wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

大野山に登る

2025-02-22 07:44:17 | 西丹沢

西丹沢の大野山に登ってきました(2025年2月10日)。

低山でいいので、春、秋、冬と年に3回くらいは山に登りたいと思っています。最近では、2024年3月の高尾山、2024年11月の鎌倉アルプス、2025年2月の大野山と登ったことになるので、まあいいペースで来ています。

大野山(723m)は、登山口になるJR御殿場線谷峨駅まで行くのに横浜から少し時間がかかりますが、バスでの乗り継ぎは不要なのでアクセスはまあまあ、低山なのでそんなに気合は入れなくても登れる、はげ山なので晴れていれば山頂からの眺望は最高、とメリットの多いとてもいい山だと思っています。そして、この日は平日に休みを取って行ってきたので、ハイカーも少なく、静かでリラックスした山歩きを楽しめました。

 

ネオアコ・シリーズが続きます。アズテックカメラのアルバム「ハイランド・ハードレイン」のこの曲は、抒情的でドラマチックで大好きです。

The Bugle Sounds Again

 

小田急線新松田駅からJR御殿場線松田駅に乗り換えます。このあたりも山がちな地形です。

 

御殿場線谷峨駅で下ります。右奥のほうに明るく見える山が大野山のあたりだと思います。

 

駅からは、田んぼの間の道を行きます。

 

酒匂川の嵐橋という吊り橋を渡ります。10人しか渡れないこわい橋なんです。

 

低い手摺越しに、おそるおそる下を流れる酒匂川を覗きます。

 

無事渡りました、この橋です。

 

橋の近くには堰が作られていて、奥には東名高速道路が通っています。

 

坂道を上りはじめるとすぐ現れる第○サティアン風の建物。しかし、怪しい施設ではありません。道路公団の建物で、おそらく高速道路の建設やメンテナンス関連の施設だと思われます。

 

山道に入ります。冬だけれど日当たりのよい登り道のため、途中から暑くて汗をかきました。

 

ミカンの木が2、3本ありますが、放棄されているようです。

 

別荘風のお宅が見えます。山の中腹ですが、道路と電気が通っているのでこのあたりには人が住めるようで、他にも何軒か民家がありました。水道はどうなっているのでしょうか。

 

このあたりでクマが出たという話はあまり聞かないのですが、「注意・熊出没」の看板が出ています。クマ除けのベルやスプレーを購入しようかどうかと悩んでいるところです。

 

車道を横切ると、休憩所+トイレがあり、右の登山道を進んでいきます。

 

静かな冬枯れの山。

 

2月15日まで銃猟をするということは、まだやっているということ。クマも怖いけど、狩猟者も怖い。

 

高度を上げてきて、眺望がよくなってきました。小田原のほうですかね、海も見えます。

 

はげ山らしい風景になってきました。もうすぐ頂上かと思いきや、まだまだあるんです。

 

富士山もよく見えています。

 

愛鷹山。

 

これでやっと634(ムサシ)m。まだ、90m!もある。

 

左が東名高速道路、右が建設中の第二東名高速道路。

 

そして、ついに大野山山頂に到着。

 

富士山や、

 

丹沢湖や西丹沢の山々。

 

檜洞丸?

 

蛭ヶ岳?

 

このあたりがてっぺんかな。

 

箱根の大涌谷の煙も見えます。

 

さて、下山します。山北駅に向かうルートで下ります。はげ山の様子がよくわかります。このあたり一帯は、牛の放牧や牧草地として使われているのです。

 

東丹沢のほう、豊かな山塊です。

 

猛禽類が悠然と飛んでいきました。

 

牧場の一つ。ここには入りません。

 

このとても長い階段を下りていきます。標高差100mはあろうかと思われる階段です。

 

ここで、さっきも見た634m地点ですね。

脇には牧草地が広がります。

 

杉林では一部伐採がされています。

 

ニホンジカがいました。写真では、3頭がこちらを見ていますが、6頭ほどいました。こうやって出会うと可愛いのですが、害獣として認識されています。

 

