たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

木の実草の実フシギダネ~親子でワンダー~

2017年11月07日 | 秋ヶ瀬公園
 11月5日(日)は、親子でワンダーの「木の実草の実フシギダネ」で子供の森です。光が丘公園での「空とぶ魔法のフシギダネ」の秋ヶ瀬公園バージョンのような感じかな!? 風散布の木の種類は光が丘公園には及ばずとも、いわゆる「くっつきむし」の付着動物散布の草の実の種類は、秋ヶ瀬公園のほうが多いかもしれません。


photo by syuuichi

 前日になって、お子様が体調を崩されてしまった2家族がキャンセルとなり、参加者は2家族9名。通常はキッズ2名以上、ファミリー3家族以上にて開催しているワンダースクールですが、10月にはさんざんな目にあったお天気も良くてもったいないので、予定どおり開催することにしました。キッズアシスタントはしゅういちです。



 駐車場脇のトウカエデからスタートですね。



 今年は、風散布の翼果をたわわにつけております。
 元のファイルが見つからないので、画像は昔作った資料から…。もしかすると、まだ銀塩の時代のプリント写真をスキャナーで取りこんだものかも!? 以下も、資料に貼りつけるためにトリミングしたものをそのまま使ってみたので、画像のサイズはばらばらですけれどもねぇ…。ちょっと見苦しくなってしまいますが、ご容赦ください。



 木の枝をゆすって、くるくる回転する種を飛ばしてみたら、とまっていた葉っぱごとアカスジキンカメムシの幼虫も落ちてきました。



 チカラシバの「ウニぃ~!」は、付着動物散布のくっつきむしです。



 靴下なんかにくっつくと、歩くたびにチクチクとくいこんでくる厄介者ですけれどもねぇ…。



 カツラの黄葉もきれいでした。



 でも、もうかなり落ちてしまっています。


photo by syuuichi

 もちろん、茶色くなったものは匂いもかいでみてもらいましたよ。
 キャラメルみたい? それとも醤油せんべい? どうだったでしょうか!?



 この日は見つかりませんでしたが、「小さなバナナ!」みたいな袋果が開くと、うすい翼がついた小さな種が風に運ばれていきます。



 クビキリギスを見つけた子もいました。
 このまま成虫で越冬するキリギリスの仲間です。


photo by syuuichi

 せっかくなので、「口紅をひいたネズミ男」のお顔も見ておいてね!?



 この子はコカマキリをつかまえました。
 コバネイナゴも見つかりましたね。


photo by syuuichi

 これは、この道の右側にあるメタセコイアを見てもらってから、左側へと移動中です。道の左右で木の種類が変わります。



 右側にはメタセコイア。球果とまわりに翼がついた種ですね。



 左側にはラクウショウ。画像は下見の際のものですが、果たしてこれも風散布といえるのかどうか?


photo by syuuichi

 油の匂いもかいでみてもらいました。
 ベタベタと指にくっついて厄介ですが、決して厭な匂いではありません。


photo by syuuichi

 被食動物散布のムクノキの実を採集中です。



 これは下見の際の未熟な核果。この日は、黒く熟してしわしわになった食べられるものも見つかってよかったですね。


photo by syuuichi

 ユリノキは、サンプルも持参して配布しました。



 集合果と翼果です。


photo by syuuichi

 『葉っぱのフレディ』の木のモミジバフウですね。
 木の実は、台風で折れて落ちていた枝から収穫させてもらいましたよ。



 付着動物散布のくっつきむしの中でも、子どもたちには一番人気のオオオナモミを集めているところです。



 動物にくっつくだけでなく、水も時間も利用している賢い植物ですよねぇ~。



 付着動物散布の草の実は、他にはこのイノコズチやミズヒキが多かったかな。あとは以下に。



 キンミズヒキ。



 コセンダングサ。



 ダイコンソウ。



 チヂミザサ。



 ヌスビトハギ。



 トウカエデの原っぱのトウカエデです。


photo by syuuichi

 ここから後半の模型作りへ。まずはガガイモの舞を見てもらいました。


photo by syuuichi

 「ケサランパサラン」は捕まえられたかな?


photo by syuuichi

 アオギリはサンプルを持参して、飛ばしてみてもらいます。


photo by syuuichi

 マツのサンプルを見てもらっているところかな。


photo by syuuichi

 別名「悪魔の爪」! オオツノゴマです。


photo by syuuichi

 モダマも見てもらいます。



 光が丘公園と違って移動距離が長くなってしまうので、模型作りはちょっとズルして…。ニワウルシの模型飛ばしです。



 紙ラワン。


photo by syuuichi

 アルソミトラの解説中ですね。



 模型飛ばしも。


photo by syuuichi
 
 ロケットラワンの制作中です。



 手投げ。


photo by syuuichi

 輪ゴムを使って。



 この子はけっこう高く打ち上げていましたね。

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「木の実草の実フシギダネ」事前調査

2017年11月03日 | 秋ヶ瀬公園


 野鳥園のお堀のトウカエデは紅葉しはじめていました。
 11月1日(水)は秋ヶ瀬公園の子供の森です。



 5日(日)の「木の実草の実フシギダネ」の事前調査ですね。



 2週続きの台風やら木枯らし1号やらで、トウカエデの翼果もかなり落ちてしまっています。



 普段は空堀のお堀も、こんな感じですよねぇ…。



 カントウヨメナになるのかな。



 カツラの黄葉も早いですよね。
 落葉の匂いは楽しんでもらえそうでしたが、「小さなバナナ」は見つからない…。



 メタセコイアです。



 ラクウショウですね。子どもたちはどこが違うかわかってくれるかな?



