そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

人間小唄1[1-5]

2010年11月18日 | 字余り
11/18
町田康の『人間小唄』を買った。書評かなにかに短歌でよみとく…とフレーズがあり、それにつられたのだが、それにつけても町田氏の書いているものは分かりにくい。以前、『くっすん大黒』という小説や『土間の四十八滝』という詩集もトライしたが、ページは繰るものの途中で投げてしまった。なんか落ち着かなくて生理的にも沁みてこないのである。町田氏がパンクという音楽をやっていて歌詞の流れで文学に入ってきたのは確かだが、いろいろな文学賞を手にしているところからすると、まっとうな文学者なんだろうけど、わからない。わからないと落ち着きが悪いのでもう少し付き合っていくが少し見方を変えていかなくてはならん。
そもそもこの人間小唄というのも、登場人物の名前からして読めない。意図的にふりがなも振っていないように見えるが、読めたあかつきには、全体にかかっていたモヤみたいなものが沈んで、中味がわかればいいが氷解するとも思われない。
さて、どうするか、どうしたらいいかわからない、……
冒頭の五首は次のとおりである。解釈は別に、
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「濃い夏のその濃さゆえの濃い顔のナチュラルメイクこそぎとりてえ()」
「高空を飛ぶ聖マリーの義を越えてなにとも手足高くなってください()」
「上人の真摯な食事は熱量です。きみ残光をなめてください()」
「貧困は男根ですよと言いきるとき団塊オヤジきみの脚をみている()」
「どぼ池に糸を垂らせど釣果なしジンギスカンを食したりけむ()」
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万葉集#8.1602-8.1603

2010年11月18日 |  / 万葉集
11/18
「山びこの相響トヨむまで妻恋に鹿鳴く山辺に独りのみして (大伴宿禰家持が鹿鳴シの歌1/2首 #8.1602)」
「山彦が響くくらいに妻恋に鹿鳴く山辺一人で聞けり()」

「このごろの朝明に聞けばあしひきの山を響もしさ牡鹿鳴くも (鹿鳴シカの歌2/2首 #8.1603)」
「最近の朝方耳を澄ませれば山を響かせ牡鹿が鳴く ()」

「(右ノ二首、天平十五年癸未八月十六日ニ作メリ。)」
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