wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

2015年横浜港への外国客船寄港予定

2014-12-27 09:04:03 | 客船関連情報
2015年に横浜港に寄港する外国客船のリストをまとめてみました。横浜市港湾局発表の2014年12月26日現在のスケジュールを基にしています。

2015年も2014年に引き続き、ダイヤモンド・プリンセスの寄港が多いです。
初入港するのは、ロイヤルカリビアンのマリナー・オブ・ザ・シーズとクァンタム・オブ・ザ・シーズ。そして、ロストラルとアイーダ・プリマです。クァンタム・オブ・ザ・シーズは大型の新造船で見てみたかったですが、平日(8/27)なのできびしいです。同じくマリナー・オブ・ザ・シーズ(3/25)も平日の寄港です。ロストラルはフランスのスタイリッシュな小型船でぜひ見てみたいです(5/23)。アイーダ・プリマは三菱重工長崎造船所による新造船です。久しぶりの日本製の大型客船ですが、慣れない仕事をしたために三菱重工は数百億円の赤字を出してしまったそうです。この船はぜひ見ておきたいです(10/1~4)。10/1には同じく長崎造船所生まれのサフィア・プリンセスも寄港するので、日本生まれの大型客船2隻がランデブーすることになります。いやしかし、アイーダ・プリマはベイブリッジをくぐって大さん橋に停泊できるのでしょうか?そこがちょっと不明です。

2015年横浜港寄港外国客船リスト
(土日祝日メーデーのため見に行きやすいものには〇を、平日だけど日をまたいで停泊するので夜なら見れるものに△を付けました)

・1月26日(月)8:00~27日(火)20:00 エクスプローラー (24,318t、180m、△)
・3月17日(火)22:30~18日(水)20:30 クイーン・エリザベス(90,901t、294m、△)
・3月25日(水)6:00~25日(水)18:00 マリナー・オブ・ザ・シーズ(138,279t、311m、★初入港)
・4月29日(水)6:00~29日(水)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m、〇)
・5月1日(金)7:00~1日(金)18:00 セレブリティ・ミレニアム(90,228t、294m、〇)
・5月1日(金)7:00~1日(金)16:30 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(137,308t、311m、〇)
・5月3日(日)13:00~3日(日)17:00 コスタ・ビクトリア(75,166t、252m、〇)
・5月7日(木)6:00~7日(木)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・5月9日(土)8:00 9日(土) 17:00 コスタ・ビクトリア(75,166t、252m、〇)
・5月14日(木)8:30~14日(木)17:00 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(137,308t、311m)
・5月15日(金)6:00~15日(金)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・5月18日(月)8:00~18日(月)17:00 コスタ・ビクトリア(75,166t、252m)
・5月22日(金)8:00~23日(土)19:00 コスタ・アトランチカ(85,619t、292m、〇)
・5月23日(土)6:00~23日(土)23:59 ロストラル(10,944t、142m、★初入港、〇)
・5月27日(水)8:00~27日(水)20:00 サン・プリンセス(77,441t、261m)
・5月27日(水)14:00~27日(水)23:59 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(137,308t、311m)
・7月3日(金)6:00~3日(金)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・7月8日(水)6:00~8日(水)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・7月17日(金)6:00~17日(金)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・7月26日(日)6:00~26日(日)19:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m、〇)
・8月3日(月)6:00~3日(月)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・8月12日(水)6:00~12日(水)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・8月14日(金)             サファイア・プリンセス(追加)
・8月19日(水)6:00~19日(水)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・8月27日(木)8:00~27日(木)17:00 クァンタム・オブ・ザ・シーズ(167,800t、348m、★初入港)
・8月28日(金)6:00~28日(金)18:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m)
・9月6日(日)7:00~6日(日)21:00 ダイヤモンド・プリンセス(115,875t、290m、〇)
・9月14日(月)6:00~14日(月)17:00 マリナー・オブ・ザ・シーズ(138,279t、311m)
・9月22日(火)8:00~22日(火)17:00 セレブリティ・ミレニアム(90,228t、294m、〇)
・10月1日(木)7:00~1日(木)23:59 サファイア・プリンセス(115,875t、290m)
・10月1日(木)16:00~4日(日)18:00 アイーダ・プリマ(124,500t、300m、★初入港、〇)(中止) 
・10月25日(日)13:00~25日(日)19:00 セレブリティ・ミレニアム(90,228t、294m、〇)

ローマ出張の旅-たそがれ時のサン・ピエトロ寺院界隈

2014-12-20 10:21:39 | ローマ
クリスマスにちなんで、カトリックの聖地サン・ピエトロ寺院界隈の写真を紹介します。
これは昨年ローマに出張したときに撮影したものです(2013年10月9日)。
ちなみに、私の愛猫シルバーが亡くなった次の日です。


黄昏時のサン・ピエトロ寺院。


細い三日月が浮いていて、なんとも幻想的でした。


空の群青色がとても鮮やか。


テヴェレ川の向こうに見える月。
月が、日本で見るよりなぜか大きく感じました。


テヴェレ川のV.エマヌエーレ2世橋の上の彫刻とサンタンジェロ城。
サンタンジェロ城は、日本語にしたら天使城。
大天使ミカエルが屋上に降りてきたと言われています。

他のローマ観光写真はまた機会があったら紹介します。

コスタ・アトランチカ(横浜港大さん橋)