 ラクウショウは紅葉というか、茶葉というか!? でも、けっこうきれいですよねぇ~。



 ムクノキの実は、まだ味見はしてもらえないかぁ…。



 エノキはどうするかなぁ…。



 カラスウリです。



 ハンノキもかなり落ちていました。



 トウカエデの原っぱの大きなトウカエデ。



 今年はやはり豊作です。



 くっつきむしのキンミズヒキは「堅いフック型」。
 この表現はトンボ出版『ひっつきむしの図鑑』より。以下同様です。



 コセンダングサは「逆さトゲ型」ですね。



 ヤブタバコ。



 チヂミザサ同様に「粘液型」。たか爺は決して嫌いな匂いではありませんが、ベタベタしてくっつくタイプです。



 オオオナモミは「マジックテープ」の考案者!? 「堅いフック型」ですね。



 森の中は台風21号による冠水でまだ入れない場所も…。
 当日のルートを考え直さないといけません。



 『葉っぱのフレディ』の木、モミジバフウの「木の実のトゲディ」です!?



 ユリノキも黄葉。



 種もOKですね。



 シラカシかなぁ…。かなり太い枝も折れておりました。



 もう枯れる寸前の樹液にきていたベッコウバエは、同じ場所に3頭。



 帰りに寄ったさくら草公園近くのオギです。
 でも、こんな穂を見てしまったら…。1時間ほど長いものだけを100本以上は集めさせていただきました…。

 2日(水)はおこもりで、ひたすら「フシギダネ」のサンプルやら模型やら資料やら段取りやらの準備ですねぇ…。

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「秋の生きものさがし」事前調査

2017年09月16日 | 秋ヶ瀬公園
 9月15日(金)は、どたばたと100円ショップ2店を回って、本日の「どんぐりでアクセサリーや作品づくり」用のウェルカムボードやミニリース、ストラップの金具等を買い足し、スーパーバリューでコンテナボックスと台車も購入。そのあと、「秋の生きものさがし」の事前調査のため秋ヶ瀬公園へと向かいました。明日の親子でワンダー「秋の生きものさがし」のほうは、先ほど雨天中止のメールを入れましたけれどもねぇ…。まあ、10月2日(月)のワンダーキッズの下見をしてきたということで…。
 夏はわざわざこちらからスズメバチたちに会いに行っているようなもので、女王蜂を捕まえて子どもたちに見てもらったり、スズメバチたちに樹液が出ている木を教えてもらったりしているわけですが、秋になると周回路を歩いているだけでも突然むこうから出てくる場所があります。森の中にある巣から警告に出てくるわけですね。大人数で立ち止まって何かやっていると危ないので、そこはすみやかに通り過ぎないといけません。今年は今のところ大丈夫そうでひと安心です。やぶ蚊のほうも、予想していたよりは少なかったかな?



 ピクニックの森の羽根倉橋側の入口です。



 ヒガンバナは、昔はよく巾着田まで見に行っていましたが、この20年はヒガンバナの時期だけは避けるようにしております!?



 コセンダングサも花のうちはいいのですが…。



 アレチウリ(雄花)。



 アメリカイヌホウズキです。



 ザリガニの池は元通りですね。



 ヒガンバナも。



 森のあちこちで今が盛りかな。



 明日は「オオカマキリ祭!」、かと思っていたのですが…。



 ナガコガネグモです。隠れ帯には諸説ありますけどね。



 ジョロウグモの巣には、コアオハナムグリがかかっておりました。
 ジョロウグモもナガコガネグモも「秋の生きもの」です。網を張る位置が違うのは、トンボやチョウかバッタ中心か、食べたい虫の好みの違いなのかな!?



 脱皮中のゴキブリは初めて見ました。何だか違う虫に見えてしまいます。



 シロバナサクラタデ。



 コバノカモメヅル。
 たか爺は、なんかこういう感じの小さな花のほうが好きなんだよなぁ~。



 ユウガギクにはベニシジミ。



 ヒメウラナミジャノメです。



 ダイミョウセセリは近づかせてくれませんでした…。



 ボロボロだけど…。
 きれいなチョウもいいけれども、ボロボロチョウもなんか神々しく見えてしまってたか爺好みかも…。



 最後に遊んでくれたコミスジでございました。

 帰宅後はまたどたばたと…。本日使う材料やら道具やらサンプル作品やらをコンテナボックスにつめなおして、車への積込完了です。コンテナボックス6個+バック2個にはなっちゃいますねぇ…。台車2台も積むとサードシートをたたんでちょうどいい感じなので、「自然観察を楽しむアート展2017」の搬入はどうなることやら…。後方の視界確保は無視しても、積み切れるかどうか微妙なところだなぁ…。

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セミの抜殻しらべ③と夏の虫さがし~ワンダーキッズ~

2017年09月02日 | 秋ヶ瀬公園


 8月28日(月)は、秋ヶ瀬公園の子供の森へ。
 ワンダーキッズの「セミの抜殻しらべ③と夏の虫さがし」です。



 園芸種のオキザリス・トライアングリラス。
 チョウのような形をした紫色の大きな葉っぱが特徴なので、咲いている場所は前の画像でもわかります。一番左側の子と見上げている木の間の地面に、紫色に見えるところがありますよね。何年か前からこの場所でだけ見られるようになりました。増えすぎると困りものですが、今のところ大丈夫そうです。



