4月13日(土)のサタデースクールと4月14日(日)の親子でワンダーも、秋ヶ瀬公園・ピクニックの森で「春の生きものさがし」。この森が一番輝いて見える季節なので、それこそピクニック気分で歩いてみるだけでも気持ちのいいものです。新年度のスタートにふさわしいフィールドですね。
今年は、お子様が小さなうちから親子でいっしょに楽しみたいと思っているファミリー会員がさらに増え、たか爺としてはうれしい限りです。13日はサタデースクールのキッズ会員5名に加えて3家族8名の13名、10-12時と14-16時の2回に分けて開催した14日は、13家族37名が参加してくれました。13日はかりんとほうせい、14日はかりんとこうきがお手伝いに来てくれて助かりましたね。
今年度からアシスタント登録してくれたこうきは、ワンダースクールを始めて最初に入ってきた子で会員№1! 小3までワンダーキッズで、小4からは自然教室センス・オブ・ワンダーのほうへ参加してくれていた子です。現在、理学部で環境科学専攻。千葉の里山で活動している大学のサークルに入っているということが年賀状でわかったので、それならワンダースクールも手伝ってよということになりました。たか爺としては、こんなにうれしいことはありません。
小4から中学生のキッズアシスタントたち、高校生、大学生、社会人となった子どもたちがアシスタントとして手伝ってくれるようになるなんて、ワンダースクールを始めたときには想像もしていませんでした。こんな子どもたちが出てきてくれただけでも、とりあえずたか爺はもういつ死んでもわが人生に悔いなしという感じ!? まあ、あと何年続けられるかわかりませんが、しばらくはいっしょに余生を楽しませてもらう予定でおります。
まずはゴマギの葉っぱの匂いから。カキドオシも摘んでもらいます。カキドオシはフレッシュティーや天ぷらを試してくれたご家族も多かったようです。焼酎のお湯割りも!? 13日は小3中心でしたが、14日は2歳から5歳の幼児中心だったので、ノイバラの棘でケガをしたり、ノウルシを摘んでかぶれたりしないように要注意ですね。まだあまり心配ありませんが、オオスズメバチの女王バチもお目覚めです。
クビキリギスを捕まえてくれた子もいます。参加者の多い日はあまり写真が撮れないので、クビキリギス自体を撮っていなくて残念…。成虫越冬なので、「冬の森探検」でも「春の生きものさがし」でも見つかります。同じキリギリスの仲間でも、卵で越冬したヤブキリやヒメギスの幼虫たちはまだとっても小さいけれども個体数は多いので、子どもたちを楽しませてくれました。噛まれる心配もありませんからね。
オオカマキリの原っぱでは、天ぷら用にクズの新芽やカラスノエンドウ摘み。オオカマキリだけでなく、ハラビロカマキリの卵鞘を見つけていた子もいました。こうきがカナヘビを捕まえてくれたので、子どもたちに触ってみてもらうこともできましたね。
春休みあけとゴールデンウィークあけには景色が一変するザリガニの池は、やっぱり毎回撮ってしまいます…。
ワッペン草のヤエムグラやカサスゲでは、茎の形の違いに気づいてくれた子もいました。みんな○だと思っている草の茎に□や△もあること、これは触ってみなければわかりません。でも、ムラサキケマンの花は、蜜なんか吸わないでねぇ…。子どもたちがよくチューチュー蜜を吸うホトケノザの花はシソ科だけど、こっちはケシ科なので口に入れるのはNGです。
三本土管の池では、ご家族単位で生きものさがし。
シオカラトンボやコシアキトンボのヤゴを捕まえていた子もいます。あとは赤ちゃんのアメリカザリガニやサカマキガイが中心でした。
このアングルだと、水の上に立つ忍者には見えないかぁ…。
ダイコンソウ畑でせっせと収穫に励んでいたのは、アシスタントの2人だったりして…。
この時期はまだ少ない大物のアメリカザリガニを捕まえていた子もいました。くっつきむしのオオオナモミでもひと騒ぎというところです。
今年は土手はパスしましたが、それなりに春のピクニックの森を楽しんでもらえたかな。来月は子どもたちが大好きなザリガニ釣りとなりますが、景色の変化や池の周りの生きものたちもいっしょに楽しめると思いますよ。