2014-12-14 08:58:37 | コスタ,MSC,ロイヤルカリビアン,アイーダ,ノルウィージャン
コスタ・アトランチカを見に横浜港大さん橋に行ってきました(2014年12月6日)。

この船は横浜に初入港です。私自身久しぶりの客船見物ですが、この時期、外国客船が来ることは珍しく、今回の寄港は、プサンから来てプサンに戻るチャータークルーズのためのようです。

いつものように、船の基本データは次の通り。
コスタ・クルーズ所属、2000年竣工、総トン数85,619t、全長292m、乗客定員2,680人、スタンダード・カテゴリー。
3月に来たクリーン・エリザベスと大きさはそんなに変わりません。


赤レンガ倉庫ではクリスマス・マーケットの最中。
その向こうに寄港中のコスタ・アトランチカが見えました。

赤レンガ公園岸壁からのショットを3枚。





バルコニー付き客室がたくさん並んだ現代型のクルーズ客船です。
大型船の部類に入るのでしょう。


大さん橋に移動して、まずは船首からの眺め。


夕方なので、レストランでディナーのためのテーブルセッティングがされているのが、窺えます。


船尾からの眺め。


すこし暗くなってきたので、明かりが付きはじめました。
たそがれ時のこんな光景が好きです。


大さん橋ターミナル玄関のクリスマス・リースとともに。



書評「キッチン(吉本ばなな)」

2014-12-07 09:05:56 | 書評(文学)


吉本ばななの本を読むのはこれが初めて。
というか、女流作家の小説をまともに読んだことがなかったかもしれない。

吉本ばなな(現在の名は、よしもとばなな)は1964年7月に東京都文京区で生まれているから、1964年8月に東京都北区で生まれた私ととても近いところで人生を出発している人であることを知った。完全に同世代の作家である。よしもとばななの作品は海外でも評価が高く、とくにイタリアでいくつも受賞している。その初期のもっとも有名な作品が「キッチン」のようだ。

「キッチン」は「キッチン」「満月―キッチン2」「ムーンライト・シャドウ」という3つの短編から構成される。「満月」は「キッチン」の続編として、続けて一つの物語になっている。「ムーンライト・シャドウ」は別の物語である。どの物語も、身近でとても大切な人が亡くなったあと、残された自分が悲しみや淋しさの中でどうやって生きていくのかが主題になっていると思う。

「キッチン」は、「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」というフレーズで始まり、台所は舞台設定としてたびたび出てくる。そして、もう一つの舞台設定は、祖母が亡くなったあと、仮住まいをさせてもらうことになった知り合いの家庭である。祖母が亡くなって天涯孤独になった主人公・桜井みかげは、悲しみの中にいても、仮住まいの家の雄一とその母(元父)えり子との交流の中で人の温かさを感じていく。その交流は、むしろヌクヌクとさえしていて、感情の流れとかはほんとうにリアルに描かれていてすごいんだけど、それだけの作品なのかなと思っていると、どんでん返しがある。

続編の「満月」で、えり子が殺されるのである。ここで、この作家、本気だな、と思った。気の狂った男につけまわされて刺されたのである。その後、雄一との心の触れ合いがあり、最後に離れ離れになった雄一に会いに行く山場(みかげが来ていた伊豆からの距離感と、豆腐料理の名所ということから雄一がいたのは大山と思われる)があって、未来を予感させて終わっている。

「ムーンライト・シャドウ」は亡くなった恋人の等を思いながら、苦しみを懸命に乗り越えていこうとするさつきが主人公である。ここでは、いつも待ち合わせをしていた川の橋で、亡くなった等に再会するという神秘現象がクライマックスになっている。物語の途中で、「橋を渡り、追いかけていって行ってはだめだと連れ戻す夢も何度も、何度も見た。夢の中で等は、君が止めてくれたから死なずにすんだよ、と笑った。」という記述がある。こういうことは実際に同じような体験をした人でなければ書けないんじゃないかと思う。全体に、日々の出来事や心の動きが、あたかも正確に記録された日記のように進んでいく。創作と思えないほど自然なのだ。

3編とも短編だからなのか、物語がとても自然だからなのかわからないが、読後の余韻はなぜか少なかった。しかし、読んでいる間はいい話だなあと思う、そんな小説だ。


ブログタイトルを変更しました

2014-12-06 09:41:29 | お知らせ・出来事
ブログタイトルを、これまでの「wakabyの客船&山散歩フリーク2」から「wakabyの物見遊山」に変更しました(2014年12月6日)。

客船趣味のほうは、ずっと乗ってないしあまり見にも行けていません。また最近は、山歩きを自粛して、子供の相手をするためにパワーを温存するようにしています。一方で、観光、書評、坐禅のことなどを書くことが増えています。それでブログの内容にそくしてタイトルを変えることにしました。
遊山とはもともと禅語で、修行を終えたあと、他の寺へ修行遍歴の旅をすること。そこから、いろいろと見物して回る意味で、物見遊山という言葉ができたようです。

船や山のことも機会があれば書きます。
引き続きよろしくお願いいたします。