Music Mania

No Music No Life

麒麟がくる

2020年01月25日 | 日常
今年のNHK大河ドラマは明智光秀ということで、一年ぶりに見ることにした。
とりあえず第1話が先週放送されたけれど、予想以上に面白くなりそうな予感だ。

明智光秀といえば織田信長を軸としたドラマには必ず登場する名脇役であり、後に天下人となる秀吉や家康と並ぶ存在感を持つ人物である。
青年期は多くの謎に包まれていて、しかも彼自身の最大の事件である本能寺の変も、決起に至った理由がイマイチよくわからない。
今回のドラマはそこをどう描くのかが楽しみである。

もうだいぶ前になるけれど、僕が明智光秀を見直すようになったのは、司馬遼太郎の「国盗り物語」を読んだのがきっかけだ。
前半は斎藤道三が主役で後半が織田信長と光秀が中心となる歴史小説である。
ここで司馬遼太郎は斎藤道三の口を借りて「天下を狙うだけの才能があるのは、織田信長と明智光秀」と書いている。
膨大な資料を読み漁って研究を重ねた結果、光秀にはそれだけの器があると睨んだのだ。

たしかに武功も多いし、政治力もある。
それだけに、どうして本能寺の変のような事変を起こし、その後あっさりと秀吉軍に敗北してるのか大変興味深い。

今年の大河ドラマは、久しぶりの大河ドラマらしい大河ドラマになりそうだ。
舞台は戦国、主役は知名度もあり、誰もが知ってる有名武将もたくさん出てくる。
これを期に低迷してると言われる視聴率も戻るのではないだろうか。