セレブリティ・ミレニアムが横浜港大さん橋に来ていたので見てきました(2016年9月18日)。
用を済ませた帰り道に寄ってきただけなので、近景は撮っていません。スマホでの遠景の写真のみです。
セレブリティ・ミレニアムのデータは以前紹介したものを参照願います。
赤レンガ倉庫の向うに泊まっています。
赤レンガ倉庫の敷地に設置された会場では、ソウル・キャンプ2016なる野外フェスをやっていました。
会場越しに船が見えます。
ソウル・キャンプのDJがかけるマイケル・ジャクソンやプリンスの曲が反響して船から聞こえてくるようなおもしろい効果がありました。
セレブリティ・ミレニアムはきれいです。船体の白と紺のカラーがモノトーンな感じの曇り空に溶け込んでいました。
大さん橋にやってくるクルーズ船の中ではいちばんカッコいい船だと思いますが、いかがでしょうか。
私の誕生日は8月29日である。同じ誕生日の有名人にはどんな人がいるのか調べてみた。まず出てくるのが、マイケル・ジャクソン。たしかにビッグスターだが、音楽的にはあまり趣味じゃないし、なにより精神を病んだ人だった。そして、タレントのYOU。彼女は生年月日までいっしょだ。だけど、うーんちょっとね、という感じである。もっと調べて出てきたのが、エリザベス・フレイザー。元コクトーツインズのボーカリストで好きなバンドであり、むかし来日コンサートに見に行ったこともある。私はイギリスの歌姫の一人だと思っている。これはうれしい。次に見つけたのが、川上未映子。芥川賞受賞作家で、どうやら新時代の日本文学を作っているらしい。こりゃあ、どんな小説を書いているのか読んでみなきゃならないと思って読んだのが、この「乳と卵」である。
この本には、芥川賞受賞作の「乳と卵」と近い時期に発表された「あなたたちの恋愛は瀕死」の短編2編が収められている。文庫版で133ページなので、あっという間に読めてしまう。よく、文体が読みにくいという評があるが、私にはそんなことはなかった。関西弁と、読点で区切られて長く続く文章の形態は、慣れれば小気味よく読めるし、独特の味わいもある。「乳と卵」にはまともに男性が出てこない。もはや女性だけで世界が描かれている、そこが新しい文学だと言われている理由の一つかもしれない。いちおう姉の娘には父親がいるのだが、自分勝手な利己的な人間のように描かれている。この小説の主題は、母と娘の間の心の葛藤、いいようのない親子愛だと思うので、それをこの短い小説の中で浮き上がらせようとすると男性が出てくる余地はなかったのかもしれない。
「あなたたちの恋愛は瀕死」では、主人公の女性は、男性を恋愛の対象というより、1回限りの性交の相手としてのみ夢想する。そして、見つけた男性に声をかけたあと、衝撃の結末が訪れる。どうやら生物学的には、目の前に現れた異性に対しては、求愛するか攻撃するかという両極端な反応をするようであり、ショウジョウバエの研究では、ある1種類の脳細胞のスイッチがオンになるかオフになるかだけで、相手を求愛するか攻撃するかが決まるそうである。
2編とも男性は生物学的オスとして描かれており、それはそれでおもしろいのだが寒々とした世界観である。
今年の春夏、昼と夜に小網代の森に行ってきた。そのコンパクトながらも素晴らしい景観に私は感動した。
源流から海までの生態系がまるごと残された谷と言われている。本書では、三浦半島にある奇跡の自然、小網代の森を再生してきた中心人物である岸由二たちによって、その保全の歩みについて始まりから現在に至るまでが紹介されている。岸由二氏は、動物行動学の日本における第一人者である日高敏隆先生たちとともに、生物学の名著といわれているリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」を翻訳したりしている。慶応大学の生物学の教授(現在は名誉教授)でもあり、学究肌の方なのかと思いきや、研究よりも自然保護を実践することに意欲を燃やしてきた方であった。岸氏はあるとき小網代を案内されて一瞬で虜になり、ここの自然保護に身を投じることを決める。それ以来、小網代の自然保護の先頭に立ってきた。
