wakabyの物見遊山

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コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ9‐チビタベッキア下船&ローマ観光編)

2010-07-11 17:50:20 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
2010年5月9日、とうとうチビタベッキアでの下船の日となりました。この日は、朝9時ごろ下船し、バスでローマに移動、夕方までローマを観光し、20:45発の飛行機でローマを発つというスケジュールでした。


朝、チビタベッキア港に入港します。


コスタ・パシフィカとはこれでお別れです。また会えるかどうか分かりません。


バスで港を離れます。コスタ・パシフィカの見納めです。


ローマの街に入りました。これはコロッセオ。


テルミニ駅近くのホテル、メディテラネオの前をバスが通過します。実は7年前、イタリアに出張した時このホテルに一泊したことがあります。トレビの泉にコインを入れてなくても、またローマに呼ばれてしまいました。


共和国広場。ここでバスを降り、夕方までローマを観光できます。私たちは徒歩でローマの街を散策することにしました。


バルベリーニ広場。


トレヴィの泉。お約束で、後ろ向きにコインを泉に投げ入れました。


スペイン広場のスペイン階段。後ろはトリニタ・デイ・モンティ教会。


スペイン広場にあるバルカッチャの噴水。


スペイン広場からコンドッティ通りが見えます。ここはブランドショップ街です。


ピンチョの丘に上がると、遠方にサン・ピエトロ寺院のドームが見えました。


ポポロ広場。この後、共和国広場に戻る途中で道に迷い冷や汗をかきました。バスの集合時間までになんとか戻れたのは、イタリアのガイドブックを持参していたおかげです。
バスでファウミチーノ空港に移動、JALの直行便に乗って、翌日成田に到着しました。


これで、コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)の紹介はいったん幕を閉じます。
いい旅でした。添乗員の船〇さんによるサポートや、部屋もディナー席も隣だった富〇さん夫妻、ブログにもたくさんコメント頂いた大橋さん夫妻をはじめツアーに参加した20名のみなさんとの交流もあったからと思います。クルーズという旅-ゴージャスで合理的な-を初めて経験しました。これを新婚旅行にできてよかったと思います。次はどんな船でどこに行こうかと考えています。つまり、クルーズは一度経験すると、必ず癖になります。
ちなみに今回のクルーズの乗客数は計3342名。国別乗客数ランキングは、イタリア客船なのでやはりイタリア人がダントツの1777名、その次にフランス、スペイン、ドイツ、ロシア、米国、スイスときて、日本は8位の63名でした。バケイションが短い日本にしては意外に健闘していると思いました。
クルーズを経験していろいろ考えました。なんで日本はこういう大型客船を造れないのか、持てないのか?日本は海運王国ではなかったのか?日本の客船の料金はなんで高いのか?たとえばスタンダード・クラスであるコスタの船は食事代込みで一泊1万円から乗れます。2万円払えば海側バルコニー付の部屋に泊まれます。4万円でスイートに泊まれます。実際には、フライ&クルーズで現地に行くための飛行機代もかかりますが。日本の客船は一泊4万円も払って狭い内側船室です。これでは日本のクルーズ人口のすそ野は広がらないでしょう。実際、アジアでは中国や東南アジアの方がクルーズが盛んです。このような状況の中では、せめて海外の客船に日本で乗下船できる手軽なクルーズをもっと増やしてほしいものです。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始なら日本人も休みが取れますから。

次回からは、この西地中海クルーズで出会った、ネコたち、車たち、そして豪華客船たちを紹介していきます。


コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ8‐カターニア編)

2010-07-03 14:22:21 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
2010年5月8日の寄港地はカターニア(シチリア島、イタリア)です。この日は高級リゾート地・タオルミーナの観光ツアーに参加しました。


