wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

鎌倉アルプスに行く

2024-11-16 08:18:54 | 鎌倉

(先週末は出張のため、ブログ投稿はお休みしました)

ひさしぶりに鎌倉アルプスに行ってきました(2024年11月4日)。

天園ハイキングコースともいう鎌倉アルプスは、このブログでは、2021年(久しぶりの山歩きで疲労困憊)、2017年(娘の山デビュー)、2014年(娘をキャリアで運ぶ)、2011年にアップしていますので、ほぼ3年に一回のペースで行っていますね。横浜から行きやすい場所にあり、なおかつ起伏の多い本格的な山歩きのできる低山コースです。今年は暑い季節が長く続いたため、ウォーキングができるようになったのは最近のこと。膝痛対策トレーニングも少しずつ初めてはいるのですが、身体へのダメージはどの程度になるでしょうか。

 

北鎌倉駅から歩いて、鎌倉学園高校前に来ました。桑田佳祐も卒業生の建長寺経営による私立男子高校。

高校の右隣が建長寺。

 

建長寺の総門(巨福門)。家族で来ました。建長寺が鎌倉アルプスのスタート地点です。

 

三門。

 

仏殿へと進みます。

 

さらに奥に進むと、通路の左側に竹林があり、

 

竹林の奥に虫塚がありました。以前来たときには、竹林に隠れていて気づきませんでしたが、今回はじめて寄りました。

 

これが虫塚の本体。たくさん殺されてきた虫の供養のために、養老孟子氏が発案し、隈研吾氏がデザインしたということです。まさか、虫かごのイメージではないと思いますが。

 

建長寺の奥の階段を登ると、半僧坊に着きます。ここまでの登りが結構きついですが、今回はそんなに疲労していません。

 

富士見台からの眺め。天気は良かったのですが、富士山はかすんで見えません。下のほうに緑で見えるのは、鎌倉学園高校のグランド。谷戸はせまいので、こんな奥のほうに作られています。

 

登ってきた経路を見下ろします。

 

建長寺の伽藍も見えます。

 

さらに上ると、鎌倉市街や海岸が見えます。

 

しばらく起伏の多い山道を歩くと、鎌倉アルプス最高地点の大平山(159m)に着きました。左はゴルフ場のクラブハウス、右は山頂直下の広場。

 

ゴルフ場の先には、横浜のランドマークタワーなどがのぞめます。

 

大きな木の、

木陰で昼食を準備することにしました。

 

ガスバーナーでお湯を沸かして、モンベルのリゾッタやカップ麺を作って食べたあと、コーヒーをいれました。一人ではここまでやらないけれど、家族で来たときはこういうのが楽しみです。

 

 

食事して、近くのトイレに寄ったら、道を先に進みます。道中、やぐらがよく見られます。

 

しばらく歩くと、鎌倉アルプスの終点に近づきました。この右側の谷戸には瑞泉寺があります。

 

ここがコースの終着点。

 

柿がなっています。このあたりは、ちょっとひなびた山里のような雰囲気があっていいんですよ。

今回の山歩き、体力的にはそんなに疲れませんでした。じつは行きの電車に乗っているときは体調がイマイチだったのですが、歩き始めたら楽になってきました。山の癒し効果もあったのかもしれません。弱点の右膝はいちおう持ちました。だけど痛くなる寸前くらいの感覚にはなりました。外を歩ける季節になったので、もう少しトレーニングを続けてみます。


久しぶりの山歩きー鎌倉アルプスへ

2021-11-27 07:27:00 | 鎌倉

久しぶりに家族で山歩きに行ってきました(2021年11月6日)。最近は、山に行くのはほぼ1年に1回と、とても頻度が低くなっています。今回の行き先は、低山の鎌倉アルプスです。しかし、筋力の衰えをほとほと実感する山歩きでした。

 

北鎌倉駅から建長寺まで行き、建長寺境内と塔頭のあいだの道を歩いていきます。

 

建長寺の鎮守、半僧坊に上る階段の手前。このあたりに養老孟司発案、隈研吾設計の虫塚があるらしいのですが、まだ見たことがありません。

 

半僧坊からの眺め。ここまで上る階段がきつかったです。すでに疲労しています。

 

下界を見守る天狗。

 

なにを想うかカラスよ。

 

建長寺境内や、ずっと先には海が見渡せます。ここからが本格的な山道。鎌倉アルプスの呼び名で知られる、ここ天園ハイキングコースは、低山ながら起伏がけっこうある山道です。

