2014/04/08
「天降りする邇邇芸は笠紗で麗しき乙女に逢いて名を聞ける
(1乙女は神阿多都比売と答える:又の名は、木の花の佐久夜比売[大山津見神の娘]
,2あんたには姉妹はいるかと聞く:姉の石長比売がいると答えた
,3結婚したいがといえば:答えられない。父さんに聞かなくちゃという
,4大山津見に申し込んだら喜んで承諾:石長比売を添えて、百取の机代の物を持たせて結婚させたが
)」
「その姉はいと醜くて返される木の花の佐久夜比売だけおきて麻具波比
(1大山津見はいたく恥じて:理由をいえる
,2石長比売:御子の世が幾年月も石のごと常磐に続き堅磐なれよと
,3木の花の佐久夜比売:木の花の栄えるごとく栄えんと思ったのに
,4石長を返し木の花の佐久夜比売だけ残した:邇邇芸の命は花の命のように短くなるでしょう
,5このときから今に至るまで:天皇スメラミコトたちの命が長くないのでしょう
)」