そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

総角〔16〕

2008年09月14日 |  / 源氏物語
9/14
「十月の一日頃に声かけて網代も見頃お誘いになる()」
「できるだけお忍びといえ成り行きは大仰になり付添い多し()」
「山里に細々注意をしてあげる中宿りする準備をせよと()」
「中納言の君も立派な果物や肴を届け気遣いをする()」
「一行は船で漕いでは上下して管弦などを賑やかにする()」
「漢詩等作るつもりで博士など召して岸辺で詩をつくりたり()」
「紅葉の枝をかざして吹ける曲を聞きうっとりすれど宮のみうつろ()」
「いかなればあふみの海ぞかかりてふ人を見る目のたえて生ひねば
(源氏物語奥入所引)」
「落ち着けば出かけましょうといいたれば監視の督がお越しになれる()」
「この事態当惑されて興ざめにいまさら渡るも具合悪けれ()」
「中座する機会もなくてつきあえど気持ちが焦りそわそわとする()」
「姫のもと文をあげたり細々と真面目に胸のうちを語れり()」
「目の前にいながら来れぬ状況は貴き人の不便さを知る()」
「中納言山を眺めて反省すあんな前触れ言ったを悔やむ()」
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総角〔15〕

2008年09月14日 |  / 源氏物語
9/14
「おん文は夜があけるごときたるけど通いがなくて大姫なげく()」
「初時雨ふるの山里いかならしすむ人さへや袖のぬるらん(新千載集)」
「例のごとひとつ車でご一緒に山里向けて出発なさる()」
「折が折り大姫君も喜べどやっかいな人一緒に来ると()」
「ありぬやとこころみがてら逢ひ見れば戯れにくきまでぞ恋し(古今集)」
「ものごしに言葉をかわすはたよりなしこの前のごと直に話を()」
「夢にだに見ゆとは見えじ朝な朝なわが面影に恥づる身なれば(古今集)」
「あふことは遠山鳥の目もあはずあはずてこよひ明かしつるかな(花鳥余情所引)」
「中納言三条にあるお館の普請がすめば姫むかえんと()」
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