wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

東京都写真美術館の「イントゥ・ザ・ピクチャーズ」と「内藤正敏 異界出現」展

2018-06-24 15:51:14 | 美術館・展覧会
東京都写真美術館で2つの展覧会を見てきました(2018年6月16日)。

6月17日の父の日のプレゼントとして、前日にフリーデイをもらったので、どこかに出掛けることにしました。それで行くことにしたのが東京都写真美術館。恵比寿ガーデンプレイスにある美術館です。私は初めて行きます。


恵比寿ガーデンプレイス。


その一角に東京都写真美術館があります。
B1から4Fまである個人まりとした美術館です。


開催中の展覧会が示されています。
3Fで開催の「TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ」という美術館収蔵作品展、2Fで開催の「内藤正敏 異界出現」を見ることにしました。




2Fから3Fが吹き抜けになっていて、3Fから2Fを見下ろせます。
ここのショップには多くの写真集がそろっていて、私は鋤田正義の写真集を買いました。一方で、レヴィ=ストロースや中沢新一といった文化人類学の本も多数紹介されていて、写真とは文化人類学なんだと気付かされたのでした。


東京都写真美術館の目黒側の入口。

さて、写真展は二つともそれなりにおもしろかったのですが、A4版くらいの写真が多くてそれぞれ味わいや趣きは感じられるものの、インパクトを感じたかというとそうでもありませんでした。「内藤正敏 異界出現」の最後のほうにはA0版くらいに引き伸ばされた写真が並べられていて、こちらはインパクトがありました。同じ写真でもプリントの大きさで受ける印象がだいぶ変わるもんですね。


近くにはこのような目立つオブジェのある建築物があります。日の丸自動車学校だそうです。

茨城県桜川市の大池

2018-06-17 21:25:10 | 茨城・栃木・埼玉
先日、茨城県の実家に帰ったおり、桜川市の大池に寄ってきました(2018年6月3日)。

私が子供だったころは「うだつ沼」という名前だったと思います。あまり整備されていない放置されたままのため池という感じでした。いつのころからか大池と呼ばれるようになったようで、桜川市のホームページで見たら、「水に親しむ新たなレクリエーションの拠点として公園整備がすすめられつつあります」と書かれていたので、どのようにきれいになったのか見てみたいと思い、父の車で連れていってもらったのでした。


水戸線で実家に帰る途中、電車から見えた鬼怒川。洪水を起こしたり、最近は水遊びしていた若者が溺れたりとこわいイメージもありますが、雄大できれいな川です。


大池に着きました。


なんか昔と変わっていない感じです。


近くには田んぼが広がっていて、田植えがすんであまり日数はたってないようです。


田んぼにはオタマジャクシが泳いでいます。


釣りをしている人がいます。右奥にはボートが見えますが、わかるでしょうか。


池の上を通る水戸線。


池のほとりの農家。


黒鳥のつがいでしょうか。


池の反対側は林になっていて、歩きにくい山道が通っていますが、池を回り込んで一周するというようなことは難しそうです。


林のほうから見た池の風景。

こんな感じでしたので、公園整備がされているような状況ではありませんでした。私が子どものころと何も変わっていない、しんと静まりかえったままの池でした。池を一周できるような遊歩道だけでも整備したら、ちょっとした観光地になりそうなのですが。

浜離宮恩賜庭園

2018-06-10 17:10:52 | 遊園地・公園・遊び場
浜離宮恩賜庭園に行ってきました(2018年6月2日)。

この海べりにある広大な庭園にはずっと前から行ってみたいと思っていましたが、先日ようやく行ってきたのでした。徳川将軍家によって作られた大名庭園です。特別名勝・特別史跡に認定され、現在は東京都立となっています。


浜松町駅を降りると、近くには旧芝離宮恩賜庭園というのがあり、浜離宮より規模は小さいですがよく作りこまれた庭園のようで、別の機会に行ってみたいと思います。


浜松町駅から10分ほど歩いて浜離宮に着きました。「中の御門」から中に入ります。


これが庭園の地図。「中の御門」は右中側の入口です。


入ると広々とした広場に出ます。


野外卓広場のあたりの松の木。
庭園の背後にある借景が高層ビル群というのが、なんとも不思議な効果を出しています。


潮入の池。


広い池です。海水を引き込んでいます。


橋で渡ると中島の御茶屋があって、営業中です。


いくつか築山がありますが、これは富士見山。


ビルに囲まれているため、さすがに富士山は望めませんが、園内の眺望はいいです。


庭園を囲んでいる東京湾の水路。


水路は中央に見えるような水門で隔てられていて、向う側が墨田川です。


横堀水門。これで東京湾と園内の池の間で海水が行き来しています。


新樋の口山の上に登ると、レインボーブリッジまで一望できます。


内堀。


この庭園では季節折々の花が楽しめるようですが、この時期はハナショウブが満開の時でした。





天気がよかったので、公園で寝そべっている人も多かったです。外国人客が多かったですね。都会のオアシスとしてとても気持ちのいい場所でした。
帰りは新橋駅に向かいました。こちらも10分くらいかかります。

ローマ出張2017年版ー動物学博物館編

2018-06-03 15:06:00 | ローマ
2017年11月のローマ出張時に散策してきたボルゲーゼ公園につき、今回は園内にある動物学博物館を紹介したいと思います。

ここは日本でいえば上野の森(上野恩賜公園)に似ていて、広大な公園の中に美術館、博物館、動物園が点在しています。ボルゲーゼ美術館、ヴィラ・ジュリア国立博物館、ローマ国立近代美術館、ローマ動物園、動物学博物館(自然史博物館)があります。上野の森が好きな私としては、行っておくべき場所でした。


これはローマ動物園の門。動物園といえどもローマらしい重厚さです。


入園料が出ています。大人16ユーロ、子供13ユーロです。
ここは見ないでパスします。


ローマ美術館のとなりにあるのが、動物学博物館。ここが今回の目的地。動物に絞った博物館ということで、どんな展示がされているのか興味を持って見に行きました。


通路を入っていきます。平日とはいえ人けがないのがちょっと気になりますが、チケットを買って中に入りました。


ふつうに動物の標本が続きます。これは昆虫(チョウ)の標本。


そして哺乳類の生きているようなはく製。


アリ塚の切断面かな?


細胞の模型かなと思いましたが、ミジンコがいたりして、なんなんでしょうか。


この博物館で一番充実していたのが、鳥類のはく製です。






そして哺乳類は、現存の動物たちが進化の順に並んでいました。これはもっとも原始的な単孔類の中のカモノハシ。


同じく単孔類のハリモグラ。


有袋類のオポッサム。
このへんまでは、生きた動物はめったに見れないので、はく製でも見れれば貴重です。


有胎盤類のネコなどを含む食肉目。


クジラの骨格。

こんな感じで、はく製などの標本中心に、まじめにまとめられた博物館でした。
人があまりいないので、ゆっくり見れるのはいいかもしれません。