新型コロナ感染拡大を鑑みましてしばらくは過去の旅行記事をアップして参ります(という名目で遅アップ分の記事化を敢行しています)
今回は2019年末に恒例のラーメン遠征旅行に行った時の話から(4回目)
(前回の続き)仙台を出発してから3日目。岡山県で念願のレモンラーメンを頂いた後は車をさらに西進。夜のうちに距離を稼ぎたい。
ただ中国地方って意外と東西に長くて岡山から下関まで360km程度を下道だとGoogleナビで約8時間かかる計算。出来るだけ早めに九州入りして観光してみようと決断しここは高速道路に乗っちゃいます。時は金なりとなるか。
折々のPAで仮眠を取りつつ眠気と闘いながら下関にある壇ノ浦PAに着いたのが翌朝8時頃。ここからは関門橋が大きく見えてここを渡ると人生初の九州に行けるワクワク感に包まれます。豚骨ラーメンの聖地ですからね。楽しみです。
PAで少々買い物をし車で少し休憩を取っていたらそのまま気を失うように眠り込んで2時間ほど経過。気温が10度位で春のような陽気だったため気持ちよく寝てしまいました(笑)
時間がもったいないので早々に再出発。九州上陸後も高速をそのまま南下して北熊本SAで休憩を取ったのがお昼12時頃。
お土産品を物色して「メロンパンを超えちゃいました!」という「メロンパンヌ」と何かで全国第一位の「栗千里」を購入。道中のおやつといたします。ちなみに「栗千里」結構美味しかったので名前覚えておこう。
さらに九州を南下していくと鹿児島の桜島が見えてきました。噴煙が黙々と上がってます!これ見たかったやつ。大感動。はるばる来て良かった。
鹿児島で高速を降りたのが14時頃。約3日間でここまで約2,000キロ走った計算になります。我ながら軽自動車で結構頑張りました(^^
鹿児島市も市電が走ってるんですね。市電の有る街ってなんか景色が違います。そして市内から桜島を見たらもう噴煙は収まっていてさっき高速道路から見られたのは本当タイミングが良かったようです。
さて鹿児島と言ったら芋焼酎ですね。せっかくなので有名な「伊佐美」を一度飲んでみたい。こちら鹿児島でも入手困難なお酒だそうでおいそれとは売ってないらしい。
鹿児島の焼酎【伊佐美(いさみ)】元祖プレミアム焼酎として名高い芋焼酎|たのしいお酒.jp
取り合えず売っていそうな「鹿児島市維新ふるさと館」に行ってみましたら在庫を発見!
…が店員さんに聞いたところバラ売りはしてないそうです。6本買うのはキツイ。ここでは「佐多岬」という地元の芋焼酎を購入してみます(←こちらも美味しかった)
その後なんとか他の酒屋さんで「伊佐美」を単品購入することが出来ました。お店の名前は伏せますが売って頂けて有難うございました。
そして人気の洋菓子店「フランス菓子 一公」に立ち寄り「苺のモンブラン」と「和栗のモンブラン」を1個ずつ購入。今日12/24はクリスマスイブでしたので、気分だけメリークリスマス!
# さびしくなんかないぜ!(笑)
さて九州上陸一発目のラーメンは鹿児島市内でお昼に頂いたこちらから
昭和21年創業の老舗で鹿児島のソウルフードとも言われる「ざぼんラーメン 与次郎店」に行ってみます。
こちら伺ってみてビックリ。敷地内に店舗が3つ「ざぼんの茶屋」「麺処ざぼん」「ざぼんラーメン」有りましてどの店にも「ざぼんラーメン」の旗が立っているのです。
つまりどの店でも「ざぼんラーメン」が食べられるというどれだけ「ざぼんラーメン」が好きなんだよという、鹿児島民恐るべし(笑)
今回はラーメン専門店「ざぼんラーメン」に伺ってみます。メニューを見るとスープは豚骨の1種のみ。トッピングと炒飯、餃子を選ぶのみとなっています。さすが九州。
ラーメンの前に「刻みニンニク」と白い漬物が運ばれてきましたがこの漬物がかの有名な「桜島大根漬」なんだらしい。桜島大根って頂くの初めてかも。浅漬けな感じでポリポリといくらでも食べられちゃう美味しさあり。食べすぎ注意?
早速のスープですが豚骨ベースは濃厚ながらさらさらとした飲み口のスープ印象で油量はやや強め。コクの深さもありますね。
元ダレはやや甘めの調味でもとよりクセの少ない豚骨をさらに飲みやすく万人向けに仕立てられたような味わいに感じます。揚げネギが少量入り香ばしさをプラス。
鹿児島ラーメンの特徴としては野菜が多めに入ることだそうでキャベツ、モヤシ、キクラゲが乗っかります。チャーシューは豚バラ肉でトロトロ柔らかな食感のもの。
麺は博多の方の麺とは異なり加水率中程度の細い中華麺が合わせられます。麺量も体感150グラム程度はあって博多のように100グラム程度という替え玉前提の少なさではないですね。麺と野菜とでトータル一杯の食べ応えもしっかりあります。
「構内食堂炒飯(スープ付)」570円
「焼き餃子(6個)」300円
ってことで麺量少なめかと予想してサイドメニューをがっつり頼んでしまいましたが結構お腹きつい(笑)何とかスープまでしっかりと完食です。旨し。
# よゐこ濱口優氏のサイン色紙が飾られてました。TVのロケで来たのかな?
さて鹿児島のソウルフード「ざぼんラーメン」ですがまず戦後間もない昭和21年にこのような豚骨ラーメンが既に提供され始めていたという事実に驚かされますね。もっといろいろ食べてみたい。