wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

しながわ水族館に行く

2015-03-28 22:15:58 | 動物園・水族館
しながわ水族館に行ってきました(2015年3月22日)。

動物園・水族園スタンプラリーに参加したらなんか勢いづいちゃって、スタンプラリーは終わったのにまた水族館に行ってきました。品川と言えば品川駅前にあるエプソン品川アクアスタジアムがよく知られていると思うのですが、ほんとうはここは港区です。品川区にはしながわ水族館というのがあります。昔はこの二つの水族館の区別がついていませんでしたが、全く別の水族館だと知ったのはわりと最近のことです。京急線の大森海岸駅から歩いて8分という便利なロケーションにあります。東京の動物園や水族館はみんな鉄道でのアクセスがいいのがうれしいところです。娘と二人で訪問してきました。


しながわ区民公園というところに、海水を引き込んだ池があってなかなか気持ちのいいところです。
向こう側にレストランと水族館が建っています。


水族館の入口。


ここの目玉のアザラシ館のアザラシ。


イルカ・アシカスタジアムで、ショーの合間のイルカの様子。


トンネル水槽の大ガメ。


クラゲ。


色鮮やかな魚たち。


淡水の大型魚。


けっこう大きなサメがいました。


出口を出て見る水族館の外観。
今、エプソン品川アクアスタジアムのほうが改装で休館中のためか、ここ、しながわ水族館は混んでいました。そのせいもあってか少し狭く感じました。コンパクトに館内を廻れるというメリットはあるのですが。個人的には葛西臨海水族園のほうが数倍好きですね。


公園の池に海水を取り込んでいるところ。
他にも子供用の公園もあったりして、一日遊べるところです。

ローマ出張の旅-ローマ到着編

2015-03-21 12:59:52 | ローマ
不定期で、2年前のローマ出張時の旅の見聞を振り返っています。
今回はローマ到着編(2013年10月6日)。


パリ・シャルルドゴール空港で乗り換えます。
スタイリッシュな待合室。


空路アルプス越えで、フランスからイタリアに入ります。
遠方にとがった山が見えます。


ローマ・フィウミチーノ空港で鉄道に乗り換え。


電車の車内の構造は日本とずいぶん違います。


ローマ・テルミニ駅に到着。


さらに地下鉄に乗り継いで、ホテルに到着。
窓からサン・ピエトロ寺院が見える、巡礼者が泊まっていそうなホテル。


部屋の様子。


中庭を隔てたホテルの向こう側。
なんともクラシックなたたずまい。


見慣れない木が生えています。


夜、街に出る。
左側はヴァチカン美術館。


土産物屋か。


カフェ。

上野動物園でスタンプラリーをフィニッシュ

2015-03-15 09:52:31 | 動物園・水族館
上野動物園に行ってきました(2015年3月7日)。

ほとんど動物園マニアのようになっています。
上野動物園に行くのはこれで4回目、今回は娘と二人で行ってきました。
ときどき小雨も降る寒い中、風邪をおしての強行軍でなんとか「動物園・水族園スタンプラリー&フォトコンテスト2015」で4園全てのスタンプをそろえることができました。


表門から入る。


東園食堂で昼食をとって、西園に移動中、いそっぷ橋からの不忍池の眺め。


子ども動物園のヤギ。


両生爬虫類館に入ります。


大きなワニ。
しかし、館内が高温多湿で娘が嫌がるため早めに退出。


モノレールで東園に移動。


木の枝で戯れるホッキョクグマ。




タンチョウヅルがダンスを披露してくれました。
学生時代、タンチョウヅルのダンスを解析した動物行動学の本を読んだことがあります。
つがいを結ぶための象徴的な行動だったと思います。


全部そろった4園とその最寄り駅のスタンプ。


そして4園のスタンプがそろって頂いたマグカップ。
娘がライオンの絵のものを選びました。

多摩動物公園に行く

2015-03-08 13:26:56 | 動物園・水族館
多摩動物公園に行ってきました(2015年2月28日)。
東京都の「動物園・水族園スタンプラリー&フォトコンテスト2015」の3園目のスタンプをもらい、賞品もゲットしました。


ここ多摩動物公園にはよそにない特徴的な施設がたくさんあります。


お昼をカフェテラスで食べました。


その目の前の放飼場では、たくさんのキリン、シマウマ、シロオリックスなどが動き回っていて、なかなかぜいたくなランチとなりました。


ここには他の動物たちに混ざってアオサギたちがいるのですが、どうやら勝手に集まってきた野生の鳥のようです。


アオサギは営巣もしています。
動物園の中はよっぽど住み心地がいいんでしょうね。


ここ多摩動物公園の目玉はライオン園のライオンバスでしょう。


1964年5月にライオンバスの運行が始まったようです。
あまり記憶が定かではありませんが、子供のころこれに乗せてもらったような気がします。




ご覧のとおり、迫力満点。



「もぐらのいえ」もユニークです。
地下に生息しているもぐらを部屋中に巡らせたトンネルに住まわせて、我々にも観察できるようにした施設です。



ウォークイン・バードケージでは大型の鳥をケージの中を歩きながら見ることができます。


シャトルバスで園内の西側に移動します。


オランウータンのケージにて。子供かな。


正門のすぐ近くを多摩モノレールが走っているので、アクセスはしやすい場所にあります。


スタンプラリーでゲットした賞品。
左は2園分のスタンプでもらったクリアファイル。右は3園分のスタンプでもらったマグネットフォトフレームです。
4園目でフィニッシュですが、はたして最終日の3月8日までに廻れるか?