 アオバハゴロモはいたるところに。



 セミの抜殻のほうは予想どおり、今年は少なかったですね。



 なかなか見つからなくて、子どもたちも苦戦しておりました。



 ネズミモチにいたシモフリスズメの幼虫です。
 嫌いな人はごめんなさいねぇ…。たか爺は芋虫毛虫も好きなもので…。



 ヒヨドリジョウゴの花。



 これは調査エリア外。アブラゼミの抜殻です。



 集めた抜殻の種類と性別を調べてみてもらっているところですね。
 子どもたちが見つけられた抜殻は、9個・8個・7個・1個の25個のみ。アブラゼミとミンミンゼミ、オスとメスの仕訳は、2人は完璧で2人は…。



 ツクツクボウシの抜殻です。
 「セミの抜殻しらべ」最終回の結果は、アブラゼミ♂9個・アブラゼミ♀15個・ツクツクボウシ♀1個という結果でした。3回の調査の合計は133個。やはりこの7年間の調査での最低記録更新です。これまで一番少なかったのは2012年の197個で、一番多かったのは2013年の470個となっております。



 セミの抜殻しらべのあとは、夏の虫さがしへ。
 モンスズメバチです。樹液をめぐる他種、他巣のスズメバチたちの争いも見られました。これから1年で最も危ない季節に入るので、しばらくは要注意ですね。



 ブレブレ写真ですが、樹液にはルリタテハも来ていました。



 ニホンアマガエルの姿もちらほらと。



 スケバハゴロモです。



 アオバハゴロモですね。



 もちろん、指を近づけるだけでくるくる回ってくれる「ハゴロモ使い」でも遊ばせてもらいましたよ。下から指を近づけると上にのぼっていくことは、子どもたちの新発見!?



 またまた嫌いな人はごめんなさいねぇ…。
 ヘクソカズラにいたホシホウジャクの幼虫です。



 枝打ちされた木の「宝の山」で、松ぼっくりの種を探しているところかな。
 たか爺は松ぼっくりを10個ほどお土産にさせていただきました…。



 ニホンアカガエルを見つけたけど、逃げられたところです。



 エンマコオロギを捕まえていた子。



 クサキリも。



 クサキリです。



 カナヘビも捕まりました。



 かわいいですね。



 ようやく水がたまった池では、ハイイロゲンゴロウたちが泳ぎまわっていました。



 前の画像の右奥のシダレヤナギの木の下に設置されていた注意書きです。



 モンスズメバチが営巣していましたね。
 公園としてはこれで十分な対応だと思いますが、大騒ぎするような人たちが出てくると、sundog師匠の出番となってしまいます…。

 

 アメリカザリガニを見つけたところです。

 本日9月2日午前中のキッズ&ファミリー「トノサマバッタ狩り大会」は雨天中止…。明日の親子でワンダーのほうは開催できそうですが、これからちょっと、原っぱの冠水状況も見てこないとなぁ…。 

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ザリガニの池など

2017年08月21日 | 秋ヶ瀬公園
 8月17日(木)は「セミの抜殻しらべ」のあと、ピクニックの森もひと回りしてきました。



 ホオズキカメムシです。脱皮殻付き?



 幼虫もいました。



 大発生です…。こんな集団を作ることが多いようで、畑ではナスやトマト、サツマイモ等の害虫ですね…。



 近くにはオオカマキリの終齢幼虫も。
 でも、カメムシなんか鎌でつかまえちゃったら当然悪臭を放つわけで、それでも食べるのかな? 



 カナヘビの子どもたちもチョロチョロと。



 お食事中のクロウリハムシです。



 食べ痕はネイチャー=アート作品!?



 ピクニックの森では、野鳥カメラマン対策のロープもはずされていました。通路も草刈り済みで、これが本来の姿となっております…。
 今年はアライグマの子育てに貢献したフクロウの巣箱も、今度はスズメバチたちが利用しているのかな? まあ、以前このブログにも書いたように、フクロウはやはり森の賢者だけあって、巣箱なんてかけなくてもちゃんと他の場所で無事子育て完了です。地元の野鳥カメラマンたちには見つかってしまいましたが、昨年からようやくネット上での情報拡散を自粛するようになったので、愚者たちが集まる「騒動」にはならなくて本当によかったですね!?



 ザリガニの池にも水は戻っています。
 でも、巣穴を掘ってもぐっているアメリカザリガニたちはまだ出てきていないようで、池の中を歩いてみても姿は確認できません。ザリガニ釣りにやって来た親子には、他の池をご案内しておきました。



 シオカラトンボです。



 産卵中のギンヤンマ。
 この日はシオカラトンボとギンヤンマだらけでしたが、これから赤トンボの仲間も増えてきそうですね。



 オオイヌタデです。



 やはりタコノアシも咲いていました。
 絶滅危惧種とはいっても、ザリガニの池が干上がった年にはかなり見られるようになりますね。



 三本土管の池にも水が戻っています。



 キンミズヒキ。



 コバギボウシです。



 コバノカモメヅルですね。
 大好きなシロバナサクラタデも1株だけ開花していましたが、森の奥から警告に出てきたオオスズメバチがしつこくてなぁ…。

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セミの抜殻しらべ②

2017年08月18日 | 秋ヶ瀬公園


 アブラゼミの抜殻です。
 8月17日(木)は子どもの森へ。前日の「セミの抜殻しらべ②と夏の虫さがし」は雨天中止にしましたが、抜殻しらべはたか爺1人でもやっておくしかありませんからねぇ…。やはり今年は少なくて、ニイニイゼミ2・アブラゼミ♂20・アブラゼミ♀24・ミンミンゼミ♂1の47個でした。



 今年はセミの抜殻よりも、やたらと目についたオカモノアラガイ。



 秋ヶ瀬公園ではけっこう目にするカタツムリの仲間ですが、木の幹やら下草の葉の上やらものすごい数です。どうしちゃったのでしょうか?



