昨年(2017年7月9日)亡くなった家のネコ「リュウタ」について、出会いのころを書き留めておこうと思いました。
妻と付き合い始めて、最初に今住んでいるこの家に来たとき、元々この家で妻に飼われていたオス・ネコ「リュウタ」はとても怖かったんです。私の周りをぐるぐる回って、足に噛みついてきました。かんだ跡がザックリ切れて出血しました。その後も私に向かってくるので、スリッパで蹴って防御しようとしていると、なんとかネコの攻撃はおさまりました。私を殺す気かと思いました。昔、人類の祖先はネコ科の動物によく殺されていたそうです。今ここにいるネコが仮にライオンくらいの大きさだったら私はきっと殺されていたことでしょう。なんで、このネコはこんな行動を取ったのでしょうか。まさか、私を食べる気じゃないでしょう。私はメス・ネコを飼っていたので、その匂いが私の身体に染みついていて、それを嗅いだこのオス・ネコは興奮してこうした行動を取ってしまったのかと思いました。
リュウタ。
このネコによる私への攻撃は、2回目に部屋に来た時にも繰り返されました。3回目に来た時、ネコは私の周りを威嚇するように回りましたが、攻撃まではしてきませんでした。じゃあ、私の飼っているメス・ネコ「シルバー」を連れてきたらどんな行動を取るのだろうと考え、引き合わせてみました。
シルバー。
そうしたら、「シルバー」に対してすごく優しいんです。「シルバー」はネコ慣れしていないので、「リュウタ」に対してシャーシャー威嚇したりパンチングしたりするのですが、リュウタはシルバーにいくら手荒くあしらわれてもけっして怒りません。とても紳士的なんです。ということは、私がこの家に来た時「リュウタ」が攻撃してきたのは、メス・ネコの匂いがしたからではなさそうです。
「リュウタ」は私に何度も会っているうちに、私に対する態度が変化してきました。私がここに住むようになったころには、むしろ友好的になってきて、喋ったり甘えたりしてくれるようになりました。多少手荒な扱いをしても、けっして怒ることなく、私の扱いを甘受しました。例えば、私がリビングルームで仰向けになって体を横にしていると、よく上に乗ってきて甘えてくれました。そのとき、ネコの背中をぎゅっと押すと、ウギャーと声を出すのですが、面白くてよくやっていたのです。きっとネコは痛かったでしょうが、怒らずにそのままじっと私のお腹の上でゴロゴロ言いながら乗ったままでいました。そんな感じで、とても仲のいいヒトとネコの関係が続きました。
人なつっこいリュウタ。
そして、晩年、亡くなる前には、夜、私の部屋にやってきて添い寝してくれたことは、以前ブログに書いた通りです。普段は私と一緒に寝たりするようなネコでありませんでした。その時のことは、最期のお別れのあいさつに来てくれたとしか考えられず、とても強烈な記憶として残っています。たかが動物、たかがネコとはいっても、人間と変わらない崇高な精神を持っていたのではないかと思いました。
ノーベル賞を取った動物行動学者のコンラート・ローレンツは著書「攻撃」の中で、動物の攻撃と友好性は同時に生まれたと書いています。今では、ホルモンの「オキシトシン」の作用としても説明できそうです。オキシトシン系は子育てをする母親で活性化されていて、子供を大切に養育するための原動力となっています。一方で、夫が子育てにあまり協力的でないと感じると、夫に対して攻撃的になるのもオキシトシンの作用だと言われています。また、オキシトシンは仲間通しの絆を強くする方向に作用しますが、部外者に対しては敵対的な感情を持つようになるとも言われています。このように、攻撃と友好性は、正反対の行動ですが、オキシトシンという一つの物質の作用でコントロールされている可能性があるのです。
「リュウタ」による、私に対する攻撃行動と親愛行動は、その時々の状況下でオキシトシンに影響されて行なった行動であって、矛盾はしていないと考えてもよさそうです。それにしても、亡くなる前の別れのあいさつ(と私が感じた行動)は、動物の行動としてどう説明できるのかは、いまだに思案中です。
とうの昔に絶滅してしまった古生代の動物(一部植物もあり)たちの姿を、精細かつ大きさを考慮して復元させて、現代の風景に出現させてみせたタイムマシーンのような図鑑である。2018年7月21日に発売されたが、Amazonの売れ筋ランキングでは、地球科学と生物学のカテゴリーで、今でも(2018年10月13日現在)第3位である。しばらくは第1位を続けたのだと思う。この分野の本としては大ヒットじゃないだろうか。アイデアが良かったが、これだけ精細な古生物のイラストを多数(207ページの本)制作した労力も貢献している。CGを使って描いているのだろうか。かなり想像も入っているのだろうが、とても生き生きとあたかも今も生きている生物のように描かれている。いわゆる進化学の教科書では、ここまでしか分かりません、といわんばかりのそうとう単純なイラストしか載っていないのと対照的である。背景の多くは、istock(ゲッティイメージズ)の画像を使用している。つまり出来合いの写真を購入して使っているのであるが、そこはコストのこともあり仕方ないのだろう。ただし、出てくる人物がほとんど白人なのがすこし気になった。それで絵としては映えるのだが、なんか広告のようでもある。まあ、これらの化石がヨーロッパやアメリカを中心に世界中から見つかっていることも確かなのだが。
99ページに各種のウミサソリ類が並べて描かれているが、ほとんどケジラミのように見える。これが現代の風景に合体すると、数十cmから2m近くもあるのだからおそろしくなる。それにしても、古生代にはみょうな形の動物が多かったと実感する。しかし、あるていど一定の形には収まっているとも思う。現代の生物と共通な原理で形作られてれていたのだなと思うのである。
ぱしふぃっくびいなすのクルーズ4日目は、いよいよ横浜港に帰航します。今回のクルーズ紹介の最終回です。
この日の午前中は、次に来ている台風20号によるうねりのため、船が揺れました。
私と娘は船酔いするタイプだということがわかり、日本の夏のクルーズは今後避けたほうがよさそうです。
朝食は和食で。
午前中は船酔いで寝ていたのと、荷物をバッグにまとめるのとで、あっという間に過ぎてしまい、もう昼食です。
林檎とじゃが芋のミモザサラダ、12種野菜のスープ。
豚フィレ肉のチーズ挟みカツレツ 生トマトのソース。
これでこのクルーズ最後の食事です。毎回、美味しい料理を楽しめました。
そして、最後のイベントのビンゴ大会に参加。
このようなビンゴ盤を使います。
番号が発表されます。上位当選者には景品が出ましたが、うちの家族は残念ながら届きませんでした。
さて、いよいよ帰航の時間が近づいてきました。11Fオブザーベーションラウンジの前のデッキに移動しました。
横浜港が見えてきました。
船の後方を見るとこんな感じ。
ベイブリッジの下をくぐります。
橋下を通過中。
そうすると、みなとみらいのビル群が近づきます。
タグボートがつながりました。
大さん橋です。今日は、ダイヤモンドプリンセスが着岸しています。
手前が海上保安庁のふ頭。後ろが新港ふ頭で、大型客船の新ターミナルを作るために工事中です。
大さん橋に近づいていきます。
船長はブリッジ横のコントロールブースに出て、着岸のための制御をしています。
もうすぐ着岸です。
船と岸壁の間のロープを固定して着岸完了です。
最後に、ずっと見ていた私たちに気づいた松井船長から「ありがとうございました」と声をかけてもらいました。わたしたちも「ありがとうございました」とお礼を言いました。
4日間のクルーズはあっという間で、とちゅうで親子喧嘩も夫婦喧嘩もありましたが、いろいろ楽しみました。船が好きだというくせに船(の揺れ)に弱いと、妻からは揶揄されましたが、またしばらくしたら(数年後になるかな)乗りたいなという気持ちです。
完。
この日の午前中は、次に来ている台風20号によるうねりのため、船が揺れました。
私と娘は船酔いするタイプだということがわかり、日本の夏のクルーズは今後避けたほうがよさそうです。
朝食は和食で。
午前中は船酔いで寝ていたのと、荷物をバッグにまとめるのとで、あっという間に過ぎてしまい、もう昼食です。
林檎とじゃが芋のミモザサラダ、12種野菜のスープ。
豚フィレ肉のチーズ挟みカツレツ 生トマトのソース。
これでこのクルーズ最後の食事です。毎回、美味しい料理を楽しめました。
そして、最後のイベントのビンゴ大会に参加。
このようなビンゴ盤を使います。
番号が発表されます。上位当選者には景品が出ましたが、うちの家族は残念ながら届きませんでした。
さて、いよいよ帰航の時間が近づいてきました。11Fオブザーベーションラウンジの前のデッキに移動しました。
横浜港が見えてきました。
船の後方を見るとこんな感じ。
ベイブリッジの下をくぐります。
橋下を通過中。
そうすると、みなとみらいのビル群が近づきます。
タグボートがつながりました。
大さん橋です。今日は、ダイヤモンドプリンセスが着岸しています。
手前が海上保安庁のふ頭。後ろが新港ふ頭で、大型客船の新ターミナルを作るために工事中です。
大さん橋に近づいていきます。
船長はブリッジ横のコントロールブースに出て、着岸のための制御をしています。
もうすぐ着岸です。
船と岸壁の間のロープを固定して着岸完了です。
最後に、ずっと見ていた私たちに気づいた松井船長から「ありがとうございました」と声をかけてもらいました。わたしたちも「ありがとうございました」とお礼を言いました。
4日間のクルーズはあっという間で、とちゅうで親子喧嘩も夫婦喧嘩もありましたが、いろいろ楽しみました。船が好きだというくせに船(の揺れ)に弱いと、妻からは揶揄されましたが、またしばらくしたら(数年後になるかな)乗りたいなという気持ちです。
完。