2014/04/26
「宇陀を出て忍坂オサカにきたら尻尾ある土雲と逢う八十建ヤソタケルといふ()」
「忍坂とは長谷口あたりのことらしい斜面に穴堀り土雲いたり()」
「伊波礼毘古 御饗をたまう八十建に各々オノモオノモに膳夫カシワデをつけ()」
「膳夫カシワデに太刀を持たせて御饗させ歌聞こえなば切りかかれよと()」
「忍坂の 大室屋に
人多に 来入り居り。
人多に 入り居りとも、
みつみつし 久米の子が、
頭椎クブツツい 石椎イシツツいもち
撃ちてしやまむ。
みつみつし 久米の子らが、
頭椎い 石椎いもち
今撃たば善らし。
(歌謡#11)
「忍坂の 大室屋に 人多に 来入り居り。 人多に 入り居りとも、 みつみつし 久米の子が、 頭クブ椎い 石イシ椎いもち 撃ちてしやまむ。()」
「忍坂オサカなる土雲多にあろうとも久米の軍イクサが根絶やしにせん()」
「みつみつし 久米の子らが、 頭椎い 石椎いもち 今撃たば善らし。()
「いかめしい久米の軍が頭椎クブツツイ・石椎イシツツイもち今こそ撃たん()」
「この歌を歌えば久米が太刀抜きて一時にかかり打ち殺したり()」
「みつみつしは久米の子らへとかかりたる枕詞でイカメシ・ツヨシ()」