wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

新治市民の森ー3

2025-04-05 07:46:42 | 遊園地・公園・遊び場

新治市民の森に行ってきました、3回目です(2025年3月30日)。

この森を歩くこと3回目にして、ようやく中心部の奥にたどり着きました。

 

この日は、森の北東にある向山入口から入ります。

 

クマザサが群生していますが、横浜ではめずらしいそうです。

 

竹林も規模が大きいです。

 

地図で見ると、北東のC-5(向山入口)から入って、3の向山を通って、中央部の現在地と書かれたところまで来ました。そこから南へ向かって歩きます。

 

けっこう大きな池がありました。地図には池とは書かれていないので、季節によっては湿地帯になったり、干上がったりするのかもしれません。

 

森の中央部は完全に雑木林です。周縁部にスギ林が多いように思います。

 

森の南には尾根に沿って道が通っていて、尾根道とよばれています。

 

桜が咲いている丘がありました。下のほうの黄色い花の木はなんでしょうか。奥のほうに見える山は、美保市民の森と思われます。

 

森の西にあるみはらし広場に着きました。ここには、森唯一の駐車場があります。

 

丸山という丘の近くでは、桜が満開です。山桜なのか、品種はちょっとわかりません。

 

池ぶち広場近くには、このような浅い池というか湿地帯があります。おそらく、以前田んぼだったところが自然に還りつつある状態のように思います。

 

池の中にいるのは、メダカではないでしょうか。少し前まで、野生のメダカは絶滅が危惧されていましたから、とても貴重です。

 

オタマジャクシもいます。この森にはニホンアカガエルが生息しているということなので、それかもしれません。

森を歩くだけでなく、ふだん都会に住んでいると出会うことのないこうした生物たちを観察できるのも、とても楽しいことです。


新治市民の森ー2

2025-03-15 07:43:45 | 遊園地・公園・遊び場

新治市民の森に行ってきました(2025年2月)。

横浜で一番広い森です。この森を歩くのは今回2回目ですが、かなり深いので、まだ全貌は見れていません。森や山を歩く習慣があると、自然治癒力が高まって、心と体が健康になるんじゃないかという気がしています。私はまだ読んでないですが、ちょうど「グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか(河原千賀 )」という本が出ました。それによると、米国のビジネスエリートたちは、休日には森や山をハイキングするのだといいます。彼らはどん欲だから、それが心身の健康にいいという知恵を得てさっさと生活に取り入れているのでしょう。

 

森に入る前に、「にいはる里山交流センター」に寄ります。写真は、管理事務所のエントランスホールで、イベントのチラシや市民の森の地図などが置かれていました。

 

こちらは、つどいの家で、朝市やイベントが行われるようです。それから、旧奥津邸という古い日本家屋が残されているのですが、またの機会に見ることにします。

 

ここから、森に入っていきます。

 

森の地図が掲示されています。南北逆転しています。下のほうの赤く書かれた現在地に今います。ここから入って、右側のみはらし広場まで行って、下のほうに向かって歩いて、現在地のあたりに戻るというコースで歩きました。森全体からしたら3分の1くらいのエリアしか歩いたことになりませんが、それでもたくさん歩いた満足感がありました。

 

歩いてみると、杉などの針葉樹林や、

 

竹林もあり、

 

雑木林が一番多く、様々な景観が見られます。

 

みはらし広場に着きました。ボランティアのおじさんたちが、手作りの木工品などの販売をしています。

 

みはらし広場から、さっきの地図の下方向に歩くと、長い森を通過したのちに、谷戸田(やとだ)に出ました。今も稲作が行われているようです。田んぼの水は、もしかしたら山の湧水が使われているかもしれませんが、よくはわかりません。横浜の江戸・明治時代くらいまでの原風景といったかんじです。

 

田んぼからは、水路が下流に向かって流れています。

 

