夏休みを取って、入院・手術をしてきました(2023年8月10~16日)。3年前に初期(ステージ0)の直腸がんを切除してもらったのですが、手術した跡からポリープが何度も再発してくるので、根っこから再度切除することになったのです(ステージ0-1相当)。いちおう手術は問題なく済みましたが、組織の病理検査の結果、実際のステージがいくつだったかのをこれから聞きに行かなければなりません。また、今回の手術で再発が起きなくなるかどうかも、今後、様子を見ていく必要があります。そんなわけで、まだまだ油断はできません。
病室では、外を眺めるか、本を読むか、時々PCやテレビを見るか、寝るかして、毎日を過ごしていました。仕事はいっさいシャットアウトしました。4人部屋のなかで自分のベッドは窓際だったので、眺めはよくて、よく街や雲などの風景を見て、スマホでパチパチ撮っていました。そんな写真を並べながら時系列で振り返ってみます。
1日目(8月10日)、入院しました。ベッド横の窓からは国道1号線と鶴見川がよく見えます。眺めがいい場所になって、ラッキー。
2日目(8月11日)5:00。9:00から手術です。風景を見たり、音楽を聴いたりして、気持ちを整えます。何を聴けば勇気づけてくれるのかと悩みながら、ブラー、ポリス、10CCなんかを聴いていました。
手術は10:00で終わりました。難しい手術ではありませんでしたが、予定の11:00より早く終わりました。今18:00、麻酔は切れていますが、痛みはありません。水を飲んだり、歩く練習を始めます。
3日目(8月12日)5:00。朝早いと、少しめずらしい形の雲が見られます。これは、病室ではなくて、談話コーナーから見た風景です。家族が見舞に来てくれる日。
富士山と、手前の大山も見えます。早朝だけしか見えない風景です。
これは同じ日の5:30、病室から。この日の昼から食事が始まります。2日間の絶食からやっと解放されます。
4日目(8月13日)5:00。低く暗い雲が垂れこめています。昨日の夜から下血が続きます。食事を摂るようになった影響でしょうか。
9:30。高架の上には横須賀線や湘南新宿ラインが、高架の下には貨物線や相鉄JR直通線が走っています。
9:50。これは踊り子かな。遠くには工場の煙突から煙が出ていて、さながら働く街のようです。
今日(日曜日)はカヌーをよく見ます。近くにカヌーのレンタル・センターがあるので、休日に利用する人が結構いるようです。これは9人乗りですが、1人乗りもよく見ました。
鎮痛剤は安全で効果の弱いアセトアミノフェン。痛みはないのでこれで十分です。しかし、下血が止まりません。
15:00。雲行きがあやしくなってきました。
16:40。低層の雲のすきまから遠くの積乱雲が見える夏らしい空。
5日目(8月14日)5:45。まだ下血が止まりません。この日が退院という話もあったのですが、もうすこし様子を見ることになりました。
6日目(8月15日)17:30。台風7号が近畿・東海に上陸した日です。その影響で、このあたりも突然雨が降ったり止んだりの天気でした。やっと下血が止まりました。この調子なら明日退院できるということになりました。今日は天気が良くないので、今日退院じゃなくてよかった。
7日目(8月16日)6:00。11:00に退院しました。これから生きていくための身体の修理・調整の期間でした。こういうことはこれからも時々あるのでしょう。そして、1週間の休暇を取った感じもあります。しかし、体重も体力もだいぶ落ちてしまったので、これから取り戻していかなければなりません。