新型コロナ感染拡大を鑑みましてしばらくは過去の旅行記事をアップして参ります(という名目で遅アップ分の記事化を敢行しています)
今回は2019年末に恒例のラーメン遠征旅行に行った時の話から(5回目)
(前回の続き)クリスマススイーツを堪能した後はそろそろ今夜の宿を探したい。と言っても車中泊する場所を探すだけですが。
近くの道の駅をナビアプリで探してみたところ「道の駅 桜島 火の島めぐみ館」がここから距離6㎞なのに移動時間2時間弱と出てビックリ。何事!?と思ったら鹿児島市と桜島の特殊な位置関係のせいだと判明。フェリーを使わず桜島へ行くには湾をぐるっと遠回りしなくちゃいけないらしい。まぁでも桜島を間近で見てみたいし行ってみよう。
途中日帰り温泉施設の「花野温泉たぬき湯」に立ち寄ってひとっ風呂浴びていきます。
こちらエメラルドグリーンの源泉かけ流しで420円という破格の低料金が有り難い。そしてなんか券売機が家系直系っぽい感じですね(笑)思わず味玉探してしまいそうです。
そしてたぬき湯ということであちこちに狸の飾り物がありました。昭和の雰囲気漂うロビーと言い味わい深い温泉でいいですね。のんびり出来ました。
さてお風呂を出てからはのんびり下道を進んで「道の駅 桜島 火の島めぐみ館」に到着しましたが残念ながらトイレが夜間施錠されており24時間開放はされていない模様。うーんこれでは車中泊は無理か。
幸いフェリー乗り場の近くにコンビニが2軒あったので買い物をしつつ駐車場の端っこに停めさせて頂きます。
ちなみに鹿児島のコンビニのお酒コーナーって主役が焼酎なんですね。日本酒なんて隅っこにちょこっと置いてあるだけで焼酎の品ぞろえが素晴らしいです。早速いくつか購入して今宵のドリンクとさせて頂きます。
さて翌朝起床後はフェリー乗り場でコンビニコーヒーを飲みながら一休み。頻繁に行き来する船をぼんやり眺めてるだけでも結構楽しい。ちなみにこの辺桜島山頂から5キロ位しか離れていないってのが結構凄い。
フェリー乗り場からほど近い桜島自然恐竜公園にも行ってみましたが巨大な恐竜のモニュメントが置いてあり子供連れ向けな感じであまりする事もなく早々に退散。
あれ?また桜島から噴煙が上がっているみたいです。山頂と噴火口とは別の場所にあるようで急いで車を走らせて昨晩来た道を戻るようにもっと噴煙の見える場所の方に移動してみます。
おおー大迫力。噴煙が雲に溶けていってますね。TVと生で見るのとは全く違いますね。ちなみに桜島の噴火って少ないときは数か月無い時もあるようで二日間連続で見られたのはラッキーでした。
さていつまでも眺めていたい桜島でしたが鹿児島でもう一ヵ所行きたい場所がありまして急ぎ鹿児島市内へ戻りましてさらに南下。本州のほぼほぼ最南端の枕崎市に移動します。
枕崎と言えばカツオの名産地。隣の指宿市と合わせて国内7割の鰹節の生産量を誇るとの事でラヲタ的には鰹節の聖地巡礼として外せない場所なのでした。
今回はカツオを使ったラーメンを出す店があると聞いて「だいとく」に行ってみます。朝からコーヒーしか飲んでないからお腹ペコペコ。
枕崎で食べておくべき、カツオ料理3種+α!│観光・旅行ガイド - ぐるたび
ラーメンメニューを見てみますとカツオのラーメンと、枕崎市のもう一つの名物かごしま黒豚「鹿籠豚(かごぶた)」を使ったメニューの二本柱のようです。かつおラーメンは800円ですがせっかくなのでおすすめセットで注文です。
ああこれは見た目もう絶対美味しいじゃん、と思った方、正解です。カツオのたたきとカツオのミニ漬け丼が付いてこの値段は正直安い。
早速のスープですが主として鰹の出汁が際立つようなバランス感。本枯節の香りが立っていて魚介系特有のクセや雑味はほぼ皆無で丁寧に取られたスープ印象。さらに動物系として豚骨を少量用いているようでお吸い物ではないきちんとラーメンスープとしての旨味を下支えしてくれています。
さらにトッピングとしてカツオの漬けと漬けの天ぷらが乗せられておりスペシャリティな魅力をプラス。ピンクのハートのナルトがチャーミング。こんなのあるんですね。
麺は昨日さぼんラーメンで頂いた麺に近いタイプで加水率中程度の細麺が合わせられます。鹿児島の主流の麺なのかな。
「カツオのたたき」と「カツオのミニ漬け丼」も付いて食べ応え十分。こんなの豪華なセット品を街で食べたら数千円取られそうですね。
鰹の具が詰まった餃子に本枯節を振りかけて羽根つきで仕立てられた一品。通常の肉餃子よりもヘルシーでいくらでも食べられそう。サイドメニューもカツオづくしで隙がありません。
こちらは枕崎市のご当地グルメだそうで丼に鰹節の最高級品「本枯節」でとったダシスープをかけてお茶漬けのように頂く一杯。
食べ方のマニュアルを見ながらカツオ煎餅に鰹の胡麻マヨ和えをつけて頂いたり本枯節を追いガツオ的に投入したりちょっぴりジャンキーな味付けなのも面白い。
しかし本来高級食材の本枯節があちこちに使われ過ぎててインフレ起こしてますね(笑)いやなんの文句もありませんがw
さて「だいとく」ですがやはり鰹は鮮度が命。産地ならではの新鮮で程度の良いカツオを使っている事がよくわかる素晴らしい一杯でした。とくに漬けカツオは絶品。鹿児島市から車で1時間強ですしわざわざ足を延ばしてでも食べにくる価値のある一杯に思います。
還暦の鹿籠豚(かごぶた)と思ったらそっか今日クリスマスでしたっけ(笑)