あれから10年が経ったんですね。すでに記憶の風化が始まりかけてましたが先日の地震でいろいろ思い出しました。ぶっ倒れた本棚がまだ手つかずで参ってます。
さて新型コロナ感染拡大を鑑みましてしばらくは過去の旅行記事をアップして参ります(という名目で遅アップ分の記事化を敢行しています)
今回は2019年末に恒例のラーメン遠征旅行に行った時の話(7回目)
(前回の続き)宮崎市で至極の一杯を頂いた後は国道10号線を北上して「道の駅つの」に到着。今宵はこちらで車中泊を敢行致します。
車中泊と言っても腹一杯で気持ちよくなったままシートを倒し毛布を被って寝てしまっただけなんですが。車のウィンドウに目張りをする気力も尽きてそのまま眠ってましたが朝結露で中が見えなくなってたっぽいのでまぁいいか。
目覚めたらすぐ車を走らせて宮崎県で屈指の観光地「高千穂峡」に向かいます。
こちらは阿蘇火山活動の噴出した火砕流が五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し急激に冷却されたために柱状節理の懸崖となった峡谷だそうで国の名勝・天然記念物に指定されています。
なるほどこれは見事な奇勝ですね。あの流れ落ちている滝が「真名井の滝」なのかな。貸しボートで近くまで行けるようで沢山の観光客が気持ちよさそうにボートを漕がれいてました。
こちら景観が良くて高千穂神社など足を延ばしてじっくり回りたいところでしたが今日はこの後長崎まで移動しないといけないため1時間ほどで車に戻ります。
高千穂峡を出発した後は阿蘇山を観光しようと国道325号線を熊本県方面に向かってみましたがあいにくの天候のせいか阿蘇山の姿が確認出来ず。
もしかしたら山の北側に回り込めば見えるのかもしれませんが今日は諦めて山を下り熊本市に移動します。
その後夜まで車を走らせて19時頃に長崎市に到着。実は今晩だけ長崎で宿を予約していたのでした。料理は朝夕ともバイキングで大浴場でお湯につかりふかふかのベッドでゆっくり休める素敵なお宿で1万円未満だったのは有り難い。今日だけの贅沢、一点豪華主義でございます(笑)
さてラーメンはこの日の昼間に頂いたこちらから
阿蘇山の近くに在ります「味千食堂 清和店」に立ち寄ります。「味千ラーメン」と言えば熊本県を代表するラーメンチェーン店で熊本を中心に日本国内に73店舗、海外に750店舗を展開するワールドワイドなラーメン店との事。
ちなみに店名「味千ラーメン」なのがラーメン専門店で「味千食堂」は味千ラーメンと美味しいおかずを組み合わせた食堂スタイルの店舗なんだらしい。確かに定食等が充実してますね。
店内は昔ながらの街道沿いの食堂といった感じでたまたまTVで若かりし頃の森昌子が「せんせい」歌ってたのがしっくり来てて和んじゃいましたが(笑)
早速のスープですがベースは豚骨で白濁で取られており油量は適量。豚の雑味やクセはなくクリーミーでややマイルド基調な印象あり。
味千ラーメンでは熊本ラーメンの特徴たる褐色のタレを千味油と呼ぶそうでニンニクの香りと共に甘めでマイルドな白濁豚骨スープに力強さとインパクトを与えています。
若干強めの塩気とともに旨味が豊潤でスープを飲む手が止まらなくなる良いスープですね。仙台で熊本ラーメンと言えば「おっぺしゃん」が有りますが味濃いなぁと常日頃思っていたんですが割とご当地に忠実なつくりっだったんだなと再認識できました(?)
麺は加水室中程度のストレート細麺でスープに濃厚に絡みます。チャーシューは豚バラで柔らかめの仕上がり。キクラゲのコリコリ食感が楽しい。
替玉が無いのが熊本ラーメンの習わしなのも「おっぺしゃん」で学んだ通り。今回はスープの素性を味わいたかったので頼みませんでしたがプラス50円で黒マー油をプラスするのも絶対美味しいでしょうね。
さて「味千食堂 清和店」の「味千ラーメン」ですが600円という低価格でこのクオリティは素晴らしい。回転も良いでしょうし職場の近くに有ったらそりゃあ昼休み食べに行きたくなりますね。熊本のソウルフードな一杯。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます