wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

伊勢原でみかん狩り

2015-11-28 15:40:02 | 東丹沢
伊勢原でみかん狩りをしてきました(2015年11月21日)。

大山で紅葉がライトアップされるので紅葉狩りに行こうと近所のお友達家族に声をかけて行ったのですが、伊勢原駅に着いたら大混雑。大山行きバスに乗ろうとする人たちで45分待ちの列ができている。大山に着いてもケーブルカーが2時間待ちとのアナウンスがあり、こりゃ無理ということで断念。代わりに出た案が、みかん狩り。観光案内所で、バスで30分くらいで着く日向薬師の近くにある西藤園というみかん園を紹介してもらい、そこに行くことになりました。
大山は今年、ケーブルカーが新しくなり、ミシュラングリーンガイドジャポンで2つ星を取り、この日は3連休で唯一晴れのため紅葉狩りには一番いい日、ということが重なって想像以上に人が集まってしまったようです。


こちらが無農薬栽培「西藤園」の案内所。みかん狩りの申し込みをします。大人400円、幼児300円で、園内では食べ放題。また、1kgあたり270円で持ち帰りもできます。


みかん園のほうに上っていきます。


山のほうは紅葉しています。この山並みの向うが大山です。


ここからみかん畑。




急な階段を上ります。


熟したみかんがついています。時期的にはちょうどよさそうです。


みかん園と谷をはさんでむこう側の山並み。


みかん園の中にはレールが敷かれています。
収穫したみかんや肥料などの運搬に使われるのでしょう。


小振りのみかんのほうがおいしいと聞きましたが、そういうのを採って食べてみるとけっこうすっぱいものもあります。日当たりがいい場所になっているみかんが甘いのかと思って娘に勧めてみましたが、採ってみたらすっぱくて、娘に責められたり。たまたま甘くておいしいみかんが採れたりする。難しいもんです。


カメラにエフェクトかけて撮りました。


大人たちは10個近く食べたと思います。子どもたちもその半分くらい食べたのではないでしょうか。そして家にもたくさん持ち帰りました。ちょっとすっぱいけど、かなり甘いものもある、みずみずしいみかんです。

雨上がりの上野公園と国立科学博物館

2015-11-23 13:40:31 | 博物館・科学館・図書館
雨上がりの上野公園と国立科学博物館に行っていました(2015年11月15日)。

秋に入っても週末天気の悪い日が多いですね。雨が上がって青空が出るとことさら気持ちよく感じます。そんなときの上野公園はよかったですよ。国立科学博物館に娘と二人で行ってきました。


上野の森入口近くにあるカフェ・レストラン「グリーン・サロン」で早めのお昼を食べます。


しっとりした空気と青空と紅葉のある上野公園は歩くだけでも気持ちよかったです。


国立科学博物館に入ります。


地球館を廻ります。
これは宇宙の誕生時の大きさを示す映像。仏教的には宇宙には限りもなければ始まりもないとするので、科学的宇宙論とは矛盾するようですがどうなんでしょう。


ロシアで発掘されたマンモスの骨で作られた家。


魚たちが飛んでいる!
蔡國強の「壁撞き」という作品を連想しました。あれはオオカミたちが飛んでいました。


染色体のようなものを膜がくるんで細胞が出来たとする細胞の誕生仮説を、遊びながら学べる装置。
自分で膜を書いて細胞を作っていけます。


松ぼっくり。とても大きい種類がたくさんあります。


非常に長い牛の消化管。左側の胃から右の肛門まで何メートルあるのでしょう。


ディスプレイがきれいなのでゆっくり見ていきたいところですが、娘はどんどん通過していきます。




いつも廻るのは地球館ですが、今度は昔からある日本館も見てみようと思います。


科学博物館を出て、大噴水の池のところに来ました。
奥にあるのは東京国立博物館。


木々が紅葉しています。


池から蒸気が上がります。


もちろん噴水も出ます。


秋の空。


この日は着物の日ということで、着物を着た人たちが練り歩いていました。

ローマ出張の旅ーサンタンジェロ城編

2015-11-14 21:47:24 | ローマ
不定期で、2年前のローマ出張時の旅の見聞を振り返っています。
今回のサンタンジェロ城編(2013年10月10日)で、最終回です。


仕事が終わって帰国する日、近くを少しだけ観光しました。
ホテル近くのサン・ピエトロ広場を見に来ました。


パノラマ写真。たくさん椅子が並んでいるので、集まった人たちがここに座って法王のお言葉を聞くのでしょう。


そして、やってきたのがサンタンジェロ城。
大天使ミカエルが屋上に現れてペスト流行の終わりを告げたことから、天使(セント・エンジェル)城という名が付いたといいます。屋上には天使像が据えられています。


城の外壁はまるで地層のように見えます。砂利が緻密に押し固められているようです。


少し城を上がると、テヴェレ川にかかるサンタンジェロ橋がよく見えます。橋には天使の像が並びます。


テヴェレ川の下流方向。


城壁の中。


大砲と弾が展示されています。


外にはこのような公園が。日本とは全く異なる樹木種たちです。


サンタンジェロ橋。


城の中の通路。


天使の像。


城壁の中。


屋上の天使像。


東方向のパノラマ写真。


西(サン・ピエトロ寺院)方向のパノラマ写真。


バサバサとカモメが飛んできて、屋上にとまりました。
絵になるなあ。


城の中。


さて、外に出るとサンタンジェロ橋の前で、ドクロの衣装を着た人が立っています。
写真を撮ると、こっちへ来いと手招きします。
金を取る気でしょうが、気持ち悪いのでさっさとその場を離れました。


