにけるかな芋見ざるまに(新撰狂歌集)」
「筒井筒井筒にかけしまろかたけ過ぎにけらしな妹見ざるまに()」
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総角〔24〕

2008年09月18日 |  / 源氏物語
9/18
「中の姫身の不幸せ考えて鬱々とするまるで死人と()」
「宮からも見舞いがあれど亡き姉の恨みをおもい気が進まない()」
「紅におつる涙もかひなきはかたみの色を染めぬなりけり()」
「山寺の入相の鐘の声ごとに今日もくれぬと聞くぞ悲しき(拾遺集)」
「おくれじと空ゆく月を慕ふかなつひにすむべきこの世ならねば(#179)」
「恋ひわびて死ぬる薬のゆかしきに雪の山にやあとをけなまし(#180)」
「中納言宮を器量をかいかぶり姫に憂き目を見せてしまったと()」
「過ぎし日を取り返したく感じては眠るを惜しみ念誦をしたり()」
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総角〔23〕

2008年09月18日 |  / 源氏物語
9/18
「このように宮がこちらに引籠もり見舞いや祈祷する人たちがある()」
「豊明は今日であったと思い出し風が烈しく雪降りしきる()」
「もう一度もとの体にしてあげて目の前にいて話できたら()」
「風強くあらわに几帳吹き上げて女は皆はずかし隠る()」
「かき曇り日影も見えぬ奥山に心をくらす頃にもあるかな(#177)」
「そばにより『気分はいかが』とたずねては『このまま私のこさないで』と()」
「気分よき時がきたなら話したいしかし消え入る気持ちがませる()」
「お答えの声聞きたくて妹のこと持ち出せば未練をのべる()」
「草木が枯れるがごとくあえなくも亡くなりたまい傷わしきかな()」
「中納言灯りを寄せて顔見れば唯すやすやと眠るようなり()」
「臨終の作法をするに髪もてばさっと匂える薫物の香が()」
「あきらめが中々つかぬ状況もせん方もなく荼毘にふしたり()」
「よろよろと歩みて送る儀式さえあえなく終わり呆然とする()」
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ショージ君をまるはだか(序)

2008年09月18日 | 字余り
9/18
 東海林さだおは、三宮のジュンク堂に行くと文春文庫の棚に緑色の背表紙で並んでいる。東海林さだおは漫画家であるが、エッセーをよくし、次から次へと驚くほど多産である。なんでこんなに書けるのか、機会があれば研究したいと思っていた。準備といってはなんだが、古本屋に行って掘り出し物を探していると、このショージ君が大体税込みで105円で売っていることが多い。つい、買ってしまい、10冊以上にはなっている。それらをテキストにすればいいのだが、区切りをつけるため、本日(2008.9.17)更なる1冊を購入した。<東海林さだお自選~なんてったって「ショージ君」~東海林さだお入門>という文庫本である。文庫本であるが、1340ページもあり、厚さにして約5センチにも達し、値段は1,300円もする。
 購入する前から「ショージ君をまるはだか」というタイトルが脳裏に浮かび、「はだか、はだか、・・・」と呪文のように唱えながら件の本を買ってしまった。中味はどうでもよかったが、購入後電車の中で目を通すと、今までの本から自選していて、風物詩・旅行鞄・胃袋・日常・身体検査・観察日記・挑戦・大いなる疑問・あの人に会いたい・東海林さだおができるまで、というような章立てで自分を紹介しており、年代的には1976年から2003年までの約27年の軌跡でもあることがわかった。それはさておき、こんなショージ君をどのように裸にしていくか。それが問題であることには、変わりない。
・ 東海林くんの経歴
・ 学歴と漫画家
・ 文章発想の軌跡と文体
・ 漫画家としての発想と文体
・ 文章のどこがいいか
・ 東海林くんのネタ集め
・ どうしたら東海林くんになれるのか
とりあえず、こんなところで書き連ねていくことにしたい。

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