その小網代の森の保全のやり方は、開発する企業や自治体を悪者にしないで協力して進める、自然を手つかずで放置するのでなく大胆に人の手を入れる、政治運動とは手を組まない、といった手法である。巻頭に小網代の風景や生物たちのきれいな写真がたくさん入っていて、その中に小網代の自然再生のための作業のようすが写っている。それを見るとかんぜんに土木作業であり、おもわず庭園デザイナーの仕事みたいだと思ってしまった。しかしこういう作業によって干上がった大地が湿原へと戻り、生物多様性が高まり、豊かな自然が回復するのである。こうした考え方は、新たに出てきた景観生態学という学問とも一致するようである。
ところが、こうした自然保護のやり方を批判する人たちがいるというのである。「自然好き」「生き物のプロ」を自認するプライドの高い訪問者の中には、「小網代の回復作業は自然破壊だ」「自然の再生は自然をそのまま放置しておくのがよいはずだ」と叫ぶ誤解と無理解が深く広がっているという。かくいう私も大学では生物学を専攻し、生態学の授業(30年前の)も受けていたが、人の手を入れて再生作業を行って生物多様性を回復していくという自然保護の考え方は今回初めて知ったことである。無知というのはおそろしいものだが、こうした方法の正当性を科学的に実証してわかりやすく示していく科学者側の努力も必要なのだろうと思った。
JR根岸線本郷台にある「あーすぷらざ」で、リオデジャネイロ・オリンピックにちなんだイベント「集まれアミーゴ!リオdeキッズ広場」をやっているということで、家族でのぞきに行ってきたのでした。そして、先日テレビで金沢まいもん寿司という回転寿司のお店が紹介されていましたが、調べてみると横浜にもこのお寿司屋さんの支店があるではないですか。本郷台のとなり駅、港南台駅から歩いて行けるところです。そこでは金沢のお寿司が食べられるということなので、ようすを見に、それから娘の誕生日(9月6日)祝いも兼ねて行ってきました。
あーすぷらざ、正式名称は神奈川県立地球市民かながわプラザ。
吹き抜けのホールが立派です。
子供向けのスタンプラリーに参加。
ブラジルにまつわる知識を教えてもらいます。
ここではジャンプして、最後のスタンプをもらいます。
ここが、リオdeキッズ広場。
スポーツにちなんだ遊びができる場所です。
東京オリンピックのポスターが飾られていました。
私の生まれた年です。
クラウチングスタイルのスタートをやってみたり。
金メダルをかけて表彰台に上ったり。
ブラジルの地名がたくさん出てくるスゴロクをやってみたり。
そして、港南台に移動。
金沢まいもん寿司の入った港南台グラスコートです。
「まいもん」とは金沢弁で「うまいもの」の意味です。
5時ごろ行ったら、すいててとても入りやすかったです。
でもすぐ満席になって、帰る7時ころにはけっこう並んでいる人がいました。
これは、五貫盛り加賀百万石握り、1300円。のど黒、甘えび、かに身、ばい貝、富山白えび軍艦がつきます。九谷焼の皿に載っているのがありがたいです。
これ食べて、ひとまず金沢らしさを満喫します。あとはいろいろとお好みで北陸のネタを楽しみ、加賀の日本酒もうまくて、とやっているとけっこうな値段になりました。金沢で食べるより3~4割増しくらいな値段にはなりますが、横浜で食べられるということがうれしい。まあ、今日のようなお祝いの日にはいいでしょう。
暑い夏休み中に、娘にアイススケートを体験させてあげようと思って、夏休みも最後になって行ってきたのでした。反町駅か東神奈川駅から歩いて行ける横浜銀行アイスアリーナは2015年12月にリニューアルオープンしました。私は、20年くらい前にここに来たような記憶があります。それ以降まったくアイススケートをやったことはなく、ほとんど初心者に近いです。妻もそんなもんです。
まずはレンタルしたスケートシューズに履き替えます。
メインリンクのようす。
ここに来ている人はみんな上手ですよ。ひゅいひゅいすべってます。
この奥のほうの人が集まっているところが小さいサブリンクで、そこで手すりにつかまって歩く練習をして、
メインリンクに移って、手をつないでゆっくり歩く練習。このころは、手すりにつかまらなくても大丈夫になりました。
メインリンクの休憩タイムとなり、こんな車が入ってきて氷面をメンテしていきます。
どうも表面を溶かしているようです。
再凍結すると表面がツルツルになるというわけです。
1、2時間練習すると一人でも歩けるようになりました。まだすべっているという感じはしませんが。
親子ともどもこのくらいの進歩です。
スケートシューズが硬くて足が痛くなってきたので、このへんで終了。
またそのうち、やってみましょう。