 

かわった形の岩。

 

大平山(159 m)の頂上。

 

近くの広場で、ガスバーナーのセットを今回はじめて使用します。お湯を沸かしてカップヌードルとホットコーヒーを作りました。

 

このあたりが一番ながめの良いところ。

 

ほんとうは瑞泉寺までのコースを歩きたかったのですが、途中でがけ崩れか何かで通行止めになっているということです。そのため、少し引き返して、覚園寺方面にショートカットすることにしました。

 

このあたりにはヤグラ(横穴式の墓)が残っています。

紅葉も見られます。

 

ハイキングコースの出口です。近くには覚園寺(かくおんじ)があります。2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時にゆかりのある寺だそうです。私もまだ入ったことのない鎌倉秘蔵の寺です。ちなみに今やっている「青天を衝け」は毎回見ています。前回見ていた2000年の「葵 徳川三代」以来です。

 

鎌倉宮。ここからバスで鎌倉駅に移動。さらに徒歩で由比ガ浜に行きます。この日は移動距離が長いのです。

 

家族が由比ガ浜で貝やキレイなガラスを拾いたいということで来ました。

暗くなってきたので、鎌倉駅に戻りました。4月に職場が変わってからの運動不足が影響して、私の足が辛くなっています。弱点の右足膝が限界を超えています。こんなに弱くちゃ山にも行けません。痛みがひいたら、日々の運動習慣を取り戻そうと思ったのでした。


娘が鎌倉アルプスで山デビュー

2017-03-18 15:15:43 | 鎌倉
娘がとうとう山デビューしました(2017年3月12日)。

去年の夏ごろからいっしょに山登りに行こうと誘っていたのですが、なかなかその気にならず。最近になって、「鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)に行けばリスもいるし探検して何かおもしろいものを見つけられるかも」と言ったら、娘は「何か見つけたらスケッチしたい」とやっと行く気になってくれたのでした。最大標高が159mという低山とはいっても、切り立った崖の上を歩くような危険な場所もけっこう多く、意外と本格的な山歩き気分を味わえるコースです。北鎌倉駅から杉本寺近くのバス停まで約5㎞、休み休み進んで5時間くらいかかったでしょうか。娘は最後まで歩き切ることができました。
私自身は、2014年1月11日に箱根の矢倉岳に登ったのを最後に、子どもの面倒を見るために山歩きを自粛していたので、3年2カ月ぶりの山歩きとなりました。


北鎌倉駅から歩いてきて建長寺に入ります。


三門の下の賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ、仏弟子十六羅漢一番)。自分が痛いところをさわるといいそうです。


奥にある半僧坊に向かって階段を上っていきます。


子どもには急でたいへんな階段です。


半僧坊の前には天狗が待ちかまえています。



さらに一気に登っていくと、勝上献という展望台(145m)に着きました。ここからは建長寺の境内だけでなく鎌倉の街や海まで望めます。


あとは本格的な山道です。


娘は最初は親と手をつないで歩いていましたが、慣れてくると一人で歩くようになりました。



大平山頂上(159m)に着きました。まずはおめでとう。


近くは広場になっていて、ランチを食べている人たちがたくさんいます。


私たちは少し先の、天園峠の茶屋まで行きました。以前はテーブルやイスが置いてあったのですが、更地になってしまったので、コンクリートの上に座ってお昼を食べました。ここも眺めはいいです。


さらに歩きます。このような平坦な道は楽です。


道端に咲いていたスイセンを見つけてスケッチを始めました。
このあたりにはタイワンリスがたくさんいたのですが、1匹だけちらっと見えただけでした。まだ冬眠中かもしれません。


山道は終わり、瑞泉寺までやってきました。
ここは花の寺。


花木園のようなところで、この小さい花をいっしょにスケッチしました。
あとで調べたら、ショカッサイ、またはオオアラセイトウというアブラナ科の植物のようです。


瑞泉寺境内に向かいます。


本堂。


ショカッサイがたくさん咲いています。


有名な夢想疎石の庭園。



京都にあるような庭園と違うこの無骨な庭園に最初見たときはあっけにとられましたが、だんだん味わいが感じられるようになってきました。

このあとジンチョウゲをスケッチして、金沢街道にあるバス停まで歩きました。
娘ははじめての山歩きでしたがよくかんばりました。途中、アスレチックのようでおもしろいと言っていたので、また折をみて山歩きを計画したいと思っています。

