この夏の茨城へのお盆帰省(2024年8月11日~8月13日)の2日目に、「つくし湖」に父の車で連れて行ってもらいました。
前日は横浜が36℃、茨城が38℃でした。夏暑く、冬寒い、雷と地震が多い過酷な土地です。父がどこか行く?というので、暑いので水があるところがいいと言ったところ、「つくし湖」に行こうと言います。私はまだ行ったことのないところです。湖とはいっても、この近くに大きな湖はないはずですが、どんなもんかまずは行ってみることにしました。
筑波山のふもとに来ました。
これがつくし湖。けっこう透明度が高く、水質はよさそうに見えました。
高原の山中にある湖みたいな趣きもあります。近くに温泉があってもいいような雰囲気。ただし、標高は平野部とほとんどいっしょなので、気温も変わらず暑い。
そこそこ面積はあります。向う側の土手はダムのようになっていて、水をせき止めているのです。
水門か浄水場のような設備があり、
古い説明板がありました。以前、実家のある筑西市の田んぼの一部は、霞ケ浦の水を引いて使っていると書きました。霞ケ浦の水は、筑波山の下をトンネルで運ばれて、いったんこの人造湖に貯蔵されて、農業・工業・水道用水として私たちの町々に送水されているようです。そういう目的の湖なので、水がきれいに保たれているわけです。
田んぼのイネは黄色く熟しているところも多く、収穫も近いのでしょう。筑波山に寄って帰りました。
説明書きの看板を読んでいると
意味がよくわからなくなってきたので
地図で確認しました。
霞ケ浦から抜いた水がこの貯水池というか
湖に蓄えられ、その北の端はダムのように
堰堤になっているが、その西の端から
水が流れ出て、北へと向かうがぐるっと
回って、利根川にでも合流するのかと
思ったらそうではなく、またその水は
霞ケ浦に注ぐ。
これって珍しくないですか?
筑波山をはさんで、この貯水湖の
標高は、霞ケ浦より高いのでしょうね。
そこにいったん水を引き上げている
ってことになりますね。すごい仕組み
ですね。現代的です。停電とかになると
この仕組みは停まるのかな?
霞ケ浦の水がつくし湖を経由して浄化されて茨城県西部の上水道として使用される。
一方、茨城県西部で出てきた下水道は処理されて桜川などに排出され、霞ケ浦に戻る。
そういう循環をしています。後で飲み水として使うのだから、桜川などの水をむやみに汚さないように気を付けましょうということだと思います。
なお、霞ケ浦の水はアオコのせいで臭かったと思うのですが、実家の水道水が臭いということはないので、別の上水(地下水?)が来ているかもしれません。