Music Mania

No Music No Life

KISS、エアギターの弦を発売

2017年08月06日 | KISS
またまたやってくれましたね、KISSさん。
今度は何をやらかしたかというと、エアギターの弦を発売したらしい。

【マジかよ】ロックバンド “KISS” が「エアギター専用の弦」を販売中! 気になる中身は!?

もう今年の初めのことらしいから今更なんだけど、僕が知ったのは昨日だったから。

いや~、KISSらしい。
いや、KISSにしか出来ない。
エアギターの弦、つまりそれはエアーの弦なのだ。
もっと別の言い方をすれば、袋には何も入っていないのだ!

値段は3.99ドル。
日本円にして440円くらいか?
今、アーニーボールが650円くらいなので、ジョークとして妥当な値段だと思う。
これが10円とかタダとかだったら面白くないのだ。

僕は好きだな、こういうの。
いや、欲しいんじゃなくて、こういうバカな商売をするKISSにユーモアを感じる。
売るのがバカなのではなく、買うヤツがバカなだけだ。

これ、パッケージを見て、買うヤツけっこういるんだろうな。
たぶん、わざわざ日本から通販で買ったってヤツも絶対いるはずだ。




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キッスのベスト・ソングTOP40

2014年03月23日 | KISS
英クラシックロック誌が読者投票による「キッスのベスト・ソングTOP40」を発表した。
結果は以下の通り。
()内は収録アルバム

1位 Detroit Rock City (Destroyer)
2位 Deuce (KISS) 
3位 Rock And Roll All Night (Dressed To Kill)
4位 Cold Gin (KISS)
5位 Strutter (KISS)
6位 Do You Love Me? (Destroyer)
7位 Beth (Destroyer)
8位 God Of Thunder (Destroyer)
9位 Love Gun (Love Gun)
10位 Shock Me (Love Gun)
11位 Shout It Out Loud (Destroyer)
12位 Hotter Than Hell (Hotter Than Hell)
13位 Black Diamond (KISS)
14位 Parasite (Hotter Than Hell)
15位 C’mon And Love Me (Dressed To Kill)
16位 Lick It Up (Lick It Up)
17位 I Was Made For Lovin’ You (Dynasty)
18位 Nothin’ To Lose (KISS)
19位 Goin’ Blind (Hotter Than Hell)
20位 Firehouse (KISS)
21位 Rocket Ride (Alive2)
22位 Got To Choose (Hotter Than Hell)
23位 Hard Luck Woman (Rock And Roll Over)
24位 Rock Bottom (Dressed To Kill)
25位 I stole Your Love (Love Gun)
26位 Cretures Of The Night (Cretures Of The Night)
27位 I Love It Loud (Cretures Of The Night)
28位 Crazy Crazy Night (Crazy Night)
29位 Calling Dr Love (Rock And Roll Over)
30位 I Want You (Rock And Roll Over)
31位 heaven's On Fire (Animalize)
32位 Nowhere To Run (Kilers)
33位 100,000 Years (KISS)
34位 Makin' Love (Rock And Roll Over)
35位 Modern Day Delilah (Sonic Boom)
36位 Sure Know Something (Dynasty)
37位 Unholy (Revenge)
38位 Forever (Hot In The shade)
39位 Tomorrow (Unmasked)
40位 War Machine (Cretures Of The Night)

では早速分析してみよう。
まずアルバム別に集計してみるとこうなる。

KISS=7曲
Hotter Than Hell=4曲
Dressed To Kill=3曲
Destroyer=5曲
Rock And Roll Over=4曲
Love Gun=3曲
Alive2=1曲
Dynasty=2曲
Unmasked=1曲
Music From The Elder=0曲
Kilers=1曲
Cretures Of The Night=3曲
Lick It Up=1曲
Animalize=1曲
Asylum=0曲
Crazy Night=1曲
Hot In The shade=1曲
Revenge=1曲
Carnival Of Souls=0曲
Psycho Circus=0曲
Sonic Boom=1曲
Monster=0曲

ファーストアルバムからが7曲と、一番多い。
もっとも長くライブで演奏されてきた曲が多いからだろう。
次が4枚目「Destroyer(地獄の軍団)」からの5曲だが、これも納得の結果だ。
全体的にみて、アライブ2までの6作からが中心になっているのは、この辺がもっとも旬だった頃だからだろう。
ちょっと意外なのは、5作目「Rock And Roll Over(地獄のロックファイアー)」からの曲の順位が低いことだ。

ノーメイク期からは5曲だけ。
リユニオン後も1曲だけ。
この辺はちょっと寂しい。

次はボーカル別で見てみよう。

ポール=23曲
ジーン=10曲
エース=2曲
ピーター=2曲
ポールとジーン=1曲
ポールとピーター=1曲
ジーンとピーター=1曲

半分以上がポールのボーカルである。
キッスと聞いて思い浮かぶボーカルは、ポールの声ということになる。

これらをまとめると、英国のクラシックロックファンが選ぶキッスは、大半が70年代から80年代初期のメイク時代の曲であり、ポールの歌うナンバーが好き。
ということになる。
なんとなく、日本でもアメリカでも同じような結果になりそうだが。
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桃栗3年柿8年、そしてKISSは熟成40年

2013年10月26日 | KISS


今週はキッス祭ということで、来日コンサートを楽しんだ人も多いと思う。
僕は行くことが出来なかったのだが、各種掲示板などでライブに行ったファンの声を読むと、今回もいつも通り素晴らしいステージを見せてくれたことに安心する。
いや、いつもにもましてこの来日には気合が入っていたように感じる。
まるで今が旬のバンドであるかのようだ。

2000年~2001年のフェアウェルツアー以降、キッスは方向が定まらず迷走していたように思える。
1996年のリユニオンで70年代を上回る人気を得た彼らだったが、アルバム「サイコ・サーカス」レコーディング時の苦労、ピーターの腕の不調などから一旦解散を決定する。
しかしなぜか解散せずにダラダラとバンドは継続し、ピーター、エースは脱退、かわりに彼らのメイクを施したエリックとトミーは安定したプレイを行うものの、ファンからはニセモノ扱い。
新作アルバムは出さず、同じようなセットリストのツアーが繰り返され、日本公演での観客動員数も減る一方だった。

この状況を打開したのは、2009年に11年ぶりのニューアルバム「ソニック・ブーム」が発売され大ヒットを記録したことだ。
アメリカ本国では、ここから再び上昇気流に乗り始めるのだが、このアルバムは日本盤が発売されなかったことにより、日本ではまだ盛り上がらない。
それも2012年のアルバム「モンスター」により、ようやく日本でもキッス人気が復活し、来日を待つ空気が濃厚になったと言える。
ここにきてようやくエリックとトミーが「今のキッス」として認められるようになったことも大きい。

こちらのテレビ番組に出演したとき、ポールはデビューから40年、ようやく理想の状態になったといっている。
ファンからすれば、「そんなはずないだろう」と思うが、中の人からすれば、いい人間関係の中でバンドが出来るのは素晴らしいことだろう。



来日公演のセットリスト(幕張)

1.Psycho Circus
2.Shout It Out Loud
3.Do You Love Me
4.I Love It Loud
5.Hell or Hallelujah
6.War Machine
7.Sukiyaki Song
7.Heaven's on Fire
8.Calling Dr. Love
9.Say Yeah
10.Shock Me / Outta This World ~Guitar and Drum Solos
11.Bass Solo ~ God of Thunder
12.Lick It Up
13.Love Gun
14. Rock and Roll All Nite
15.Detroit Rock City
16.I Was Made for Lovin' You
17 Black Diamond
18.Rock and Roll All Nite

タワーレコードでのインストアイベントの様子







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キッス「モンスター地獄の獣神」

2012年10月27日 | KISS
「最高を求めていただろう?おまえは手に入れた!それは世界一熱いバンド、キッス!」
(You wanted the best? You got the best! The hottest band in the warld KISS!)



まず注目すべきなのはこのジャケットアートだ。
いまどき、こんなジャケが許されるロックバンドなんて、キッスだけだ。
ちょっと恥ずかしいほどのポーズだが、キッスなら問題ない。
いや、キッスはこうでなければならない。

前作「ソニック・ブーム」は日本盤が発売されなかった。
いろいろ契約の問題もあるだろうが、日本のファンを軽視しすぎだろう。
いくら輸入盤が安く買えるとはいえ、正式なアルバムが発売されないと、来日も期待できないではないか。
ま、それはおいといて、今回は日本盤が発売された。
これは非常にいいことだ。
そのわりに僕は安さに釣られて輸入盤を買ったのだが・・・。

これは初期の作風を意識して作られたらしい。
なるほど、たしかに「地獄のロックファイアー」や「ラブガン」あたりの雰囲気に近い気がする。
とにかく楽曲に明るさが戻った。
根っからのアメリカン、陰鬱なブリティッシュ・ロックとは違い、やはり元気なロックンロールのほうがキッスらしいと思わないかい?

とにかく、この2週間ヘビーローテーションで聴きまくったわけだ。

まず1曲目「ヘル・オア・ハレルヤ」からやられる。
アルバム発表前に聴いたときは、ピンとこなかったが、改めて聴くとこれはいい。
「愛の策略」に似たギターリフ、キャッチーな歌メロ、アルバムのオープニングに相応しい曲だ。
コンサートのオープニングにもいいと思う。
ボーカルはポール。

4曲目「バック・トゥ・ザ・ストーン・エイジ」これは現代版の「ジュース」だ。
明らかに意識したアレンジで、昔からのファンは思わずニンマリするところだろう。
ボーカルはジーン。

もっとも初期の雰囲気に近いのは10曲目「オール・フォー・ザ・ラヴ・オブ・ロックンロール 」かもしれない。
どうせなら「愛してるぜ!ロックンロール」みたいなダサカッコイイ邦題を付けて欲しかったものだが。
ボーカルはエリック。

もちろんトミーも頑張っている。
9曲目「アウタ・ジス・ワールド」は、今後ライブでのトミーの持ち歌になるのかもしれない。
どことなくエースの声にも似ている気がする。

新しいアルバムを完成させ、大ヒットさせた。
次に彼らがやることといえば、世界をまわることだ。
そして是非来日してもらいたい、もう6年もおあずけなんだから。


キッスの新作が好評な件

2012年10月21日 | KISS
「キッスじゃキッスじゃ、あのカッコにさえついていければ、これほどわかりやすくてカッコいいバンドはないぞ。
ロックの楽しさを教えてくれた彼らが、未だがんばってるんだ、こっちだってまだまだ聞き続けてやるわい」
(影山亜紀子)

というわけでキッスだ。
当然、今週のCDプレイヤーはキッスのニューアルバム「モンスター地獄の獣神」が独占し、スマホの音楽プレイヤーもボタンを押せば常に「モンスター」だった。

現在、この20枚目となるオリジナル・アルバム、各方面で絶賛好評中のようである。
もちろん、本国アメリカでも大好評で、ビルボードのアルバムチャート3位、ロックチャート2位、そしてハードロックチャートは当然1位だ。
この数値は、今なおアメリカンハードロックの王者であることを世に示している。

元々キッスはデビュー直後を除いて、常に人気バンドだった。
日本では、80年代以降失速したイメージだが、アメリカでは落ち着いたものの、常に一定以上の売り上げを保っている。
90年代にオリジナルメンバーでリユニオンしたとき、再びキッス人気は大爆発した。
その売り上げは、70年代全盛期の頃を上回り、何度もワールドツアーを重ねた。
そろそろマンネリか、と思われた矢先、完全新曲のニューアルバム「ソニック・ブーム」発表、アルバムはビルボードチャート最高2位という大ヒットを記録する。
そして3年ぶりの本作、またまた彼らはやってくれたのだ。

なぜ評価されているのか?
良い作品だからだ。
正確にいえば、キッスファンにとって、いい作品なのだ。

キッスクラスになると、ファンの分母が大きいので、ファンの望むものを作れば、それだけでヒットチャートの上位に上がるのである。
今更新規ファンを開拓する必要がないのだ。
「エルダー」や「カーニバル・オブ・ソウル」のような冒険的アルバムじゃなくていいのだった。
しかし、「エルダー」や「カーニバル」があったからこそ、現在のキッスがあるのもまた事実だと思うが。

「モンスター地獄の獣神」は、バラードやポップス、AOR風の曲はなし、全曲キッス流ロックンロールだ。
どの曲も3分から4分くらいで、とくに複雑な曲、凝った曲はない。
演奏よりもボーカル重視、完全に歌物ロックというのもキッスらしい。

詳しい感想は後日。

(おまけ)

キッス地獄シリーズ一覧

地獄からの使者
地獄のさけび
地獄の接吻
地獄の狂獣
地獄の軍団
地獄のロックファイアー
地獄からの脱出
地獄の回想
地獄の再会
地獄のギターケース
地獄のシガーボックス
地獄の狂宴
地獄烈伝
地獄の獣神