森の外に出ました。さっきの出発地点のあたりに戻りました。小規模の畑作が行われていて、どこの田舎?というくらいの里山の景観があります。

とても良い気分で森歩きができました。


新治市民の森に行く

2024-12-07 08:01:43 | 遊園地・公園・遊び場

新治市民の森に行ってきました(2024年12月1日)。

横浜市緑区にある新治市民の森は、70ヘクタール(東京ディズニーランド1.4個分)と市内で最大面積の「奇跡の森」とも言われる樹林です。平成12年開園なので比較的最近になって整備・公開がされた公園のようです。横浜線十日市場駅から歩いて20分の距離にあります。もともとこのあたりは森林が多かったので緑区と名前が付けられたということですが、広大だった森林は現在、宅地開発によって、新治市民の森、美保市民の森、県立四季の森、ズーラシア、横浜動物の森公園などに分断されています。

私の実家のある茨城県筑西市には新治(にいはり)という地名が古くからあり、新治(にいはり)駅を使い、新治(にいはり)小学校に通っていましたが、横浜のここは新治(にいはる)と呼ぶそうで、その呼び方になかなか慣れないです。

 

横浜線十日市場駅を出て南口商店街を歩いていきます。日曜日の13:30くらいですが、人通りが少ないです。

 

やがて、集合住宅地となり、

 

分岐点から森へと向かう道に入ります。

 

左の森と右の住宅街が、細い道とフェンスで区切られているところを歩いていきます。

 

車道に出て歩いていくと、右側に横浜創英大学というのがありました。横浜創英中学・高校はうちの近くにあるのですが、大学もあったとははじめて知りました。このあたりには、他にも大学や学校がたくさんあるようです。

 

市民の森の駐車場。ここから森に入ります。駅から歩いて30分くらいかかったでしょうか。

 

にいはる森工房というところで、おそらく森の木を伐採して作った工芸品的なものが展示販売されていました。

 

新治市民の森の地図。アフリカ大陸?心臓?のような形。この日は、左のほうに赤く示された現在地から右上のほうの新治小学校に向かって歩きました。森のほんの一部です。

 

丹沢なんかにもありそうな、いい感じの山道です。原生林というより、里山の林です。

 

照葉樹林。手入れがされているのでしょうね。下草にもあるていど光が届いています。

 

紅葉もきれい。

 

池ぶち公園近くの、池というか湿地帯。

 

くぬぎ広場。

 

紅葉が日にあたっていっそう映えています。温かくなったら、ここで簡易テントとか開けそうかな。

 

くぬぎ広場のあたりから、民家が増えてきました。森と私有地がモザイク状になっているのです。

 

田んぼがあるのも珍しいです。

 

横浜市立新治(にいはる)小学校に着きました。私が卒業したのは筑西市立(旧協和町立)新治(にいはり)小学校です。

今回私が歩いたのは、池ぶちルートといって、森のほんの一部です。他にも様々なルートがあるようなので、今後歩いてみようと思います。丹沢や鎌倉アルプスまで行かなくてもお手軽に森林浴ができる、いい場所が見つかりました。


4月の港の見える丘公園~山下公園

2024-04-27 08:07:57 | 遊園地・公園・遊び場

家族のイベントがあったので、港の見える丘公園にあるカフェに行って、山下公園まで歩いてきました(2024年4月14日)。

 

みなとみらい線の元町・中華街駅で下りて、エスカレーターで上るとそのままアメリカ山公園に出ます。

 

今回は、公園や庭園の紹介が多いので、イギリスのエレクトリック・ポップ・バンド、デペッシュモードのマイ・シークレット・ガーデンをかけてみます。1982年の作品で、My secret garden is not so secret anymore.(僕の秘密の庭はもうそんなに秘密じゃないよ)と歌う曲です。

My Secret Garden (Remastered 2022)

 

アメリカ山公園から南に歩いて、スペイン風のアパートのある交差点を左折すると、

 

港の見える丘公園にあるKKRポートヒル横浜に着きました。国家公務員優待のホテルですが、

ここのカフェ&レストラン「山手ローズテラス」が目的地です。

 

ローズテラスに入る前に、港の見える丘公園の展望台を見てみます。

 

展望台広場から見たKKR。

 

花壇がきれいです。

 

展望台からの横浜港の眺め。

 

山下ふ頭から南極観測船しらせが離岸しようとしています。手前には解体中のガンダムファクトリーが見えます。

 

