そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#3.0379-3.0380

2009年06月17日 |  / 万葉集
6/17
「久かたの天の原より生れ来にし神の命奥山の賢木の枝に白紙付く
木綿ユウ取り付けて斎瓮イハヒヘを斎ひ掘り据ゑ竹玉を繁シジに
貫き垂り獣シシじもの膝折り伏せ手弱女タワヤメの襲オスヒ取り
懸けかくだにも吾は祈コひなむ君に逢はぬかも(大伴坂上郎女が
祭神カミマツリの歌一首、また短歌 #3.0379)」
「大伴は天忍日が始祖なりき祀るあれこれここに書かれり
(天平五年十一月のこと)」
「木綿畳ユウタタミ手に取り持ちてかくだにも吾は祈ひなむ君に逢はぬかも
(反し歌 #3.0380)」
「木綿を手に持ちてこんなに祈るのは君に逢いたく思いしことよ()」
「この歌は氏神様に軽い気で作り供える歌といいたり
(右ノ歌ハ、天平五年冬十一月ヲ以テ、大伴ノ氏ノ神ニ供ヘ祭ル時、
聊カ此歌ヲ作ル。故レ祭神歌ト曰フ)」
「祭神カミマツリ歌といえども恋歌のように響けり本当はどっち()」

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万葉集#3.0378

2009年06月17日 |  / 万葉集
6/17
「昔看ミし旧き堤は年深み池の渚に水草ミクさ生ひにけり
(山部宿禰赤人が、贈太政大臣の藤原の家の山池を詠める歌一首 #3.0378)」
「昔みた古い堤は年を経て池の渚に水草はえたり
(この池は今の法華寺ありしとこあるといえどもどこかわからず)」
「養老の四年720に不比等亡くなれりそれから幾年たちて詠える()」
「赤人が不比等の家の池を詠む主亡くなり水草はえると()」
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