中腹にある共和小学校は、地域の生徒数の減少により、7年ほど前に廃校になったそうです。

ここからだいぶ下ったところで、軽トラに乗ったおじさんが山北駅までなら乗せてくよと言ってくれたので、お言葉に甘えて車に乗せてもらいました。歩いたら20~30分の距離でしたが。小学校の廃校のことはそのおじさんから聞きました。

上りに1時間40分、下りも1時間40分かけて、約2万歩の歩数でした。弱点の右膝は痛くなる直前でなんとか持ちました。ふだんの膝トレーニングをやってはいますが、もう少し頻度を上げねばいけないなと思います。


久しぶりの山歩きー大野山

2020-02-24 21:16:58 | 西丹沢

ライフワーク関係の作業をしていたので、ブログ更新の間があいてしまいました。

久しぶりの山歩きに家族で行ってきましたので(2020年2月15日)、ご紹介します。

登ったのは、西丹沢の大野山(標高723m)です。大野山には、2011年5月15日にも登っています。娘にも自分の足で歩かせて、はじめて山を登ったのは、鎌倉アルプスに行った2017年3月12日のこと。それ以降、ずっと山に行こうと言ってたのですが、とつぜん当日の朝に妻が大野山に行こうと言い出して、実現したのでした。

 

御殿場線の谷峨駅(標高168m)で降ります。大野山まで約560mの標高差を上り下りすることになります。

 

奥のほうにはげてるように見える山が大野山です。頂上付近が牧場としても利用されているので、こう見えます。手前の道路は東名高速道路。

 

酒匂川を吊り橋で越えます。

 

このあたりも化石が見つかるようです。

 

登山道らしくなってきました。

 

谷峨駅から大野山までの路程の半分くらいまで来たと思います。

 

富士山が見えています。曇っているのですが高層雲のようなので、山がよく見えています。中央の山は愛鷹山、左は箱根の山。

 

大野山の頂上に近づいてきました。牧場になっているので、富士山を見るのにさえぎるものがないところが、ここの良さです。

 

頂上に到着。

 

丹沢の山並や、丹沢湖、三保ダムがよく見えます。

 

なんども富士山をおがんで、下山します。昨日(2月23日)はフジサンの日だそうです。

 

谷峨駅に着きました。新宿駅(小田急)と御殿場駅(JR)を結ぶ富士山号を見送って、各駅停車の電車を待ちます。

娘は今回の山登りであまり疲れなかったようで、ずいぶん体力があるんだなというのが発見です。これなら富士山にも登れそうです。親のほうが無理そうですが。


丹沢へ化石探しに行く

2018-05-12 23:32:52 | 西丹沢
化石を探しに丹沢に行ってきました(2018年5月5日)。

丹沢は昔は南の海上にある島でした。だから当時、海底に生息していた生物たちが化石で見つかるといいます。調べてみると、西丹沢の酒匂川の支流である皆瀬川の河原や河岸が、サンゴ、有孔虫、貝などの化石が見つかるポイントのようです。御殿場線の山北駅で下車、10分ほど歩くと皆瀬川沿いに北上する道に出ます。そこをずっと歩いて上流のほうに向かいます。ハイキングも兼ねて家族で行ってきたのでした。


山北駅から西へ歩くと東名高速道路の橋が見えてきます。この下を皆瀬川が流れています。


このあたりの東名高速道路は、左の2本が下り線、右の1本が上り線になっています。すごい高いところを通っています。


皆瀬川沿いの道を上流に向かって歩いていきます。


大規模な工事現場に遭遇しました。これは新東名高速道路を作っているところです。


ゆっくりとではありますが、駅から1時間近く歩いたでしょうか。
広い河原がありました。家族が歩くのに疲れてきたので今回はここで化石を探索することにしました。


観光化されていなくて人もいなくて気持のいいところでした。丹沢はわりと近くなのにこんな自然が残っているのがすばらしいところです。


ちょっとあやしそうな石をハンマーで割って中を見てみます。


娘も石をひっくり返したりして探します。


しかし小さい石より、大きい岩のほうがなにやら入っていそうな雰囲気はあります。
この岩もサンゴかなんか入っていそうだけど、私には判別できません。


この岩もあやしい。


矢印で示したところに背骨のようなものが見えますよね。しかし背骨のある脊椎動物の化石がこのあたりで出るとは聞いたことがないし、ウミユリのようでもあるし、岩石ができたときにできたただの紋様かもしれないし、なんだかわかりません。


結局見つけたのは、生きた子どものヘビと、


化石ならぬ白骨の断片。シカかな。

...という結果でした。

あと30分以上歩いて上流に行くと化石が出ることが知られている場所があるので、そこまで行けば何か見つかったかもしれません。しかし、この日の歩数は1万8千歩とよい運動となり、自然を満喫でき、久しぶりに丹沢に戻ってきた日となったのでした。

チャレンジ丹沢‐丹沢湖編

2013-02-24 11:55:00 | 西丹沢
西丹沢・中川温泉で一泊した次の日に行ったのは丹沢湖(2013年2月10日)。
丹沢湖は、中川川、玄倉川、世附川の三つの流れを三保ダムで堰き止めてできた人造湖です。 湖から流れ出ると、河内川、そして酒匂川と名を変えて相模湾に注ぎます。こんなに川の名前が変わると憶えられませんね。丹沢には東の宮ヶ瀬湖、西の丹沢湖と、2つの人造湖があるわけです。


丹沢湖の玄倉川方面。左奥は檜岳山稜。


丹沢湖の世附川方面。


三保ダムの湖側。


三保ダムから歩いて下りるとダム広場公園があります。子供が走り回るのにはいい、自然な感じの公園。
奥に見えるのは大野山(723m)。以前、大野山に登ったときのレポートはこちら


ダム広場公園から見た三保ダム。宮ヶ瀬ダムよりは落差が小さいようです。
この後、ダムの上まで戻って丹沢湖レストハウスで昼食を摂って、タクシーで谷峨駅に行きました。


谷峨駅では、ちょうど御殿場行きの「あさぎり」が通過しました。谷峨駅には停まりません。
谷峨駅は無人駅でカードも使えないのでなかなか不便です。乗り降りするのはほとんどが登山客。ここ御殿場線は明治時代には東海道線が通っていて、このあたりは鉄道の町として栄えていたそうです。


チャレンジ丹沢‐中川温泉・信玄館編

2013-02-17 18:35:00 | 西丹沢
寒い季節はやっぱり温泉。ということで、11月の東丹沢・七沢温泉に続いて行ってきたのは、西丹沢・中川温泉の信玄館です(2013年2月9・10日)。
西丹沢エリアは横浜から少し遠いこともあり、初めての訪問です。山の楽しみ方は、なにも山登りで山頂を目指すだけではなく、温泉宿に泊まったり、ハイキングしたりと、いろいろあっていいと思っています。武田信玄の隠し湯として知られる中川温泉は、七沢温泉に似てアルカリ泉ですが、そんなにぬるっとしてなくてわりとさらっとしていたと思います。大浴場や家族風呂に入って暖まりました。
これも丹沢の大地の恵みです。


信玄館の部屋の前には中川川が流れています。中川じゃないのです。丹沢湖に注いでいます。先に見えるのは権現山(1018m)。


落ち着いた和室の部屋。


館内を歩いてみるとこんな甲冑が。武田信玄のものかどうかは明記されていませんでした。


中川川と信玄館。


温泉でのもう一つの楽しみが食事と酒。夕食は猪鍋が中心でした。丹沢では定番なんですね。酒は地酒の丹沢山。豊かな香りとどっしり重さのある日本酒でした。


次の日、宿の近くを散策しました。中川川の少し上流には吊橋がかかっていました。

この後、丹沢湖に行ってみました(つづく)。