 交尾中のものも多かったですね。なんだか生々しいというか艶めかしいというか!? でも、カタツムリの仲間は雌雄同体なので、実際に目の当たりにするとなんだか不思議な気分です…。しかも、このあと両方とも卵を産むわけで…。



 こちらは毎年のことですが、やっぱり例年よりは多いかな?



 アオバハゴロモです。



 こちらも。



 スケバハゴロモですね。



 ベッコウハゴロモもおりました。



 クヌギの葉っぱにはヒメクロオトシブミ。



 この小さな卵はカラスウリの葉っぱの上です。トホシテントウとかクロウリハムシとか思い浮かんだけど、よくわかりません…。カメムシの仲間のものなのかな? 寄生蜂も来ておりました…。



 センニンソウの蕾も開きはじめていましたね。

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セミの抜殻しらべ①と夏の虫さがし~キッズ&ファミリー~

2017年07月30日 | 秋ヶ瀬公園


 7月29日(土)は、キッズ&ファミリー「セミの抜殻しらべ①と夏の虫さがし」で子供の森。ワンダースクールでは2011年からセミの抜け殻しらべ市民ネットのコアサイトとして、メインフィールドの秋ヶ瀬公園で毎年7月下旬・8月中旬・8月下旬の3回の定期調査を実施しています。


 
 まずは、調査エリア内のセミの抜殻をすべて集めてもらいます。
 触角をこわさないように注意して、ていねいに集めてくださいね。



 木陰で仕訳作業中です。集めてもらった抜殻の種類と、♂♀を調べてみてもらいました。
 参加者は3家族7名。アシスタントはしゅんすけです。小さな頃から生きものを見つけたり捕まえたりするのは得意だし、誰とでもすぐにお友達になれてしまうという才能の持ち主なので、満を持してキッズアシスタントデビューというところかな!?
 


 ちょっと厄介なのはアブラゼミとミンミンゼミの抜殻の見分け方ですが、セミの抜け殻しらべ市民ネットで今年から新しい見分け方のチャート表も作ってくれたので、総合的な判断がしやすくなりましたね。

 今年の1回目の調査結果は、ニイニイゼミ3(泥だらけの抜殻なので、♂♀は調べなくてもいいことになっております)、アブラゼミ♂44、アブラゼミ♀14の61個。夜の森で見られたセミの羽化状況と同じく、今年は少なかったですねぇ…。例年だと1回目が一番多くて、100個を下回る年はなかったと思います。まあ、1回目より2回目のほうが多かった年もあったので、2回目、3回目の結果が気になるところです。ツクツクボウシも鳴いていましたが、抜殻はまだ見つかりませんでした。



 オキザリス・トリアングラリス。
 カタバミの仲間の園芸種ですが、毎年セミの抜殻しらべをやっている一角に完全に定着してしまったようです…。まあ、最近急増中のアメリカオニアザミより実害は少ないかな?



 ユウガギクかカントウヨメナか自信ないけど、ちょっとピンクがかった花を撮ったつもりでいたら、こんな写真じゃよくわからないかぁ…。



 アオバハゴロモたちは、もう成虫のほうが中心でした。
 ワンダースクールの子どもたちはどうしたって、抜殻よりも生きている虫たちのほうが好きな子が多いわけで、小さな子がいると「抜殻しらべ」にはならないので「▲小1以上」にしているんだけれども、まあ、たか爺も結局同じなんだろうなぁ…。



 セミの抜殻を集めていると、こんな素敵な色合いをしたショウリョウバッタのお嬢さまが出てきちゃったり。



 うまく撮れなかったけど、サトクダマキモドキの幼虫にも会えたり。



 嫌いな人にはごめんなさいですが、たか爺は芋虫毛虫も大好きなわけで…。子どもたちが抜殻さがしの途中で見つけてくれたこの幼虫は初めて見たけど、シマケンモンの終齢幼虫になるのでしょうか?



 そんなわけで、「セミの抜殻しらべ」は早めに切りあげて、「夏の虫さがし」へと出発です。



 アブラゼミの抜殻だらけだったハンノキですね。



 樹液が出ている木は、モンスズメバチの働き蜂とカナブンたちが中心。そういえば、こちらの親子は開催時間前にアカボシゴマダラも捕まえていました。



 スケバハゴロモは、まだ幼虫たちのほうが多かったかな。



 オオブタクサの茎にやたらといましたよね。



 幼虫は、自分の手で跳ばしてみてください。



 こんな小さな草はらにも、いろいろな虫たちが暮らしております。



 これは、ショウリョウバッタのオスだったかな。
 オスもメスも成虫が増えてきて、かなり飛んでもくれました。



 メスのほうです。



 初「ギッタン、バッコン、こんにちわ!」かと思ったら、子どもたちに追いかけまわされてちょっとお疲れ気味だったようです…。



 コカマキリも。オオカマキリの幼虫、クサキリやコバネイナゴなどの幼虫も見つかっていましたね。

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ザリガニの池、その後のその後!?

2017年07月23日 | 秋ヶ瀬公園


 ミドリシジミがお出迎えです!?
 7月21日(金)は、「夜の森探検隊」の前夜調査の前に、秋ヶ瀬公園のピクニックの森へ寄ってみました。



 ハンゲショウ。



 地味な花なので、花期には葉っぱが白くなるわけですね。



 ザリガニの池は相変わらず…。
 岸辺のほうから草地へと変わりつつあります。



 生えていたのはこのアメリカアゼナ。写真は撮ってないけど、カヤツリグサの仲間のほうはアオガヤツリになるのかな。何年か前のように、そのうち絶滅危惧種のタコノアシも出てくるかもしれませんね。



 小さなアメリカザリガニたちは白骨化、とは言わないけれども、当らずとも遠からず!?



