さて新型コロナ感染拡大を鑑みましてしばらくは過去の旅行記事をアップして参ります(という名目で遅アップ分の記事化を敢行しています)
今回は2019年末に恒例のラーメン遠征旅行に行った時の話(10回目)
(前回の続き)博多の街を車を流しながらそう言えば博多名物の辛子明太子をまだ食べていないことを思い出し急遽コンビニで明太子おにぎりを購入しパクついてみます。
うーん確かに明太子は絶品でご飯との相性も文句なしなんですがご飯に少し違和感。お米の甘さやモチモチ感がちょい足りない。そういえば長崎の宿で出たご飯もこんな感じだった。米飯に関しては東北や新潟の方が美味しいというか口に合うような気がします。そういえば醤油もちょっとトロミがあって甘めでこれはどっちが美味しいとかじゃなくて別物のような差異がありました。やはり現地に来てみないといろいろわからないことって多くありますね。
さて今日12/28でこの旅行も8日目。九州に上陸してから5日目でしたが大晦日の紅白歌合戦までには帰仙しないといけなくて仙台から九州まで大体3日かかったから帰りもそれくらいかかるとなると九州に居られるのは本日が最終日。
# 九州に思いを残した場所は無いか?
福岡市は曇天ですが天気予報では南の方は晴れているらしい。少し距離ありますが思い切って熊本へ、一昨日天気が悪く見られなかった阿蘇山観光にもう一度チャレンジしてみたい。福岡から高速で移動し熊本ICを下りたのが15時前。思い付きで行動してるのでいつも時間ギリギリですが日沈までに阿蘇山周囲を回り切りたい。今日は好天だから少し日が長いはず。
熊本市から阿蘇山の方に上っていくと大きい木が無くて産毛のような草だけ生えているエリアがありました。なんだか日本じゃないような不思議な光景ですがこれは度重なる阿蘇山の噴火と降灰、野焼きや放牧などにより木や森が育たないためにこのような広大な草原が出来上がったのだらしい。ドライブに絶好の良い道ですね。
そして県道339号線通称ミルクロードを阿蘇市方面に進むと「ラピュタの道」と呼ばれる観光地があるのですが、こちらは熊本地震後は通行止めになっていてバリケードで車両が入れないようになってました。
徒歩で入るのはOKだらしいのですが車を停めておく場所もなく今日は止めておきます。いつか道が復旧開通した時には絶対来てみよう。
っていうか遠くに阿蘇山が見えてめっちゃ噴煙が上がってるじゃないですか!? これはもっと近くに寄ってみてみたい。さらに車を走らせます。
ラピュタの道からは一回盆地を超えて向こうの山まで行かないといけなくて、強風でたなびく噴煙を見ながら県道298号線を進み111号線沿いにあります「草千里展望所」に着いたのが約1時間後。
そして柵があると絶対やるポーズ。すいません見知らぬ方ですが勝手に撮らせていただきました(笑)
もっと火口に近づけるかな?「阿蘇山ループシャトルのりば」まで進んでみましたが火口から約1kmのここが限界の模様。いやでももう十分のド迫力。自然の息吹を感じざるを得ません。
ちなみに地震被害でロープウェイは長期運休中。派出所から火口付近は立ち入り禁止の放送がずっと流れていました。(ちなみに令和3年の今は火山ガスの影響が少ない日のみ火口付近までのループシャトルバス(有料)が出ているようです。また行きたいな)
さて阿蘇山観光を満喫した後はもう17時を過ぎていて間もなく日没の時間。暗くなる前に山を下りたい。途中「米塚」を経由しましたが静岡で見た「大室山」に似た可愛らしい形状をしてますね。
さて阿蘇山ドライブを満喫した後は熊本から大分に移動。さっしーの地元大分に着いた頃にはもうすっかり日も暮れて丁度良く夕飯タイム。大分の名物と言えば鶏のから揚げや鶏のてんぷらが有名ですね。
ってことで今回別府市にあります「和音」にて「とり天定食」1,500円を頂きます。
お好みで辛子を少しと酢醤油をつけて食しますとサクサクっと揚がった衣の味付けが上品で鶏肉も柔らかくジューシーでなるほどこれは美味しい。ただのとり天ではないすね。超人気店で結構並びましたがその甲斐ありました。旨し。
そして別府と言えば何といっても温泉でしょう。九州最終日は名湯で粋に〆ておきたい。いろいろググって今回は日帰り温泉「湯屋 夢たまて筥」に立ち寄りましてひとっ風呂を頂きます。
高級温泉が並ぶ中500円程度とリーズナブルなお値段のため超混雑モードではありましたがゆったりと湯船につかり旅の疲れを癒させて頂きました。九州滞在最後の夜を〆るに相応しい良い湯でした。
さてお風呂を出たらもう0時を過ぎていて夕飯も頂いたし九州ファイナル完了な訳ですが、もちっと欲張ってもう一軒夜ラーを食べておきたい。
別府市の繁華街で深夜までやっているラーメン屋を見つけてこちら「壱丁目ラーメン 別府本店」に行ってみます。
こちらは1971年創業の老舗で先代の久留米出身の先代が別府市に出店されたのが始まりだそうで今では大分県内に3店舗が営業中との事。
場所柄、酔客の〆ラーメン客が複数来店されていました。人気店のようです。
早速のスープですが豚骨ベースは白濁で取られてクセは少なく割とシャバシャバとした飲み口。油量は結構強めでこってりとした動物系のコクを湛えています。
元ダレはやはり白醤油主体なのかな。甘めな調味がされており豚本来の甘さと穀物系の甘さがハーモニーを奏でており豚骨スープの旨味をしっかりと持ち上げてくれています。
麺はこってこての九州麺で低加水の細ストレート麺が合わせられます。今回の旅行で食べた麺はいずれも自分のイメージしている九州麺とちょっと違っていたのですがここのはズバリの九州低加水ですね。
替え玉いこうかな!と思ったら替え玉システムは無いらしい。もう0時過ぎてるしおとなしくやめておきましょう。
さて「壱丁目ラーメン 別府本店」ですがこれだけしっかり取られた豚骨スープのラーメンが1杯600円ってのは正直破格でしょう。飲み屋の帰り道にこんな店有ったらそりゃあ寄っちゃいますわね。九州ラーメン行脚の〆に良い店に出会えて良かった。ごちそうさまでした。