wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

秋の大山登り

2022-11-12 07:49:55 | 東丹沢

山歩きの記事が続きます。文化の日に大山に登ってきました(2022年11月3日)。

丹沢を代表する山、江戸時代の大山講でも知られる大山に登るのは、今回4回目です。1回目は出足が遅くて途中で断念2回目はなんとか登頂3回目はヤビツ峠から登頂して下りはケーブルカーを使わないで女坂を下りる、という過去の大山登山歴がありました。11月半ばからは、紅葉のライトアップがされて非常に混雑するということなので、その前のタイミングに家族で行ってきました。

 

伊勢原駅からのバスは臨時便が出ていたのであまり待つことはありませんでした。バスで大山ケーブル駅バス停まで移動します。バス停に着く手前のほうが大山の山容がわかりやすいので、車窓から撮影。

 

バスを降りて(標高約300m)、こま参道を上がります。

 

ケーブルカーに乗ります(標高400m)。車両は最近新しくなりました。こちらも、いつもの20分間隔から8分間隔に変更しての臨時ダイヤです。

 

大山寺駅で、下りの車両とすれ違い。

 

阿夫利神社駅(標高678m)近くまで来ると、だいぶ高度が上がったかんじがします。

 

阿夫利神社下社の境内。

 

下社からの眺めは、ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの2015年版で2つ星が付いたとのこと。私が持っている2010年版には大山じたい載っていません。

上のほうからいいかんじに紅葉してきています。

 

軽く休憩したのち、下社左わきの表参道という登山道に入ります。約600mの標高差を登ることになります。

 

夫婦杉。

 

天狗の鼻突き岩。

 

富士見台。登山道にはこうした名所が各所にあって、江戸時代の大山講参拝者を楽しませたのでしょうね。

もちろん、いい天気ですから、富士山がよく見えました。

 

このあたりから混雑してきました。

 

鳥居まで来たので、頂上はもう少し。

 

ん?ニール・ヤングですか?

ここは、丹沢の山並みがよく見える地点です。左の塔ノ岳につながる手前の表尾根と奥の丹沢主脈がわかります。

 

28丁目で、ついに登頂。

標高1252m。

 

山頂でお湯をわかして、コーヒーやレトルトご飯を食しました。

 

東には、相模川と海老名市街が、奥には横浜なとみらいも見えます。

 

南東には、相模湾や江ノ島、奥には三浦半島が見えます。

 

下山は、比較的勾配がゆるい見晴台経由の経路を行きます。

途中の見晴台からは大山山頂が望めます。

このあたりは、ススキと紅葉で秋らしさをとても感じます。

 

見晴台の少し下で、親子のニホンジカに遭遇。前来た時もここでバンビを見ているので、このあたりが定住域のようです。これは母ジカのよう。

 

こちらは、子ジカ(バンビ)ですね。山って、こういう野生動物に出会えることも醍醐味だと思います。

 

二重滝。

 

ケーブルカーの駅からの夕方の眺め。

 

ケーブルカーを降りたら、こま参道を通って帰ります。

このあたりは宿も多く、昔の人は前後泊して、ゆっくり楽しんで帰ったのでしょうね。明日は仕事も学校もあるので、今日のうちにさっさと家まで帰らなければいけない私たちです。


またの低山歩きー鶴巻温泉~弘法山~秦野コース

2021-12-11 07:54:26 | 東丹沢

先日の鎌倉アルプスに続き、鶴巻温泉から秦野までの弘法山コースで低山歩きをしてきました(2021年11月23日)。前回の鎌倉アルプス歩きで、筋力の衰えをホトホト感じていたので、対策として日ごろの運動(ウォーキングや腹筋トレーニングなど)を少し再開してから臨んだ今回の山歩きです。また、下り用にトレッキングポールも持参してきました。

 

小田急線鶴巻温泉駅から商店街と住宅街を通って、山道への入口にたどり着きました。ここまでの経路がわかりにくかったです。

 

こんな感じの普通の山道です。

 

1個目のピーク、吾妻山(125 m)に到着しました。

ベンチやテーブルがいくつかあって、人が集まっていました。うちは、バーナーでお湯を沸かしてカップヌードルを食べました。

 

先に行きます。このような平坦な山道歩きが続きます。落葉樹林なので、日差しが届いて明るく気持ちいいです。

 

街のそばなのですが、クマが出るのですね。大山の広い森林地帯につながっていることも確かです。

 

ミカン畑もありました。

 

北側に見える丹沢の山並み。

 

弘法山(235 m)に到着。

ここではコーヒーを淹れたり、娘がマシュマロ焼きをしました。

 

馬場道という平らな道に出ます。

皇帝ダリアという巨大なダリアが自生していました。

 

権現山(244 m)に到着。さっきまで祭をやっていたようです。遠くからでも、スピーカーを通した司会者の声が聞こえていました。奥に見える展望台に登ります。

 

展望台からは360度眺めがいいです。こちらは秦野市街と丹沢・箱根山地。

 

大山。

 

丹沢の山並み。

 

ここからトレッキングポールの助けをかりて下山していきます。浅間山の駐車場わきを通過。

 

秦野市クリーンセンター(ゴミ処理場)とスーパー銭湯のところを通過します。

 

水無川。丹沢山系から下りてきたきれいな水です。

そして秦野駅に到着しました。今回は、距離・起伏がそんなになかったこと、トレッキングポールを使ったこともありますが、弱点の右ひざを痛めずにすみました。少し運動をしていた効果もあるかもしれません。運動を継続して、今度はもう少し高めの山に挑戦したいものです。


からだ慣らしの山歩きー念仏山

2020-11-21 10:02:02 | 東丹沢

2月の大野山登り以来の家族山歩きとして、東丹沢の念仏山に行ってきました(2020年11月14日)。ここは大山から伸びる尾根の1つです。8年くらい前に、念仏山~高取山~蓑毛越というコースを歩いたことがあります、今回は家族での山行だし、私としても久しぶりの山歩きでからだがなまっているので、無理はせず手前のほうにある念仏山のあたりまで登って戻ってきました。

小田急線秦野駅からバスに乗り、曽根弘法バス停で下車して歩きます。

これから登っていく山並みが見えてきます。ところで、手前の民家の庭に何かいます。

キジです。飼われているのでしょうか、野生でしょうか。

近づいたら逃げていきました。

 

秦野国際乗馬クラブでトイレをお借りしました。競走馬だった馬たちが引退後に、趣味の乗馬用やセラピー馬としてここで暮らしているのです。定年後の生き方ですね...他人ごとでなくなってきました。

 

弘法山と念仏山への道が交差する善波峠には古い石仏が置かれています。

 

このあたりの山道は広葉樹林で囲まれているので、明るくて木漏れ日ウォーキングが気持ちいいのです。

 

念仏山(357m)頂上に着きました。

今日はかすんでいますが、念仏山頂からは箱根の山並みが望めます。

少し奥のほうに行くと、富士山も見えます。ここに来るまでに、ワシかタカが飛んでいるのを2回ほど見ました。おそらく、この大山山麓に生息しているのでしょう。このあたりの自然の懐の深さを感じます。

ここからさらに高取山のほうに上っていくことにしました。標識が示す大山・蓑毛方面です。

 

木の根で階段状になったところを下りたり上ったりします。

 

標高400mくらいまで来たでしょうか。娘はまだまだ登る気満々ですが、妻が断念したのでここで山を下ることにしました。

 

下りの途中、めずらしく針葉樹林帯もあって、下のほうはうっそうと暗くなっています。

 

大きな鉄塔の下を通っていきます。

 

ススキの季節ですが、

まだあまり紅葉は見られません。

善波峠のところまで戻ってきました。ここは両側が切り通しになっていて、地層が出ています。詳しくないのでよくわかりませんが、わりともろい岩石でした。調べてみると、このあたりの地層は、丹沢層群煤ヶ谷亜層群といって、新生代新第三紀中新世中期(1300万~850万年前)のころに太平洋の海底でできて、プレートに乗ってここまで運ばれてきたもののようです。まだ、ヒトとゴリラの共通の先祖が生きていた時代です。

 

人工物も多いですが、こういう里山の風景はホッとしますよ。


伊勢原でみかん狩り

2015-11-28 15:40:02 | 東丹沢
伊勢原でみかん狩りをしてきました(2015年11月21日)。

大山で紅葉がライトアップされるので紅葉狩りに行こうと近所のお友達家族に声をかけて行ったのですが、伊勢原駅に着いたら大混雑。大山行きバスに乗ろうとする人たちで45分待ちの列ができている。大山に着いてもケーブルカーが2時間待ちとのアナウンスがあり、こりゃ無理ということで断念。代わりに出た案が、みかん狩り。観光案内所で、バスで30分くらいで着く日向薬師の近くにある西藤園というみかん園を紹介してもらい、そこに行くことになりました。
大山は今年、ケーブルカーが新しくなり、ミシュラングリーンガイドジャポンで2つ星を取り、この日は3連休で唯一晴れのため紅葉狩りには一番いい日、ということが重なって想像以上に人が集まってしまったようです。


こちらが無農薬栽培「西藤園」の案内所。みかん狩りの申し込みをします。大人400円、幼児300円で、園内では食べ放題。また、1kgあたり270円で持ち帰りもできます。


みかん園のほうに上っていきます。


山のほうは紅葉しています。この山並みの向うが大山です。


ここからみかん畑。




急な階段を上ります。


熟したみかんがついています。時期的にはちょうどよさそうです。


みかん園と谷をはさんでむこう側の山並み。


みかん園の中にはレールが敷かれています。
収穫したみかんや肥料などの運搬に使われるのでしょう。


小振りのみかんのほうがおいしいと聞きましたが、そういうのを採って食べてみるとけっこうすっぱいものもあります。日当たりがいい場所になっているみかんが甘いのかと思って娘に勧めてみましたが、採ってみたらすっぱくて、娘に責められたり。たまたま甘くておいしいみかんが採れたりする。難しいもんです。


カメラにエフェクトかけて撮りました。


大人たちは10個近く食べたと思います。子どもたちもその半分くらい食べたのではないでしょうか。そして家にもたくさん持ち帰りました。ちょっとすっぱいけど、かなり甘いものもある、みずみずしいみかんです。

秦野戸川公園で川遊び

2015-08-30 13:33:46 | 東丹沢
秦野戸川公園に行って水無川で川遊びをしてきました(2015年8月22日)。

水無川は塔ノ岳あたりの山々を源流とする東丹沢の水の恵み。
ここのきれいな水に浸かりに行くのは毎年夏の恒例になっています。


秦野戸川公園の風の吊り橋と川遊び場。
ここ大倉は東丹沢の登山口でもあります。


橋から下流のようす。


娘が上流に向かって川を歩いていきます。
足を水につけると最初は冷たく感じますが、すぐに慣れます。
雪解け水というわけではないので、水温はそんなに低くありません。


行けるのはこの堰の手前まで。


水無川上流から風の吊り橋を見る。


今度は下流に向かって歩きます。


透明感の高い水。ときどききれいな石が落ちています。
しかし、魚や生物はほとんと見当たりません。
これだけ人が多いと採りつくされてしまうのでしょうか。




川遊びのあとは子どもの広場で遊べるのもいい。

こういうところに来ると、また山登りに行きたいなあと思うのでした。