 カブトムシのメスとカナブンたちです。



 メダカの池も相変わらず。



 三本土管の池も。



 昔は春にカエル合戦や大量の卵塊が見られたヒキガエルの池も、今やブルーギルの池になっちゃいましたけれどもねぇ…。



 6月ほどではありませんでしたが、今年はやっぱりナナフシモドキが多い感じ。



 モンスズメバチの働き蜂とカナブンたちです。
 これでピクニックの森とも9月までしばしお別れ!? 真夏はやっぱりきれいな川で、子どもたちを遊ばせたいですからね。まあ、まずは「夜の森探検隊」と「カブトムシの森探検」の夜遊びを乗りきってからの話ですけれどもねぇ…。 

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ザリガニの池、その後

2017年06月09日 | 秋ヶ瀬公園


 梅雨入りしたというのに雨は降りそうもないので、6月8日(木)はピクニックの森へ。まずは、ザリガニの池のその後の様子をアップしておきます。



 こうなるともう、「池」とは呼べませんけれどもねぇ…。



 最後に残った水たまりです。



 直径1mもありません…。
 どうしてアメンボだらけなのか、わかりますよね?



 ウシガエルのオタマジャクシたちがもがいております…。
 オタマジャクシに限らず、当然弱っているものやもう死んでしまった生きものも多いので、肉食のアメンボたちが群がるわけです。



 水たまりのまわりには、まだ新しい足跡も残っていました。



 例のアライグマかと思ったら、タヌキかな?



 鳥も来ますよね。アオサギあたりでしょうか?
 自然の中では、生きものの命は決して無駄にはなりません。 



 メダカの池もここまで水位が下がりました。



 お花も好きなたか爺としてはきれいでいいんだけれども、ここは植物園ではありません…。園芸種のスイレンは、環境省の資料では「重点対策外来種」で「総合的に対策が必要な外来種(総合対策外来種)」となっています。
 以前、野鳥関係のどなたかのホームページで知りましたが、確か昔の野鳥カメラマンの仕業だったような…。公園を自分の家の庭と勘違いして私物化したり、不自然なことが大好きな野鳥カメラマンは昔からいたんですねぇ…。いずれにしても、今のうちに駆除しないと厄介なことになりそうです。

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ザリガニの池はやっぱり…

2017年06月03日 | 秋ヶ瀬公園
 6月2日(金)は、「初夏の森で虫さがし」の事前調査へ。ザリガニの池のその後の状況も、ちょっと見にいってきました。



 5月28日(日)の「親子で勝負! ザリガニ釣り~親子でワンダー~」開始前のザリガニの池です。



 やっぱりねぇ…。
 こちらは6月2日。雨が降らないと、すぐにこうなってしまいます…。



 5月27日(土)の「ねりま遊遊スクール『親子で勝負! ザリガニ釣り』」の記事に書いたように、北東側の岸辺近くに最後の水たまりが残っている状況でした。奥のほうの水たまりは明日には消えてしまうと思います。



 大きなザリガニが巣を掘って、池の底のさらに下まで逃げのびた痕。しょっちゅう干上がってしまうこともあるザリガニの池で、アメリカザリガニだけが生き残れるわけですね。



 小さなザリガニたちは、池のまわりをウロウロ歩き回っています。



 明日か明後日にも完全に干上がってしまいそうな最後の水たまりの中は、もうこんな状態ですからね。



 水温もどんどん上がってしまって、水の中にいても大変かもしれません…。



 これで、ザリガニの池の生きものたちは、外来生物のみでなく在来種の生きものたちもすべていったんリセットされてしまうわけですが、まあ、これも自然というものです。人間だって自然にはあらがえません。
 でも、この池が地球で、池の生きものたちが人類というふうに置き換えて想像できる人間なんて、もうほとんどいなくなってしまっているのかな? たか爺としては、人類自ら遠からず似たような状況を招かぬよう願うしかありませんねぇ…。
 トランプのパリ協定離脱もあったので、アメリカつながりにはなってしまいましたが、ザリガニの池のアメリカザリガニは大物だけが生き残っても、この地球の人類はいったいどうなることでしょう!?

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秋ヶ瀬公園のアライグマ

2017年06月01日 | 秋ヶ瀬公園
 5月28日(日)の「親子で勝負! ザリガニ釣り」の続きです。


photo by sachibaa

 27日と同じく、親子でのザリガニ釣りを楽しんでもらったあと再集合してもらって、たか爺がアメリカザリガニとウシガエル、外来生物などの話をしていたら、なんと池の対岸にやはり「特定外来生物」のアライグマまでご登場! さち婆が見つけてくれました。
 27日にも、たか爺たちが帰ったあとに出てきたようです。これは2日ともご家族だけで遊びにきていて、ちょっとお話もさせてもらった方から伺いました。夜行性だと思っていたら、昼間に活動することもあるようです。雑食性ですがやはりザリガニ好きで、魚やカエル、昆虫や鳥の卵なども食べるので、アライグマにとって秋ヶ瀬公園の自然環境はパラダイスかも!?
 そういえば、ザリガニの池のふちを歩くだけで、ドボンドボンと池へ飛びこんで逃げていたウシガエルの姿も今年は見ていないし、たか爺は池の中を歩き回って、前日の子どもたちが捕まえていたアカミミガメを探してみましたが、この日は見当たりませんでした。アライグマに食われちゃったのかな?
 まあ、「要注意外来生物」のアメリカザリガニやアカミミガメ、「特定外来生物」のウシガエルはむしろどんどん食べてもらったほうがいいんですけどね!? でも、アライグマはニホンアカガエルやトウキョウダルマガエル、クサガメやイシガメ、その他様々な生きものたちだって何でも食べてしまいますからねぇ…。
 こうなるともうたか爺としては、「北米か!」と、ツッコミを入れるしかないわなぁ…。


