そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#3.0364-3.0365

2009年06月12日 |  / 万葉集
6/12
「この鹽津琵琶湖の北の塩津なり津と思いしが山というなり
(笠朝臣金村が鹽津シホツ山にてよめる歌二首)」
「塩津山敦賀にぬける山なりし多分要所か陸と海との()」
「大夫マスラヲの弓末ユスエ振り起こし射つる矢を後見む人は語り継ぐがね
(歌1/2首3.0364)」
「儀式だが立派に放った金村を後々までも語り継げるか()」
「鹽津山打ち越え行けばあが乗れる馬ぞ躓く家恋ふらしも(歌2/2首3.0365)」
「われが乗る馬が躓く塩津山打ち越え行けど家を恋うらし()」
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万葉集#3.0357-3.0363

2009年06月12日 |  / 万葉集
6/12
「この六首少し霞みて赤人の若いときにと作れる歌か
(山部宿禰赤人が歌六首)」
「繩の浦ゆ背向ソガヒに見ゆる沖つ島榜ぎ廻タむ舟は釣しすらしも
(歌1/6首 #3.0357)」
「縄の浦向かいの島に漕ぎ渡る舟は思うに釣りをするのか()」
「武庫の浦を榜ぎ廻む小舟粟島を背向に見つつ羨トモしき小舟
(歌2/6首 #3.0358)」
「武庫の浦舟の向こうは淡路島帰途につきたる羨もしき小舟()」
「阿倍の島鵜の住む磯に寄する波間なくこのごろ大和し思ほゆ
(歌3/6首 #3.0359)」
「阿倍島で鵜の住む磯に波を見て近頃つとに大和を思う()」
「潮干ヒなば玉藻苅り籠め家の妹モが浜苞ハマツト乞はば何を示さむ
(歌4/6首 #3.0360)」
「潮引けば玉藻を刈ろう嫁さんが土産を乞えばこれを示さん()」
「秋風の寒き朝開を狭野の岡越ゆらむ君に衣貸さましを(歌5/6首 #3.0361)」
「秋風が寒い夜明けに狭野の岡越えんあなたに衣貸したい()」
「雎鳩ミサゴ居る磯廻に生ふる名乗藻の名は告らしてよ親は知るとも
(歌6/6首 #3.0362)」
「鶚いる磯にありたる名乗り藻のように教えて親が知るとも()」
「雎鳩居る荒磯に生ふる名乗藻のよし名は告らせ親は知るとも
(或ル本ノ歌ニ曰ク #3.0363)」
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