書評「内向型人間の時代(スーザン・ケイン)」

2015-03-01 07:56:46 | 書評(脳科学・心理学)


この外向型人間中心の世界で、内向型の人間はどうやって生きていけばいいのか?内向型は外向型に比べて劣っているのか?どうして内向型人間はそうなったのか?この本ではそんな疑問に対して、多くの研究報告や取材を通して丁寧に説明していく。

私は根っからの内向型人間だ。本書には内向型か外向型かを判断する質問が設定されており、20問中〇の数が多いほど内向型である確率が高く、〇の数がほぼ10であれば両向型かもしれないという。問いてみたら〇が15個あったので、私は間違いなく内向型だ。だからこんな本が出るのを待っていた。心理学的には内向型・外向型という分け方はそんなにオーソライズされたものではないらしい。著者は、心理学者でも精神神経医でもない。元弁護士で、著述業に転身した人である。だからこそ、学問的にとらわれずにこのような本が書けたのだろう。

話題が多方面にわたっていて、論理展開の仕方がやや冗長な感じもしたが、多くの示唆に富んでいる本である。
例えば次のようなことがポイントとして挙げられるかもしれない。

・この社会は外向型が理想とされている。とくにアメリカはそうであるが、実際には1/3から1/2のアメリカ人は内向型である。内向的だと過小評価されるし、劣等感を感じやすい。
・しかし、ニュートン、アインシュタイン、ショパン、スピルバーグ、ガンジーといった内向型の人々は内向性ゆえに偉業を成し遂げてきた。
・ジェローム・ケーガンの研究によると、生後4か月の乳児期に刺激に対して高反応の子は将来内向的になり、低反応の子は将来外向的になる確率が高いという。ということは、内向性・外向性は生後ずいぶん早い時期に決まってしまうということになる。そして、刺激への反応性というのが重要なポイントである。
・大脳辺縁系の奥に位置する偏桃体は感情脳とも呼ばれ、食欲・性欲・恐怖といった根源的な本能の多くを司っている。外界からの刺激を受けて脳の他の部分に指令を出すスイッチになる。ケーガンの仮説では、この偏桃体が興奮しやすいと、外界の刺激に大きく反応し、人に対して用心深く接して内向型になる。
・内向型と外向型はそれぞれ特定のレベルの刺激を好む。自分にとっての「スイートスポット」を知って仕事も趣味も社交もそれに合うように設定すれば、より生き生きとした人生が送れる。
・内向型は、人とうちとけにくかったり、否定的な感情に圧倒されると他人のことを二の次にする場合もあるが、感受性の鋭さは良心を形づくる。
・外向型はドーパミン、脳の報酬系の活性が強く、ギャンブルや冒険に駆り立てられる。アメリカの金融危機をもたらしたのは、押しの強い外向型である。
・内向型でも外向型のようにふるまうこともできる。自分にとって非常に重要な事柄、すなわち「コア・パーソナル・プロジェクト」に従事するとき、内向性の枠を超えてふるまえるのである。それはブライアン・リトルという心理学者が提唱した「自由特性理論」という。彼自身内向型であるにもかかわらす、大学での講義は非常に魅力的で受賞もしているが、講演などの後は疲れてしまうので、一人になる時間が必要だという。つまり「回復のための場所」が必要になる。
・著者のスーザン・ケインは弁護士であったが、自己のコア・パーソナル・プロジェクトとして見つけたのは、作家や心理学の仕事だった。そうしたことを見つけるのに3つの重要なステップがあった。第一に子供のころに大好きだったことを思い返すこと、第二に、どんな仕事に興味を持っているか考えること、最後に、自分が何をうらやましいと感じるか注意してみることであった。
・内向型と外向型が付き合っていくのには、それなりの工夫がいる。夫婦がそうだった場合、それぞれの違いを認識すること、相手の考えかたを理解することが重要である。相手が外向型で激しい感情を込めて不明不満を訴えてきても、内向型の自分は相手の口調を除外していったい何が言いたいのかを知るように心がける。相手は私を大切にして、私を愛してほしいと思っているのだと考えるようにすることを、長年の結婚生活で学んだ内向型の夫もいる。
・自分の子供が内向型であったら、それを受け入れて、才能や興味を育み、社会的なつきあいについても子供ができることを手助けしてやればよくて、無理なことを強制はしない、ということをしていくことで、子供は伸び伸びと成長することができる。

これまでの人生で、自分の性格が内向的であることはどうにも変えられないことであり、つねに悩みの種であった(とくに中学・高校時代)が、そのことをもっとポジティブにとらえるべきであるし、自分の特性を活かした生き方を追及していくことが大事なのだと思った。