親子で初山登り・衣張山(鎌倉)

2012-03-31 14:28:00 | 鎌倉
親子3人ではじめての山登りに行ってきました(2012年3月20日、春分の日)。登ってきたのは鎌倉にある衣張山(120m)で、鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)より海側に位置する低山です。正月に家族で筑波山に登りましたが、その時はロープウェー利用だったので、ちゃんと足で登ったのは今回が初めてです。
ベビーキャリアを入手したので、まだ6か月半の娘との親子山登りが実現しました。ベビーキャリアはいくつかのメーカーが出していて、モンベル、ドイター、オスプレーのものを比較したところ、オスプレー・ポコ・プレミアムが最も使い勝手がよさそうなので購入しました。着脱式デイパック、内臓サンシェード、おむつ交換時に使う折りたたみパッド、着脱式よだれパッドと、便利な仕掛けが標準装備で、子供を固定する肩ベルトのロックがやりやすい場所に付いていたり、とにかく良くできているんです。サンシェードをとってみても、他社の物だと別売りで取り外し式になっているのが、オスプレーのものは内蔵されていて出し入れするだけで使えます。車に例えてみると、昔のメルセデスSLはハードトップを外してガレージにしまっておかないとオープンで乗れなかったのが、最近のオープンカーはカブリオレ式で屋根が車体にしまえるようになっている、くらいの違いがあるわけです。

さて、衣張山ハイキングのコースは下の通りです。
鎌倉駅→(バス)→岐れ道→杉本寺前→衣張山→パノラマ台→名越切通し→鎌倉駅


オスプレー・ポコに乗ったエンジェル。


サンシェードを出した状態。


親子山歩きの様子。


衣張山頂上から鎌倉市街、相模湾のながめ。


頂上では団体さんが記念撮影していました。


石仏と石塔。


衣張山にはピークが2つあるらしく、これは2つ目の頂上。


次のポイント、パノラマ台から海を望む。先のほうに江ノ島が少し見えます。


このあたりには池とも水溜りともつかない、湿原ふうのところがありました。




名越切通し。鎌倉時代に敵の侵入を防いだ防衛拠点の一つ。


鎌倉湖(散在が池)散策

2011-10-02 16:00:00 | 鎌倉
「武家の古都・鎌倉」が「富士山」とともに世界文化遺産としてユネスコに推薦されることが決まりました(9月22日)。2013年夏の世界遺産委員会で登録の可否が審議されるということです。

いつも観光客でにぎわっている鎌倉ですが、ここは違っていました。
ここは鎌倉湖。ウォーキングのガイドにも載っていないこの湖の存在を初めて知ったのはnoaさんのブログからでした。江戸時代に農業用に水を貯めて作られた散在が池(さんざがいけ)という池で、通称・鎌倉湖とよばれています。先日(2011年9月25日)ここの散策に行ってきましたが、あまり人を見ませんでした。


鎌倉湖への入口。ここから数十メートル下に下りていきます。
大船駅から鎌倉湖循環バスで「今泉不動」下車して、近くです。「鎌倉湖畔」で下車したら道に迷ってしまい、地元の人に行き方を教えてもらいました。ぜんぜん湖畔じゃありません。


せせらぎの小径。


鎌倉湖に到着。右側の馬の背の小径に進みます。


鯉がいますが、人はだれもいません。


周りの森が鬱蒼としています。


山を登っていきます。


木の間から湖が見えますが、湖畔は急な傾斜になっているので、下りていくのは不可能です。


案内板。正面入り口の反対側まで来たようです。


ここにもタイワンリスが生息しています。


のんびり小径に入ります。


こちらは歩きやすい道になっています。


鎌倉は山が深いです。


木々の隙間から湖が見えてきました。


途中、崖崩れになっていました。
しかし、山装備で来たので、乗り越えていきます。


本当は通行禁止だったんです。


湖畔まで戻ったら、何人か人がいたのでホッとしました。


もう一度、湖の姿をおがんで帰りました。

鎌倉湖は、駐車場もなく人があまり訪れない、知る人ぞ知る的な少しさびしい感じの不思議な場所でした。
鎌倉湖は北鎌倉の北東方向に鎌倉アルプスを越えたところにあり、寺社巡りも併せるとハイキングが楽しめるかもしれません。