wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

大倉山公園の梅

2016-02-27 17:26:13 | 横浜
大倉山公園の梅林では梅が満開でした(2016年2月21日)。

このあたりでは一番大きい梅林のある大倉山公園、梅の咲く季節なので綿菓子やチョコバナナの屋台が出ているかもと娘を誘って行ってみたのでした。


東横線大倉山駅で降りて坂道を上っていきます。


大倉山公園に入ると見えてくるのがこのギリシャ神殿風の建物、横浜市大倉山記念館。


建物を横に廻ると、財団法人大倉精神文化研究所という名前が書いてありました。昔は私立のそういう施設でした。


さらに進むとこのような眺めのいい場所を通ります。
右のほうにビルが見えるところは武蔵小杉でしょうか。わかりにくいですが、左には小さくスカイツリーも見えています。


梅林に着きました。
梅が咲いているし人もたくさん出ています。


満開です。






前来たときはオタマジャクシがたくさんいた池ですが、濁っているせいかオタマジャクシは見えません。


みごとなしだれ梅。


しかし、娘が期待していた屋台はコンペイトウ屋さんが1軒のみ。普通の食事ができるところはあるんですが。
ちょっとがっかりして、大倉山の街でアイスでも食べようとカフェを探したところ、これも見つからない。
仕方なくコンビニでアイスを買って駅のホームで食べたのでした。

書評「絶対に行けない世界の非公開区域99(ダニエル・スミス)」

2016-02-21 21:08:44 | 書評(その他)


子どものころは「世界の謎・不思議」みたいな写真入りの本をよく買って読んでいた。大人になってからもUFOや宇宙人関連の本をさかんに読んでいた時期がある。世界の未解明の謎みたいな話題にはどうしても惹かれてしまう。それで、この本が出ていることを知って、ワクワクしながら入手したのである。世界の99か所の非公開区域が紹介されているのだが、知らなかったところがほんとうに多いと思った。軍事基地、政府関連の秘密施設、歴史的な遺跡等が中心である。だから、読んでいくことでたくさんの世界の秘密の場所について知見を広めることができた。一方で、紹介されている写真にあまりインパクトがないと思った。衛星写真や公式に公開されている写真がほとんどなのではないだろうか。スクープ写真、真贋が疑われるような写真(例えば宇宙人や未確認生物の写真とか)のような、いかがわしくも興味をそそられるような写真は載っていないのである。例えば、紹介されている米国ネバダ州のエリア21という空軍施設はUFO(あるいは人間が製造したUFO)が目撃されることで有名だが、掲載されている写真はありふれた衛星写真と近くのハイウェーの写真のみである。だから、この本を読んでもおかしな刺激は受けないが、ふつうの人が知らないような知識をたくさん得ることはできる。出版社であるナショナルジオグラッフィクの枠からはみ出ない、どちらかというと知的でまじめな本である。

多摩動物公園のライオンバスはしばし見納め

2016-02-13 16:07:24 | 動物園・水族館
多摩動物公園に行ってきました(2016年2月6日)。

去年に引き続き、今年の冬も東京の4動物園・水族館でスタンプラリー「VISITほっとZOO 2016」をやっているので、家族で多摩動物公園に行ってきたのでした。今回はライオンバスと昆虫園を中心に廻りました。
ここの目玉のライオンバスは、放し飼いのライオンをサファリ形式に観覧するバスとして50年前に世界で初めて始められたものです。私も小さかったとき両親に連れられてライオンバスに乗った45年くらい前のことを、おぼろげながら覚えています。そのライオンバスの発着場の工事のため、3月31日をもって当面の間バスの運行とライオンの展示が休止となるそうです。しばしのあいだ見納めです。


入口近くの看板がライオンバス運休を知らせる。


ペリカン池には野生のアオサギが住み着いています。
エサにはありつけるし安全だし、住み心地がいいんでしょうね。


ライオン園。


ライオンバスに乗ると、窓枠につけられたエサの肉を目当てにメスライオンがやってきました。






向う側にはオスライオンが来ています。




もう一台のバスにライオンが寄ってきている様子がよくわかります。


昆虫園は2つの施設にわかれています。これは昆虫生態園。


チョウの蛹。


園内の様子。


園内にはおびただしい数のきれいなチョウたちが生息しています。










そして、こちらは昆虫園本館。


こちらには昆虫の標本が多いです。
甲虫たち。


チョウたち。


プラチナコガネというまるでメッキしたような光沢のある甲虫。


昆虫をさわって観察もできます。
娘はナナフシを持つことができました。よしよし。
最近は虫もさわれない子が多いといいますからね。


ダンゴムシの観察。


移動の途中にあった動かないバスの運転席で運転手気分に。


ワシ。


イヌワシ。


さあ、帰ります。今日は寒かったです。

娘はこの3日後インフルエンザにかかってしまいました。たぶん子どもたちが多い動物園でうつったんじゃないでしょうか。いまもってウイルスと格闘中です。

「村上隆のスーパーフラット・コレクション」横浜美術館展は楽しすぎる

2016-02-07 22:07:45 | 美術館・展覧会
横浜美術館で開催中の「村上隆のスーパーフラット・コレクション」を見てきました(2016年2月3日)。

村上隆という現代美術(モダンアート)の有名アーティストが自ら所有する現代美術を中心とするコレクションを紹介する展覧会でした。スーパーフラットとは、平面性という造形的な意味のみに限定するものではなく、時代、ジャンル、既存のヒエラルキーから解放された個々の作品の並列性を示したものだということです。今回のコレクションの作品群のレベルが高いせいなのか、コレクターの趣味がいいからなのか、そもそも現代美術というものがそうなのかわかりませんが、単純に感性に強く訴えてくる作品が多くてとても楽しかったというのが感想です。私は音楽好きなので、その音楽がいいものかよくないものかは聞けばわかりますが(もちろん個人的な感性において)、美術ってその作品がいいのか悪いのかよくわからないというのが正直なところでした。えらい批評家の言っている評価を知らなくても、自分がいいと思えば、それはいい作品なんだ、という感覚がわかったような気がしました。なんか、モダンアートが好きになりそうです。


横浜美術館。手前の噴水は工事中。


展覧会の広告。
開催は2016年1月30日~4月3日。


アンゼルム・キーファー。





作者わからず。





奈良美智が好きだったらたまらないですよ、この作品「Orange covered wagon」。
キャンピングカーみたいな、移動店舗みたいな車の中を覗くと、女の子の部屋のような奈良美智ワールドが全開です。

そして、部屋の中からこんな曲たちが流れてくるんですよ。


デイヴィッド・シュリグリー。



たぶん、ここに並んでいるのは芸術品じゃなくて、民芸品とか工芸品とか工業品とかの類なんでしょうね。
でも並ぶとすごい迫力。


篠山紀信のクレイジー・ユキオ。










このあたりは作者わからず。でも興味深い作品。


なんだか不思議で笑っちゃうような作品。




奈良美智作品は豊富です。


キム・ゴードン。


ダミアン・ハースト。


李禹煥(リー・ウーファン)。


ダグ・アンド・マイク・スターン。


白隠慧鶴。


夏目漱石。


北大路魯山人。
きっと高額なんでしょうが、ここにこうして並んでいると特別すごいとは思えなくなります。まん中の花瓶なんかうちの実家にあるのとそっくりですし。

でも、こうして撮影が許されている美術展はいいですね。あとで確認できます。