Music Mania

No Music No Life

コロンブス

2024年06月23日 | 邦楽
Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」のPVが炎上して廃止になったというニュースがあった。
けっこうネットで話題になってたので知ってる人も多いと思う。
僕がこのことを知ったときはすでに動画は削除されてたけど、なんとか探して見てみた。
やっぱり、今の時代これはアカンでしょ、というものだった。

僕が小学生のとき、コロンブスはアメリカ大陸を発見した偉い人という位置付けだった。
まだ地球が丸いということが実証されていない時代、もしかしたら海の果ては大きな滝になって船ごとどこかに落ちてしまうのではないか、という不安と戦いながら勇気をもって航海し、ついに陸地を発見したコロンブス。
その後、大航海時代になりヨーロッパに大きな富をもたらすきっかけとなったコロンブスの大冒険は、まさに英雄的な行為だった。

しかし近年、コロンブスの評価は大きく変わる。
侵略と虐殺、奴隷貿易の人として、世界史の中の大きな負の象徴となったのだ。
またコロンブス隊と原住民との接触により病原菌が広まったという事実もある。
後者については、コロンブスがいなくてもいずれはなんらかの形でヨーロッパ人との接触はあっただろうから、仕方がないともいえるけど。

話はMrs. GREEN APPLEに戻る。
彼らの新曲「コロンブス」は、PVはともかく、歌詞を読むと、とくに問題はないように感じられる。
とはいえ、PVにメンバーも登場して嬉しそうに撮影している時点で、メンバーは悪くないとはいえない。
もちろん悪意はないんだろうけど、無知は悪となるのだ。

コロンブスはコロンブスでも、信念を持って勇気のある行いをした結果、大きな発見があった、ということを強調していれば良かったと思う。

Adoの握手会

2024年06月23日 | 邦楽
絶対顔見せしない歌手のAdoが握手会をしたという。
それも、本人はボックスの中にいてファンはボックスの穴に手を入れると握手出来るという異様なイベントだったらしい。
さらに会話も禁止とのことで、本当に中にいるのがAdoなのかどうかもわからないという。

これって面白いよね。
奇想天外というか、滑稽というか、いかにも日本的だと思う。
Ado本人かどうかの確認は出来ないけど、ファンの方は厳重なセキュリティチェックがあり、厳しく本人かどうか確認されるらしい。
それでも、この奇妙な握手会が奇妙であるがゆえに話題となり、ネットニュースで取り上げられてる時点でAdo側の勝ちである。

で、絶対顔出ししないAdoながら、普通に生きてる現代人である限り、どこかで顔バレするのは当たり前のこと。
案の定、ネットでは素顔が晒されてる。
そもそもAdoのファンって10代とか若者が多いので、ほとんどの人は顔を知ってると思われる。
そうなると、余計にボックス握手会が滑稽なものに見えてくる。

ところで、僕はAdoの曲って「うっせぇわ」と「新時代」しか知らなかったので、この機会にいろいろ聴いてみた。
すると彼女は顔云々ではなく、歌唱力だけで十分戦えるポテンシャルを持ってることがよくわかった。
とくに表現力が頭一つ抜けている。
椎名林檎の影響が感じられるけど、アクの強さと普遍性のバランスがちょうどいい。
当たり障りのないボーカルが多い昨今、この程よいアクの強さは大きなアドバンテージがある。
曲の幅の広さもいい。
新曲の「MIRROR」みたいなジャジイな曲もいい。
椎名林檎好きならきっと気に入ると思う。


【Ado】MIRROR

カツ丼をがっつり食べる話

2024年05月26日 | 食べ物
今日の昼ご飯はカツ丼が食べたい。
というか、前日から明日の昼はカツ丼を食べにいこうと考えていたので、素直にそれを実行する。
幸いなことに僕の家の近所にはカツ丼が美味しい店がいくつかある。
一番近いところだと喜久家というお寿司屋さんがあって、そこのカツ丼が名物となっている。
とくにランチの時間帯に行くと、お客さんの大半がカツ丼を食べているという、寿司屋らしからぬ風景の店だ。
なぜそんなにカツ丼が人気なのかというと、ご飯もトンカツも量が多くて、それでいて値段もみそ汁がついて1000円くらいと安いのだ。
おそらく1合はあると思われるご飯に、丼から大きくはみ出すトンカツが乗っているので、がっつり食べたい労働者や大食いの若者なんかに人気なのだ。

家から2キロくらい離れたところに2軒の大衆食堂があって、どちらもカツ丼は売りの一つになっている。
JR東海道線の線路を超えたところにある千元という店は小さいお店だけど僕のお気に入りの店で、基本的に何を食べても美味しい。
とくにエビフライ定食や唐揚げ定食が好みなのだが、もちろんカツ丼もうまい。
量は普通だけど、だしの効いた卵とじがいいのだ。

もう一つは七色食堂というところで、こちらはしっかりお腹いっぱいになるお店らしい。
らしい、というのは、実は僕はここには行ったことがないのだった。
というのも、自分の生活圏のなかで、とても微妙な位置に店があって、基本的にこの店の前を通ることがないのだった。
地元グルメ系ユーチューバーの人たちの動画を見るととても美味しそうなので、今回はここへ行くのだ。

店内はわりと広い。
僕は一人だったのでカウンターで良かったのだけど、あいにくカウンター席は埋まっていたので、4人がけテーブルに案内される。
メニューを見ると各種定食のほか、丼ものやカレーもある。
しかし僕はメニューを見る前からカツ丼と決めてたので、迷わずそれを注文した。
ご飯の量はどうされますか?と聞かれたので、普通で、と答える。
ユーチューブでは、ここのお店は量が多いので女性や小食の人はご飯少なめにした方がいいと言ってたけど、僕は量が多いことで有名な喜久家のカツ丼をペロリと平らげるので、まあ大丈夫だろう。

待っていると、僕のテーブルに男性二人組がやってきて相席いいですか?と訪ねるので、もちろん大丈夫だと答える。
年齢はあきらかに僕より年上と思われる二人で、そのうちの一人もカツ丼を注文した。
そしてご飯の量は普通ではなく「多めで」と答えていた。
実をいうと、もしご飯普通でと頼んだはいいけど、想像以上に多すぎたら困ったことになるとちょっとだけ不安だったけど、この自分より年上と思われる男性がさらに多い量を注文してるんだから安心した。

やがてカツ丼が運ばれてきた。
噂通り、かなり量が多い。
丼からはみ出さんばかりにトンカツが乗っかり、2個は使ってると思われる卵が絡んでいる。
まずはトンカツから食べてみる。
しっかり肉厚だけど、とても柔らかく、豚肉のうまみもある。
そして、ここが重要なんだけど、すこし薄味だ。
いや、薄味というより、濃くはなく、これからこの量のカツ丼と対決するにあたり、これくらいの味付けがちょうどいいのだ。
ご飯はしっかり1合、いや1合を少し超えるかな。
とにかくワシワシと食べ続ける。
ときどきみそ汁と漬け物も食べながら、ひたすら食べ続ける。
そして完食した。
美味しかった、満腹です。

同じテーブルのご飯多めのカツ丼は、あきらかに多めというより、大盛りだった。
そのオジサンはご飯1合半くらいあるだろうそれを完食していた。
この年齢(推定年齢65歳)でこんなに食べるなんて、とても胃腸が丈夫な方なんだろう。
僕も65歳になってもここのカツ丼(普通盛りでいい)が食べられるくらい健康的でありたい。


京都宇治

2024年05月09日 | 日常
5月2日は京都の宇治へ行ってきた。
たぶん、宇治へ行ったのは初めてだと思う。

よくゴールデンウィークに京都なんか行くと、大変な人出で観光なんか出来ないでしょ?という人がいる。
僕は今まで何度もゴールデンウィークや桜の時期や紅葉の時期に京都へ行ってきたが、人が多すぎて観光出来ないなんてことは1回もない。
しっかり春、初夏、あるいは秋の京都を満喫してきた。
こういうのは事前の段取り次第なのだ。
行き当たりばったりではなく、きちんと計画をたて、公共交通機関の時間や路線図、クルマなら近くて安い料金のパーキング、人気の飲食店はどこか、そこは予約出来るのか、といったことをリサーチしておくだけでぜんぜん違うのである。

今回、昼前に到着、宇治駅の近くの最大料金600円のコインパーキングに駐車し、昼食まで少し時間があったので、駅周辺を散策する。
宇治といえば平等院なのだが、そこへ行くまでの参道にはたくさんの飲食店や土産物店があり、けっこう楽しめる。
とくに宇治茶の店が多く、お茶のいい匂いが漂っているのがいい。
11時30分になると予約してあったお店「地鶏屋心」へ行く。
開店が11時30分なのに、すでに行列が出来ていて、さすが人気店だなと、予約しといて正解だった。
ランチメニューではおそらく一番人気の「KOKOROランチ」を注文する。
シャキシャキの大根サラダと焼き鳥、つくね、トリ天ぷら、豆腐、小鉢2品、吸い物、ご飯がついて、1400円とリーズナブルな値段。
人気店であることが納得のコスパと味である。

店を出て宇治川のほうへ向う。
紫式部の像があり、ここが源氏物語に登場する場所であることが売りになっているのがわかる。
紫式部といえば今年の大河ドラマで取り上げられていることもあり、まさに旬の歴史人物だ。
参道のあちこちにも紫式部ゆかりの地であることを強調している絵なんかがある。

平等院に到着する。
前日と違い晴天なので新緑がとても美しい。
そんな新緑に囲まれた平等院鳳凰堂も素晴らしい眺めだ。
じっくり時間をかけて見学する。
ここも大河ドラマに登場する藤原道長に関係する建物ということで、来客も例年よりかなり多いようだ。
敷地内には鳳翔館という資料館があり、見応えたっぷりの展示品が並ぶ。
仏教について詳しいわけではないが、貴重な品々は見るものを癒す。

平等院を出ると、宇治川を渡って大河ドラマ館へ行く。
「光る君へ」は平安時代の貴族の文化がよくわかるとても興味深いドラマで、大河としては珍しく武士が出てこないし、乱も変もないけど、毎週楽しんでみている。
いつもの大河ドラマ館らしく、登場人物の着物や人物紹介、ドラマで使われた小道具などが展示される。
主演(吉高百里子)の等身大のパネルと一緒に写真が撮れるのもいつも道理だ。
僕はそういう写真は撮らないけど。

宇治といえば平等院があるくらいですぐに見終わってしまうようなイメージをお持ちの人も多いようだけど、僕としてはかなり楽しめた。
また近いうちに訪れたいところだ。

京都宇治2024-05-02

大阪 ホテルモントレでディナー

2024年05月07日 | 日常
5月1日は大阪へ行ってきた。
目的はホテルモントレのディナーを食べることだが、早めに行って久しぶりの大阪を楽しみたいと思ったのだ。

昼前に大阪に着くと、いつもの長堀地下駐車場にクルマを停める。
地下鉄の切符売り場で一日乗車券を購入し、御堂筋線で梅田へ向う。
あいにくの雨模様だが、ネギ焼き山本へ行くのだ。
ネギ焼き山本は十三に本店があるネギ焼き、お好み焼きの店だ。
数年前、STEFANIEのメンバーと十三の本店で食べたが、とても美味しかった。
注文するのはもちろんネギ焼きで、店のおすすめは牛すじ入りだが、僕は豚肉入りを選んだ。
相変わらずとても美味しい。

続いて、御堂筋線で長堀まで戻り、そこから鶴見緑地線に乗り換えて大阪城へ向う。
ビジネスパーク駅で降りると、まだ雨は降っているもののそこまで激しいわけではない。
大阪城ホール前には老若さまざまな女性がたくさんいて、どうやら男性アイドル?のコンサートがある模様。
グループ名を見てもさっぱりわからないし、日本人なのか韓国人なのかもわからない。
いずれにせよ、みんな楽しそうでなによりだ。
そんな人たちを横目に、たこ焼きわなかに入る。
もし日本で一番たこ焼きが美味しい都道府県は?と問われたら、ほとんどの人は大阪と答えるだろう。
そんなたこ焼き激戦区の大阪でも、おそらくわなかはトップクラスだと思う。
僕はわなかの大ファンなので、もう何度も食べてるけど、本当に美味しい。

食後には大阪城天守へ向う。
多くの人が知ってるように、現在の大阪城のほとんど全ては徳川期のもので、豊臣期の面影はほぼない。
僕がそれを知ったのは35年くらい前だったと思うけど、わりとショックだった。
天守は大きく、エレベーター付きの現代建築で、内部は博物館になっている。
これを見ると、現存天守は別として、名古屋城天守を木造で立て直しというのは、かなり疑問に感じる。
それくらい、内部の資料は充実していて、見応えをあるのだ。

大阪城を後にして、再び地下鉄に乗り、本日のメイン会場である難波のホテルモントレグラスミアへ向う。
昨年の夏、梅田のホテルモントレでディナーを楽しんだが、今回は夜景が見えるレストランということで、難波のほうにしたのだ。
エレベーターで22階まで昇り、予約してあったレストランに入る。
まだ日は暮れていないが、そのうち暗くなるだろう。

今回の食事は1万円相当の料理ということで、前回の倍の値段になる。
さすがに素晴らしい料理の数々だ。
どれをとっても非の打ち所のない、完璧なコースで、見た目も舌もお腹も大満足である。
メインが来るころにはすっかり外は暗くなり、22階から眺める大阪の街はまさに絶景だ。
とても贅沢な時間を過ごすことが出来たのだった。


大阪 2024-05-01