茅ヶ崎城址に行ってきました(2025年1月19日)。
ドリーム・アカデミーのライフ・イン・ア・ノーザンタウンも冬にぴったりの曲。
Dream Academy - "Life In A Northern Town" (Official Music Video)
茅ヶ崎城という言葉はたまに聞くことがあるんだけれど、湘南の茅ヶ崎あたりにあった城だと思っていました。ところがそれは大間違いで、横浜市都筑区茅ケ崎というところにあるので、わりと内陸の城です。横浜市営地下鉄のセンター南駅に近く、センター北駅に近い大塚・歳勝土遺跡からも至近距離にあります。
鶴見川南岸には中世の城跡が多く残り、最近見て廻っているわけですが、茅ヶ崎城は鶴見川支流の早淵川の南側にあります。後北条氏による築城と考えられており、小机城の支城とも見られています。このあたりの城としては、小机城とならんで比較的よく整備され、市民への開放が進んでいる城跡でした。
センター南駅から東に歩くと、住宅街があり、その先にある茅ヶ崎城址の小高い森がすぐ見えてきます。
この階段から城跡に入ります。
ここは茅ヶ崎城址公園として整備されています。
今いるのが、赤く示した現在地。まずは、北郭(きたのくるわ)に入って、中郭、東郭、西郭と廻って、北郭を通って、左のほうの正門みたいなところから出ます。
このあたりの地図が出ていて、このあたりの町と遺跡群の位置関係がわかります。オレンジ色の茅ヶ崎城址公園があり、その北に先日行った横浜市歴史博物館や大塚・歳勝土遺跡があります。その間に早淵川が流れています。ずっと南のほうには、鶴見川南岸に小机城址があります。
これは北郭。平坦になっていて、子供や家族連れがボール遊びなどをしています。
中郭。ここが一番広い土地で、建築物の跡が発掘されています。
土塁というのは、防衛目的で作られた土手ですね。
建物があった跡がわかるように、石を並べて目印にしています。
建物の跡が発掘されたときのようす。穴が開いているところに柱やその土台があったわけですね。しかし説明を見ると、武士たちはふだんは城下に住み、ここは戦のための基地として使われていたということです。
このように、郭の間をつなぐ道が遊歩道のように整備されています。
これは東郭。
ここから、大塚・歳勝土遺跡の森が見えます。
ドングリがたくさん落ちています。縄文・弥生時代の食料ですが、アク抜きをすることで今でも食べることができるそうです。
西郭。一部は入れなくなっています。
空堀。水を入れない堀です。
ハトの羽が散乱していました。ネコかカラスに襲われたのか。そういえば、ハトを捕獲して虐待死させる動画をXに投稿していたという川崎のタクシー運転手が捕まりました。なんでも、ハトが自分になつかないから殺したとか。こういう例は、エスカレートして殺人を犯すに至る場合があるので要注意です。
ここが正門のようです。ここから出ます。
近くには、天台宗の正覚寺がありました。ちょっと鎌倉あたりにもありそうな、境内がよく整備されているお寺でした。
本堂は改築中のようで、この信徒会館みたいなところが、本堂代わりに使われていました。
センター南駅に戻るとき渡ったこの道は、歴博通りというのですね。もちろん、横浜市歴史博物館の横を通っているからでしょう。右奥には、大塚・歳勝土遺跡の森も見えています。そんなわけで、このあたりは遺跡と歴史の町なのです。
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