そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#3.0324-3.0325

2009年06月04日 |  / 万葉集
6/4
「神岳は雷山のことなりき旧都をみては古思ほゆ
(神岳に登りて山部宿禰赤人がよめる歌一首、また短歌)」
「三諸の神名備山に五百枝さし繁に生ひたる栂の木のいや継ぎ嗣ぎに
玉葛絶ゆることなくありつつも止まず通はむ明日香の旧き都は
山高み川透白し春の日は山し見がほし秋の夜は川し清けし朝雲に
鶴は乱れ夕霧にかはづは騒ぐ見るごとに哭のみし泣かゆ古思へば(0324)」
「赤人は情景歌うに優れたり次から次と景色ながれる()」
「明日香河川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき恋にあらなくに(反し歌0325)」
「赤人の昔を思う心根は恋心に似る思いなるらし()」
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万葉集#3.0322-3.0323

2009年06月04日 |  / 万葉集
6/4
「古来より帝がいでまし褒め称え今に続ける道後のお湯は
(山部宿禰赤人が伊豫温泉に至きてよめる歌一首、また短歌)」
「皇神祖スメロキの神の命の敷き座す国のことごと湯はしも多サワにあれども
島山の宣しき国と凝々コゴしかも伊豫の高嶺の射狭庭イザニワの岡に立たして
歌思ひ辞コト思はししみ湯の上ヘの木群コムラを見れば臣木オミノキも生ひ
継ぎにけり鳴く鳥の声も変らず遠き代に神さびゆかむ行幸処(0322)」
「ももしきの大宮人の熟田津に船乗りしけむ年の知らなく(反し歌0323)」
「その昔大宮人が熟田津で船出したのはいつのことかな()」


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