朝7時くらい、カターニア港に入港します。手前がカターニアの街、奥がエトナ山。エトナ山は活火山です。


ツアー・バスでタオルミーナに到着しました。タオルミーナは海抜250mの高さにあり、タオルミーナ湾が下に望めます。




タオルミーナの街の様子。


ギリシア劇場。紀元前3世紀の建造。


ギリシア劇場からの眺め。左がタオルミーナ湾、中がエトナ山、右がタオルミーナの街。


自生しているのだと思いますが、近くには様々な色の花が咲き乱れていて、綺麗なので思わず撮影しました。


街に戻ってお土産を物色します。きれいな陶磁器のフィギュアが並んでる店があり、妻がいたく気に入ってましたが、値段を聞いたら1つ500ユーロするということで、買うのをあきらめました。


別の陶磁器の店。ここもいい物が沢山ありました。


シチリア島で必ず買いたいと思っていたのが、お菓子カンノーリ。映画「ゴッド・ファーザー」でボスの毒殺にも使われた、シチリア人が大好きなお菓子。タオルミーナの菓子屋に入って探しましたがそれらしい物が見つかりません。つづりも憶えてなかったので、とりあえずそれっぽい名前のcand'oriというお菓子を買いました。しかし帰ってから調べたらこれは別のお菓子でした。


こちらが本物のカンノーリcannoli。鎌倉にあるイタリア菓子店で買えました。もちろんおいしかったです。日本のほうがなんでも手に入るといういい例です。


カターニアの街に戻ってきました。


乗船します。


この日はデッキ0から乗下船しました。


カターニア港を離れます。


船はシチリア島とイタリア本土の間を進みます。写真はイタリア本土側の海岸線。


海を進むと突如、不思議な島のようなものが見えてきました。



これはストロンボリ島。海底から突き出た活火山で、海面下からは2000m、海抜926mあるそうです。


こんな島に人が住んでいて、観光地になっているそうです。驚きです。左のほうに、島の頂上から海面まで地滑りが起きているのがわかります。その右には白く点々と集落が見えます。信じられません。


コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ7‐バレッタ編)

2010-06-19 19:51:35 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
2010年5月7日、コスタ・パシフィカの寄港地はバレッタ(マルタ島、マルタ共和国)です。マルタ共和国は人口40万人の、最も面積の小さいEU加盟国です。バレッタの街は城壁に囲まれた要塞都市で、街全体が世界遺産に認定されています。この日はバレッタの街を散策しました。


バレッタに入港しました。


船から投げたロープを埠頭の係員が掴まえて、着岸します。


コスタ・パシフィカの舳先。ブリッジ(操舵室)が船体から張り出していて、私の立ち位置である舳先の下にも視界が届くことがわかります。


この城壁の上が街です。


街は城壁で囲まれています。


市街地に到着しました。


高台の公園には、港に向けられた大砲が残されています。


公園から港の対岸を望む。


公園から見えるコスタ・パシフィカ。赤で示したあたりが私たちのキャビンです。



街の様子。


楽隊が演奏の準備をしています。


広場では、奥のステージでフラメンコのような踊りが披露されている一方、手前では大きな世界地図を使ったゲームのようなことが行われている。


船に戻ります。


マルタ島はガラス工芸が有名だということで、このような花瓶をお土産に購入してきました。


今回のツアー会社クルーズプラネットによるツアー参加者のパーティーによんで頂きました。手前左が私、右が妻。


船長(中)とクルーズ・マネージャー(左)も挨拶されました。右はツアー添乗員の”船が好きな”船〇さん。


クイズが行われ、優勝者にはこのコスタ・パシフィカの金属製置物が贈られました。船のショップでも買えないレア・アイテムです。私には当たりませんでしたが、記念に写真を撮ってもらいました。


この日は2回目のフォーマル・デイ。


ディナーではハッピー・ハネムーンと書かれたケーキを頂きました。テーブルの他の人にあげても、大きくて食べきれませんでした。


ディナーの後、カジノに行きました。妻がスロットマシンを楽しんでいました。私は見るだけで満足です。
映画「カジノ」でロバート・デ・ニーロも言ってます。カジノに来る全ての客がカモだと。客船もカジノで儲けるそうです。




コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ6‐チュニス編)

2010-06-12 23:21:07 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
写真を大きく綺麗にお見せしたいので、今回からブログのデザインを変更しました。

さて、いよいよコスタ・パシフィカの西地中海クルーズは後半に入りました。2010年5月6日の寄港地はチュニス(チュニジア)です。
私たちにとってアフリカは初めての地です。今回のクルーズで寄港する他の国々はみなEUなので入国審査はありませんでしたが、唯一チュニジアでは港のターミナルで入国審査が行われました。
この日はツアーには参加しませんでしたが、アフリカ初上陸のために下船し港の近くを散策しました。しかし危険もあるということなので遠出はしないで船に戻りました。


いい天気です。アフリカ大陸が遠くに見えてきました。


チュニス港に入港します。


船から見たチュニスの街。


コスタ・パシフィカの向こう側に見えるのはチュニス湖。


埠頭ではアフリカ音楽の演奏をしています。


貴族風の衣装を着て演奏しています。鷹もいます。


妻はラクダに乗ってごきげんでした。3分くらい乗って5ユーロ。後で乗った人は10ユーロ取られたとのこと。


街に出て見ました。ひっきりなしにタクシーが声を掛けてきますが、無視するに限ります。


遺跡のような建築物。手前には魚のオブジェのようなもの。


こんな車がなぜか放置されたままです。


人物のモニュメント。たぶん建国の父のような方でしょうか。


港に戻りました。コスタ・パシフィカの手前にあるのが港のターミナル。左のほうに別の客船が泊まっています。実は今回のクルーズでは沢山の豪華客船を見、写真に収めてきました。これらの船は、また別の機会にご紹介していく予定です。



コスタ・パシフィカの姿。


船に戻ってキャビンから外を眺めると、煙突から何やら体に悪そうな黄色い煙が出ていました。



この日のディナーでは、クルーによる歌の披露や乗客とのダンスが行われました。


夜9時からは船長主催のハネムーン&結婚記念のカクテルパーティーがありました。添乗員の船〇さんに写真を撮って頂きました。


ツアーでご一緒になり、いつもコメントを頂いている大橋さんから写真を送って頂きました。キャビンのタオルでできたデコレーションです。白鳥のつがい、良くできてますねぇ。ありがとうございました。


コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ5‐パルマ・デ・マヨルカ編)

2010-06-05 22:02:05 | コスタ・パシフィカ(西地中海クルーズ)
2010年5月5日の寄港地はパルマ・デ・マヨルカ(マヨルカ島、スペイン)です。
マヨルカ島は、他にイビサ島、メノルカ島を含むバレアレス諸島の中で最も大きな島です。この日は、ツアーには参加せず、港の周りをゆっくり散策して船に戻りました。


早朝、まだ薄暗いうちに港に到着しました。


昨日からの雨が上がり虹が出ました。


遠くにカテドラルが見えます。


船から見たパルマ・デ・マヨルカの街。


桟橋から見たコスタ・パシフィカ。


パルマ・デ・マヨルカの街。


ヨット・ハーバー。天気が良くなってきました。


この日は昼ごろ出港しました。


まだ風は涼しいですが、気持ちのいい天気になりました。


天気がいいと欧米人はデッキ・チェアーで日光浴します。私たちも日光浴を楽しみましたが、他に日本人を見かけませんでした。


向かって右が私(wakaby)、左が妻。この日はクルーズ中2回あるフォーマル・デイの1回目です。といっても、スタンダード・カテゴリーの船なのでタキシードまでは求められずダークスーツでいいとのことでした。私は普段使わないネクタイ・ピン、カフス・ボタン、ポケットチーフを使って少しおしゃれしてみました。妻は元々アパレル関係の仕事をしていたので、彼女なりのこだわりを見せていました。周りを見るとタキシードを着た方からカジュアルに近い方まで様々でした。


いつも窓際のこのテーブルでディナーをいただきました。