photo by sachibaa
 
 当初から秋ヶ瀬公園をメインフィールドにしてきたワンダースクールは、今年度で18年目となります。たか爺としては、自分の子育て期間中から利用させてもらっているので、もう30年近く通っているわけです。
 でも、これまでタヌキやイタチを見かけたことはありましたが、アライグマを目撃したのは初めてですよ。この2~3年、話だけは聞いていましたけれどもねぇ…。
 ちょっと気になったので調べてみたところ、アライグマはさいたま市の都市部でも急増中。2012年度の段階で埼玉県の「市町村別でみると、小川町の230頭、秩父市の209頭に続き、都市部のさいたま市でも207頭が捕獲」されているそうです(2013.6.30 埼玉新聞)。
 ネット上では、2015年9月にザリガニの池と思われる池で足跡を見つけた方、同年11月に田んぼのほうで成獣を撮られた方のブログが出てきました。同年12月には例の不自然なフクロウの巣箱にアライグマが入ったとかいうことで、公園の木の枝を勝手に伐ったり有刺鉄線付きのトタンみたいなものを巻いてみたりという、さらに不自然極まる愚行まで…。2016年4月には樹洞にいる成獣、同年6月には高い木のうえにいる子ども2頭の写真を撮られた方もいます。


photo by sachibaa

 ここで問題となるのは当然、このフクロウの巣箱の存在ですね。
 今年は5月6日に、日本自然保護協会の自然観察指導員仲間が、三本土管の池と思われる池のほとりでアライグマの成獣と幼獣の足跡を見つけています。子どもたちとザリガニ釣りだった5月22日には、フクロウの巣箱の上でくつろぐ成獣の姿を撮られている方もおりました。



 そしたらなんと、27日にはフクロウの巣箱が少し奥の木の上のほうに移設(画像は6月2日のもの)!? どうやら23日に架けかえられたようです。その際に、巣箱にいたアライグマの子ども2頭も捕獲されたようですね…。 
 たか爺は、『秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 再び…』(実際は巣箱が設置された「四度」目)の際に、「今後人為選択にもつながりかねない不自然な巣箱」と書きました。写真を撮りやすい園路から近い場所に野鳥カメラマンたちが勝手に設置した巣箱は、これまでも「営巣中(巣作り中含む)の巣(巣穴・巣箱・巣台などを含む。以下同じ)、およびその巣にいるヒナあるいはその巣に入ろうとしている親鳥の撮影は避けましょう。」という日本野鳥の会の「野鳥写真マナー」違反者たちが、終日園路上を占拠して他の公園利用者の通行を妨げたり、その後はスズメバチが営巣して通行中の公園利用者たちを危険にさらしたりもしてきたわけですが、とうとうこの公園の生きものたちにとって最大の脅威となる「特定外来生物」のアライグマにも、快適な子育て環境を提供してしまったというわけです…。
 アライグマの目撃情報が増えてきた時期とは一致してしまいますが、フクロウの巣箱の設置がこの公園にアライグマを招き入れたとまでは申しません。でも、本来は別々の問題であった野鳥カメラマンとアライグマの問題が結びついてしまった事例として、とりあえず事実のみをご報告しておきます。



 公園管理者へ確認したところ、親のほうはなかなか罠に入ってくれずに苦労されているようです…。まあ、不自然極まりないこの人工的なフクロウの巣箱のほうが、現在は都会育ちのアライグマ捕獲用の罠としては向いているのかもしれませんね!?

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秋ヶ瀬公園の野鳥カメラマン対策

2017年04月12日 | 秋ヶ瀬公園


 4月10日(月)のピクニックの森です。



 たか爺の大昔の写真を使った「注意書き」も増やしてくれていて感謝です!
 今年のレンジャクは1羽だけが子供の森のほうだったので、ピクニックの森の中が更地にならなくてひと安心ですね。「烏合の衆」の野鳥カメラマンたちによって、こんな悲惨な状況になってしまった年もありました。でも、一難去ってまた一難…。やはり野鳥カメラマン対策のロープだけは張っておいてもらわないと…。
 公園管理者、浦和自然観察会、秋ヶ瀬野鳥クラブ等、秋ヶ瀬公園ではこれまで様々な方たちがいろいろな努力をしてくださって、ようやくここまで辿りつきました。たか爺はもうすべてお任せすることにしております。
 でも、なんだか最近、何の根拠もなく「カメラマンのマナーが良くなっている」などといういいかげんな発言をされたり、カメラマンの仲間内のみで通用するルールに基づいた「マナーの良し悪し」を云々されるような方もいらっしゃいます。野鳥カメラマンたちやご同類の方たちの頭の中には、昔から「公園」という概念は存在していませんからねぇ…。
 今年もピクニックの森の植物たちはセーフでしたが、子供の森のほうではレンジャク1羽&野鳥カメラマンの爺さまたちのために、子どもたちを「子供の森」の広場で自由に遊ばせてあげることができなくて迷惑していた親子連れもさぞかし多かったことでしょう…。
 でもまあ、この時期はそれぐらいは我慢してあげないとね!?



 さくら草公園に続いて、ピクニックの森のノウルシもきれいになってきました。



 チョウジソウももうここまで伸びてきています。
 林床では3月のアマナ、4月のノウルシ、5月のチョウジソウと咲き続きますからねぇ~。



 どうか今年もこのまま平穏でありますように!