帰り道で見た、独特な意匠の小さな蛇口。


ローマ・フィウミチーノ空港近くのホテルで一泊。
モダンなイタリアン・デザインの部屋でした。


早朝、この総2階建てのエアバスA380で帰国の途につきました。

秋のこどもの国

2015-11-07 16:15:26 | 遊園地・公園・遊び場
こどもの国に行ってきました(2015年11月1日)。

天気が比較的晴れていたので、外の気持ちがいい場所として、横浜市青葉区のこどもの国に娘と二人で遊びに行きました。ここに来るといつもよくばって、あれやこれやと遊びつくすかんじになります。


こどもの国駅からの道。


こどもの国に入ると、秋ですね。木々が黄色や茶色に色付いてきています。


ここはさまざまな年齢層に向けたアスレチックの遊具が豊富にあります。


娘は自分が出来そうなものに挑戦していきます。


あかポッポ号という機関車ふうのバスに乗ります。


ポーズ。


バスに乗って眺める園内は広々としていて気持ちいいのです。


ポニー喫茶で昼食をとったあと行ったのは、こどもどうぶつえん。


ヤギ。


この大きなバードケージの中には、おびただしい数のセキセインコ、カモ、ハト、ウズラなどの鳥がいます。


これはセキセインコの群れ。


さて、いつも乗るへリサイクル。


かろうじて、椅子におしりをのせた状態でペダルに足が届くようになりました。
6月の段階ではこれができませんでした。


そして、おもしろじてんしゃ。


いろんな形状の(補助輪付)自転車に乗れます。


中央広場ではフラフープのショー。
これは20㎏の重量のフラフープだとか。


時計回りで一周して入口近くに戻ってきました。
イチョウの木がきれいに輝いています。


これは迷路。


そしてこんな遊具で遊んだり。
娘の遊びのいきおいは止まりませんが、夕方になってきたのでこのあたりで帰りました。

書評「週刊東洋経済 2015年10/24号(特集「教育」の経済学)」

2015-11-01 21:37:43 | 書評(脳科学・心理学)


週刊東洋経済で教育、とくに幼児教育中心に特集が組まれていて、内容的に興味があったので読んでみた。子どもの教育、とくに幼児教育に力を入れることが国の将来の生産性を高めるのに効果的であるというおもに経済学的な視点からまとめられていて、次のように3つのPARTに分かれている。

PART1「教育を科学する」
教育に科学的根拠(エビデンス)を持ち込むのは世界的な潮流だが、日本ではまだ浸透していない。教育政策の議論でも、家庭でも、「だれそれがこうしたら子どもを全員名門大学に合格させた」というような個人的な体験に基づく主観的な意見に影響されていることが多いという。
ノーベル経済学賞(日本はまだ未受賞)受賞者のシカゴ大学ジェームズ・ヘックマン教授らの研究で、就学前教育への投資は就学期間や卒業後の投資に比べて、収益効率(学歴、収入、持ち家率)が高くなることを明らかにした。また、ヘックマン教授は、学力以外の能力=「非認知スキル」の重要性を指摘した。
子育てQ&Aでは、勉強しなさいと言うべきか、ご褒美はあげるべきか、お小遣いはどれぐらいがいいか、褒めて育てるべきか、テレビやゲームは制限したほうがいいか、勉強するメリットはあるか、といった疑問に答えている。「褒めて育てるべきか」では、以前私が書評した「心の成長と脳科学(別冊日経サイエンス193)」にも書かれていたドゥエック教授による「能力」より「努力」を褒めることが効果的であるという考え方が紹介されていた。 

PART2「非認知スキルの高め方」
認知スキルとは、IQ、学力、記憶力など数値化が可能な能力のことである。非認知スキルとは、思いやり、やり抜く力、協調性、自制心、社交性、勤勉性、意欲、自尊心、信頼など目に見えない力の総称である。これまで教育の現場では、認知スキルの向上が焦点となっていたが、近年は非認知スキルが経済的・社会的な成功に大きな影響を及ぼすという研究成果が多数報告されているという。ヘックマン教授らは、とくに幼少期に非認知スキルが伸びやすいとしている。幼児教育での遊びを通しての学びが大切という。一方、IQなどの認知スキルは8~10歳ぐらいまでの比較的早期に確立されるのに対して、非認知スキルは20歳ぐらいまでは十分伸ばせる可能性があるともいわれている。

PART3「政策に科学的根拠(エビデンス)をどう生かす」
文部科学省の調査によると、親の関与が子どもの学力を決めるという。子どもの学力を高める方向に影響を与える保護者の関わりかたとして次のようなことが挙げられていた。1.読書活動(小さい頃絵本を読み聞かせした。子どもに本や新聞を読むように勧めている)、2.生活環境(決まった時間に寝かせる。毎日朝食を食べさせている)、3.信頼関係・コミュニケーション(学校での出来事について話を聞く)、4.文化的活動(子どもと美術館や劇場によく行く。博物館や科学館によく行く)、5.勉強への働きかけ(普段子どもの勉強をみている)。
わが家の子育てを顧みると、こうしたことはある程度できていると思うのだが、意識して実行していきたいものだ。