大さん橋にはクルーズ客船「セレナーデ・オブ・ザ・シーズ(293m、9万トン)」が停泊していました。10年ほど前まではよくクルーズ船ウォッチングをしていましたが、最近は行っていないですね。

 

ローズテラスに入りました。目的は、このイングリッシュ・アフタヌーンティーです。量が多いイメージがありましたが、昼食代わりに摂れば、サラッと食べられました。

 

よくできているローズジュレ。

 

ドリンクは飲み放題なので、ダージリン、写真のローズティー(香り良し)、アイスティー、セーデルティーといろいろ味わいました。

 

ローズテラスを出て、港の見える丘公園を散策します。神奈川近代文学館では橋本治展をやっています。学生時代にはまった作家なので、今度見に来ようかな。

 

フランス山地区を通って、山下公園に向かって下りていきます。

旧フランス領事館公邸遺構。

 

山下公園に来ました。水の階段。スペイン(ガウディ)風かな。

 

石のステージ(いちいちそんな名前を知っているわけではなく、あとで調べて書いています)。

 

山下公園ではなにかイベントをやっています。

セレナーデ・オブ・ザ・シーズ。今でもクルーズ客船を見るのはきらいじゃないですが、他のことに時間を使いたいというかんじです。


東京港野鳥公園に行く

2023-12-02 08:00:22 | 遊園地・公園・遊び場

東京港野鳥公園に行っていました(2023年11月19日)。ここも前から一度見てみたいと思っていた場所です。東京港の港湾・流通施設で埋め尽くされた場所に、どんな形で野鳥のための公園が保全されているのだろうかという興味です。

 

京急線平和島駅から環七通りをひたすら東に向かって歩きます。京浜運河を渡ります。

 

30分ほど歩いて着きました。東京都野鳥公園の入口です。

ちょうど、東京港野鳥公園里地里山フェスティバルというのをやっていたため、入園料300円が無料になりました。

 

ここがフェスティバルのイベントの中心。

 

この公園は、東側と西側のエリアに分かれています。

 

まずは橋を渡って、東側エリアから見て行きます。前を歩いているのはレンジャー(日本野鳥の会)の人のようです。超望遠レンズをつけたカメラを持っています。焦点距離が、600mmとか800mmとかあるんですよね。私のカメラのズームレンズは18-55mmだから、全然遠くは写せません。

 

池の周囲をこのような茂みが囲んでいます。

 

ネイチャーセンターという4階建ての観察基地みたいな建物があります。

窓から池が観察できます。ところどころに望遠鏡も装備されています。

窓から見る「潮入りの池」。

羽田空港が近くにありますから、ひんぱんに着陸しようとする航空機が飛んできます。

たくさんいるのはカモ類のようです。

 

ネイチャーセンターのB1Fには干潟遊歩道というのがあって、干潟の上を歩いて周れます。

カニがいました。もっと暖かい時期にはカニがたくさん見れるそうです。

 

観察小屋というのが園内に4か所あります。

のぞき窓が作られていて、鳥たちを驚かさないようにして観察できます。

こんなかんじで見えますが、超望遠レンズなら鳥の姿がそうとう精細に見えるのでしょう。

 

東観察広場から見える東淡水池。据付けの望遠鏡で木にとまるノスリの姿を見ることができました。ガイドの方の話では、オオタカが飛んでくるのも見えたそうです。

 

西側のエリアにやってきました。西淡水池が見えます。

アオサギかな?

 

こちらはゴイサギ。私のカメラでは、最大に拡大してこのくらいです。やはりここはセミプロの写真好きのための場所。私だったら、地元の入江川せせらぎ緑道の方がいい写真撮れるな。

 

園内では田んぼでイネが栽培されていて、刈り取られた後のようです。

不耕起栽培、無肥料栽培、持続可能な農法と書かれています。米国のような大規模農業にはコスト的に太刀打ちできない日本には、こういう古くて新しい農業がこれから重要になっていくんじゃないでしょうか。農薬や肥料を使って行なう安易な農業より、ずっと高度な技術や革新が必要とされそうです。

 

帰り道、また京浜運河を渡ります。今日はだいぶ歩いて疲れたので、途中でバスに乗って平和島駅まで戻りました。