 ここは!? やはり絶滅危惧種のタコノアシでも出てくるのかな?



 町田市にはこんな公園もありました。

 秋ヶ瀬公園に限らず、もう一昔以上前から全国的な問題となっている「野鳥カメラマン」に関しては、お時間のあるときにでも「野鳥カメラマン」でググってみてください。自動的に+「迷惑」やら+「マナー」やらの付いた検索までできちゃう時代となってしまいました…。
 「画像」検索だと、さらに笑えるかも!? 「野鳥カメラマン」の皆さんは、ご自分のお顔がさらされてしまっていないかどうかご注意を! 特に「野鳥カメラマン」のお仲間が撮られた画像には要注意ですよ!? まあ、たか爺としては、本来のバードウォッチャーや野鳥カメラマンの方たちにはお気の毒ですが、そんな「野鳥カメラマンモドキ」たちが中心の時代となってしまいましたからねぇ…。
 一般の公園利用者の皆様は、通路や木道等の上に三脚を立てたまま他の利用者のことなどまったく念頭にないような方たち、特に集団となっている場合には、くれぐれもご注意ください。何か言われたりした場合にはただちに、公園管理者、場合によっては警察に連絡したほうがいいと思いますよ。

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「春の生きものさがし」事前調査

2017年03月29日 | 秋ヶ瀬公園


 大泉学園通りの桜並木です。信号待ちで停車中、フロントガラス越しに…。
 3月28日(火)は、午後から秋ヶ瀬公園へ。「春の生きものさがし」の事前調査に出かけました。寄道しながらでしたけれどもねぇ…。



 まずは城山公園へ。カタクリの数は減っていないと思うんだけれども、近くに咲いていなくてコンデジのズームだと…。



 エンコウソウも咲いていました。
 ニリンソウは遠くて全滅でしたね…。



 そのあと、さくら草公園です。
 シロバナタンポポは、土手のほうではだいぶ前から咲いていましたが、天然記念物サクラソウ自生地内でも咲きはじめました。



 ツクシといっしょに。



 ノウルシですね。



 天然記念物サクラソウ自生地は1月に野焼きをします。



 真っ先に出てくるのがノウルシです。



 毎年、ノウルシの自生地のようになります。



 アマナも早いですね。



 好きな花なのでついつい。



 何枚も撮ってしまいます…。



 サクラソウの蕾です。



 花もぽつぽつと咲きはじめていました。
 来週あたりから見頃になるでしょうか。



 土手のセイヨウカラシナ。
 深谷から秩父にかけての川原はセイヨウアブラナ中心でしたが、このあたりの土手はセイヨウカラシナが中心です。



 ようやく秋ヶ瀬公園へ…。
 子どもたちと摘ませてもらったあとのノカンゾウも、もうここまで伸びてきていました。



 周回路沿いのレンギョウです。



 ザリガニの池の水位はこの程度でしたが、水が残っていてよかったぁ…。



 野鳥カメラマンたちには見向きもされないアオサギは、ザリガニ狙い!?



 アカガエルの池です。
 でもやっぱり、卵塊もオタマジャクシの姿も見当たりません。ピクニックの森のニホンアカガエルはもう絶滅しちゃったのかなぁ…。



 アマナは年々増えている感じ!?



 ハンノキも芽吹きました。



 メダカの池の奥のほうでは、倒木の上でカメたちが甲羅干し中。10匹はいたかな? 近づくと、次から次へドボンドボンと池の中へ。



 最後まで残っていた2匹は、大きなアカミミガメでございます…。



 今年もレンジャクはピクニックの森には入っていないので、森の中にロープは張られていません。この日は野鳥カメラマンというよりも、バードウォッチャー風の人たちも多かったような気がします。野鳥カメラマンたちは、「レンジャクの丘」がある子供の森のほうで「烏合の衆」!?
 まあ、毎年「秋ヶ瀬公園 レンジャク」とかで検索して、天敵のブログ記事を見ている人たちも多い時期ですからねぇ…。お目当ての野鳥の写真を撮るためなら何でもしちゃうような人たちがこれ以上増えないで、子どもたちにも他の生きものたちにも優しかった古き良き時代のバードウォッチャー風のカメラマンたちが、これから少しずつでも増えてくれるといいですね。



 夕方、彩湖道満グリーンパークへも。まだ早いとは思いますが、今年のワカサギも気になるところです。子どもたちが春休み中に終わっていた年もありましたからね。
 それにしても、今年はほんとうに水が少ない…。この時期は例年だと右端の岸辺の下まで水があって、ワカサギの群れは岸辺沿いに泳いでくるわけです。



 この場所は。



 昨年の4月13日にはこんな感じ…。



 ここも。



 同じく昨年の4月13日です…。
 でも、今年の画像を見てもらえると、たか爺がどうしてワカサギ採りは「ファミリー小1以上・幼児不可」としているか、少しはわかってもらえるかな? 親水護岸とは言っても、万が一タイル状の場所で滑って転んだり、岸辺から落ちたりすると、苔だらけになったタイル状の傾斜した場所は地獄への滑り台となります…。あわてて立ち上がろうとすれば滑って、夏には親水護岸の水路となる場所の深みまで行っちゃうかもね!? 保護者の方たち、特にパパたちは子どもの存在も忘れて夢中になっちゃうし…。
 まあ、ワカサギの産卵行動は毎年のことなので水位には関係ないと思いますが、今年はどうなるでしょう? とりあえず、ちょくちょく下見には行ってみないといけませんね。

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くっつきむしの草の実ビンゴ~アートを楽しむ観察会~

2016年12月13日 | 秋ヶ瀬公園


 12月11日(日)の午前中は、アートを楽しむ観察会「くっつきむしの草の実ビンゴ」で秋ヶ瀬公園のピクニックの森へ。ザリガニの池の冬景色です。



 こちらはちょうど1週間前、12月4日(日)の事前調査のときの画像です。
 この1週間で木々の葉っぱもすっかり落ちてしまいました。お手紙でのご挨拶的にはいずれも初冬になるんだろうけれども、たか爺の実感としては先週まではまだ晩秋で、今週から初冬に入ったような感じですね。
 参加者は昨年と同じく、キッズ1名・ファミリー2家族4名の5名のみ。たか爺としてはのんびりコースです。虫好きな子も多いワンダースクールですが、「くっつきむし」となると虫よりは人気ないかな!?



