そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

銀杏

2010年11月16日 | 字余り
11/16
昨日すぐ下の妹の七回忌の法事にいってきた。拡張性心筋症を患って5,6年の闘病のあと逝ってしまった妹である。日曜日の夜、家族で鍋をつついたあと、就寝のため電気を消してベッドに入ってまもなく、発作に襲われて意識不明に陥った。移植などの道もあったろうが、薬による治療を選び日常の家事をしながら療養していた。そんな妹だったが、もう七年になる。
今日話題にしたいのは、その下の妹で、この妹も小さい頃は心臓が悪かった。体育などの授業はいつも見学で運動会で1等賞や2等賞をもらってくる兄弟が羨ましかった、とのこと。成長と共に心臓の方はよくなり今は何の支障もなく生活をしている。
この妹がここ数年朝市に凝っていて毎週土曜日に農作物や毛糸の帽子、お漬物などを出店して小銭を稼いでいる。忍者の里に近いため、猿や猪、狸や狐、最近は第二名神の建設で追われた鹿なども出没する田舎での朝市である。人など来るものか、と思いきや、開店前から人が並ぶらしい。新鮮な野菜が安く手に入るということで、すこしはなれたところからマニアが来るとのこと。これらマニアの嗜好を考えながら出店のネタを探しているのである。最近のヒットは銀杏ということだ。朝・昼・夕方と収穫のタイミングを虎視眈々と待つらしい。棒とか竿で叩き落とせるような高さではなくべらぼうに高いらしい。風が吹き落とすタイミングを見て採りにいくらしい。その銀杏を洗って、調理法のPOPと一緒にパックに入れて販売する。紙袋に塩とともに入れて約2分間チンすると香ばしい銀杏が出来上がるのである。うまかった!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅葉

2010年11月16日 | 日めくり帖
11/16
「カオさんの庭の紅葉は今盛り思わず仰ぐみごとな緋アカに()」
「この緋アカは植物園のもみじ葉も染まる頃にはなれる頃かな()」
「短くも通り抜けらる紅葉あり羞恥催す還暦のわれ()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万葉集#8.1597-8.1599

2010年11月16日 |  / 万葉集
11/16
「秋の野に咲ける秋萩秋風に靡ける上に秋の露置けり (大伴宿禰家持が秋の歌1/3首 #8.1597)」
「秋の野に咲く秋萩が秋風になびける上に秋露下りる()」

「さ牡鹿の朝立つ野辺の秋萩に玉と見るまで置ける白露 (秋の歌2/3首 #8.1598)」
「牡鹿が朝立つ野辺の秋萩に真珠のような白露がある ()」

「さ牡鹿の胸ムナ分けにかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去ぬる(秋の歌3/3首 #8.1599)」
「牡鹿が体で分けたせいなのか秋萩散って盛りすぎたか()」

「物色は自然の景色のことらしい萩や露など対象なりき(右、天平十五年癸未秋八月、物色ヲ見テ作メリ。)」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする