Music Mania

No Music No Life

首をギュッと絞めてみよう

2018年04月22日 | ギター
レベッカのギターを弾くというのは、7割くらいはコードを弾いてる状態だったりする。
それはカッティングだったり、アルペジオだったり、リフっぽい感じだったりもするんだけど、今回は左手のお話。
僕は人差し指をバレーさせる、いわゆるFコード的な押さえ方ではなく、ネックをギュッと握るグリップスタイルで弾くことが多い。
理由は複数ある。

まずはギターの構える位置だ。
僕の感覚からいくと、あまり高く構えるのはカッコ悪い。
もちろん、ジューダスのグレン・ティプトンみたいにスッゴク上手い人なら高くても十分カッコいいし、最近のテクニカル系ギタリストの多くは高い位置で構えている。
もう、高く構えた時点で、「この人は凄まじいテクニックでギターソロを決めるんだろうな」という予感すらする。
でも、僕はそんなテクはないし、僕くらいの伸長だとちょっと低めのほうがカッコいいように思える。
かといって、ジミー・ペイジやポール・スタンレーみたいに低すぎるのもどうか、と思う。
まず、ストラトはあまりに低いのは似合わない。
で、今は右手のピッキング位置が腰をより少し下くらいだ。
(前は右手が股間くらいの位置だったけど、少し上げた)
前置きが長くなったけど、それくらいの低さでは長時間バレーさせて、つまり手首をネックの下に潜り込ませて弾き続けるのはしんどいのである。
これがグリップスタイルなら、手首の負担がかなり少なくてすむ。

もう一つの理由が、僕の身体的特徴かもしれないんだけど、指が長いのだ。
たいていの人に「指、長いですね」といわれる。
なので、グリップスタイルでコードを押さえるとき、鳴らしてはいけない弦をミュートするとき便利なのである。
例えば、2弦と3弦だけ押さえてあとは全部ミュートするとか(親指で6、5、4弦までミュートし、人差し指で1弦をミュートする)そういうことが難なく出来る。
せっかくの利点を利用しない手はないのだ。

もう一つ、僕の身体的特徴なんだけど、親指の第一関節が弱い。
なんでかわからないけど、親指の第一関節が逆に90度くらい曲がるのだ。
そのせいで、長時間バレーコードを押さえるのは、普通の人以上に疲れるのである。

グリップスタイルの利点は、コードを必要最低限しか鳴らさないので、カッティングの切れがいいのだ。
欠点は、鳴る弦の数が少ないので、コード感が寂しいこと。
なので、バンドでのアンサンブルの場合、ベースやキーボードが寂しさを補完してくれるので、グリップスタイルで通しているのだった、
(もちろん、曲によって、バレースタイルでコードを弾くこともあるけどね)



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