 集合場所の近くで見つかったくっつきむしの種類を調べているところですね。この一角だけでもう、イノコズチ・チヂミザサ・ダイコンソウ・コセンダングサの4種類は見つけておりました。



 たか爺オリジナルのビンゴ盤の裏側に付けている資料です。
 一昔前の2006年に作ったものなのでそろそろ新しくしたいのですが、他の資料同様になかなかねぇ…。



 ヌスビトハギも歩きはじめてすぐに見つかりました。



 今度は何が見つかったのかな?



 キンミズヒキでした。チカラシバにもここで気づいてくれましたね。



 イノコズチにまぎれるような感じで見つけにくいミズヒキを見つけたところです。先の資料には載せていません。



 ウマノミツバには数年前に気づいて、その後もこの場所でしか見たことがないので、やはり資料には載せていませんね。



 メダカの池です。
 スイレンは昔、何か勘違いしている不届き者が入れたようですね…。本来なら公園管理事務所の許可をもらって駆除したいところですが、たか爺は花も好きだからなぁ…。



 この17年間のワンダースクールで、というか、たか爺の子どもたちやお友達たちを連れて遊びに来ていたもっと大昔から、この公園では一度も見たことがない水草です。昨年までは見当たらなかったと思うのですが、ものすごい勢いで繁茂しておりました。
 マツモ? だとすると、日本にも自生している水草でメダカとの相性もいい絶滅危惧種となりますが、元々自生していたものなのか、誰かが入れたものなのかはわかりませんね。



 この池の奥のほうまで行って探す予定でいたオオオナモミは、近くで見つかって良かったです。



 ヤブタバコを見つけたところですね。



 アレチヌスビトハギです。
 残念ながら今年は、ミズタマソウやメナモミは見つかりませんでした。



 ヘクソカズラの実は「リンゴ」の匂い!?
 昔から野菜関係の匂いをあげる子が多くて、臭くてたまらないような顔をする子のほうが少ない感じですね。『みんなの花図鑑』では、サオトメカズラという別名が定着しつつあります。この日の子どもたちは、むしろヤブタバコの匂いのほうが苦手なようでした。



 落葉の吹きだまりでもちょっと遊ばせてもらいます。



 落葉のプールですね。



 ガマの穂でも。



 遊ばせてもらわないと…。



 綿毛がくっつきむしよりも服にくっついて、もう大変です…。



 子どもたちの作品です。
 100均のフレームに、今年はタオル地を使用。マス目が小さすぎて「ビンゴ」にはなっていませんが、よくくっついてくれてよかったですね。



 これが一番よくまとまっていたでしょうか。
 イノコズチ・チヂミザサ・ダイコンソウ・コセンダングサ・ヌスビトハギ・キンミズヒキ・チカラシバ・ミズヒキ・ウマノミツバ・オオオナモミ・ヤブタバコ・アレチヌスビトハギの12種類でした。

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「くっつきむしの草の実ビンゴ」事前調査

2016年12月06日 | 秋ヶ瀬公園
 12月4日(日)は、午前中の親子でワンダー「冬はやっぱり土手すべり」のあと、ちょっとだけ浄化施設の原っぱへも寄りました。



 セイタカアワダチソウはもうこんな「泡立ち」状態だし、オギやススキの穂も開いてしまっていますが、ヨシの穂がもう少しだけ欲しかったもので…。まだ使えそうなものを探すのに苦労しましたが、何本か手に入れられましたね。



 土手では撮っていなかったセイヨウタンポポです。



 ノイバラですね。



 スズメウリも。



 これは秋ヶ瀬公園のオオカマキリの卵鞘。
 午後はピクニックの森で、「くっつきむしの草の実ビンゴ」の事前調査でした。



 たか爺お気に入りのザリガニの池の冬景色です。



 オニグルミの葉痕は「忍者でごザル」!?



 くっつきむしで一番目立つのは、やっぱりイノコズチです。現在はヒカゲとヒナタに分けられているようですが、ワンダースクールではそこまで厳密に分ける必要もないでしょう。



 次はコセンダングサ。地域によってはこちらのほうが猛威をふるっている場所も増えています。



 花もまだ残っていました。



 「ウニぃ~!」のチカラシバです。



 ベタベタのチヂミザサ。



 キンミズヒキは「サンタさんの帽子」の形!?。



 ダイコンソウです。



 ミズヒキも見つかりました。



 ヌスビトハギ。



 ウマノミツバです。



 ヤブタバコですね。



 最後に見つかったアレチヌスビトハギ。彩湖道満グリーンパークではこっちが主流ですが、幸いピクニックの森ではヌスビトハギのほうが以前から主流派のままです。
 今年もくっつきむしは11種類見つかったのですが、なぜか子どもたちの人気№1のオオオナモミが例年出てくる場所でも見つからない…。たか爺お気に入りのミズタマソウも、森の中まで探してみたけれども見つかりませんでした…。当日見つかってくれるといいですね。

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