Music Mania

No Music No Life

買って満たす物欲

2023年10月07日 | 日常
ギターにお金をかけすぎてる人ほど、実はそんなにギターを弾いていない気がする。
もちろん当てはまらない人もいる。
とくにプロギタリストの人はそうだ。
しかし本業が他にある、つまり趣味の時間が限られている人で、ギター本体や周辺機器にお金や労力をかけすぎてる人は、その分ギターを弾く時間が削られてしまう。
僕の知ってる人で、曲が覚えられないという人や、コピーが苦手という人、わりと高い確率ですごく高価なギターを持ってたり、すごくたくさんのギターを持ってたりします。

これはギターに限った話ではなく、高価なカメラ、たくさんの交換レンズを持ってるのに大して写真を撮っていなかったり、ものすごく高級なオーディオ機器を持ってるのに、レコードもCDもあまり聴いてなかったり、給料の大半をクルマの改造に使ってるのに、走行距離がとても少なかったりする、というのはよくあることだ。

少し前にiPhone15がタイプCになったことをすごく喜ぶ人のことを書いたけど、そういう人の中には少なからず「使うことより、モノを買うことが重要」な人がいると思われる。

僕はモノそのものより、それをどう使うかの方が重要だと考えるタイプである。
ギターでいえば、どんな曲を弾くのか、どれくらい上手く弾けるか、聴く人にどう響かせるか、が大事で、ギター本体にはそこまで関心がない。
関心がなさすぎて、ギタリスト同士の会話についていけないことも多い。
カメラも同様。
僕は一時期写真撮影の趣味をしていたけど、やはりカメラ本体より、どんな写真を撮るか、いい写真を撮るためのセンスやテクニック、天気、太陽の位置、季節、時間帯、人物であれば顔の表情や服と背景の色といったことにこだわった。

僕がこういう思考になったのは、たぶんお金がなかったからである。
お金がたくさんあれば欲しいモノが買えるけど、ないから買えない、あるいは安物しか買えない。
それでも、それを楽しみたいのなら、腕やセンスを磨くことで、高価なモノを持ってる人に対抗することが出来る。
結果的に高価なモノを持ってる人に対抗出来たのかどうかはわからないけど、お金がなくても楽しむ術は身についたと思う。

安物を使ってることは恥ずかしいことではない。
僕はことあるごとに、自分のギターはフェンダー「ジャパン」であることを強調している。
決して「USA」であるかのようにはいわない。
もし、もっともっと上手くなれば、人は僕が使ってるギターを「USA」だと勝手に思うかもしれない。
そしたら、僕はこういうのである。
「5万円くらいで買ったジャパンですよ」と。

マツダ3半年点検

2023年10月07日 | クルマ
先日、マツダ3の半年点検を受けた。
納車から1年半で走行距離は3万キロを少し超えたくらい。
平均燃費は18.5だ。
点検の結果、どこも異常なし、定期的なオイル交換エレメント交換だけだった。

便利機能満載のマツダ3だけど、最近とくに便利だと思うのはレーダークルーズコントロールだ。
僕はほとんど高速道路を走らないので無用の長物かと思ってたけど、実は渋滞時にとても役立つのだ。
ノロノロ走行が続き、時々ストップしてはまたノロノロ走り出すというのは、毎日の日常であるが、このときにレーダークルーズコントロールをオンにすると、足の操作が不要になるのだ。
渋滞時に足の操作がなくなると、疲労の度合いがかなり軽減される。
そういうときってハンドル操作はそれほど重要ではないので、ほとんど座ってるだけなのだ。
もちろん、運転がほとんど自動だからといって居眠りするとかスマホを見るとかはダメだけど、体力的にも精神的にもかなりラクである。

さて、毎日のクルマの運転で重要なのは音楽である。
非常にありがたいことに、マツダ3の純正オーディオはすこぶる音質が良い。
実際カーオーディオマニアの間でも評判がよく、某メーカーのBOSEサウンドシステムよりいい音だとも言われる。
ただし、どれだけいいシステムがあったとしても、聴く人のセンスが悪いと台無しになるのはどの趣味でも同じで、カーオーディオもイコライザーの設定方によってかなり変わってくる。
よくある、ついやってしまう傾向として低音と高音のみを強調するドンシャリサウンドがある。
しっかりした重低音とクリアな高音が得られるので、手軽な設定としてやってる人は多いし、僕もやってた。
それで満足してるのなら、僕はそれでいいと思うし、人のイコライザーの設定に文句は言わないけど、もしなにか物足りない、本当にいい音なのだろうかと疑問に感じる人は、まずはオールフラットにしてみるといい。
たぶん、ドンシャリに慣れた耳だと、物足りない音に聞こえるだろう。
そこで、ボリュームを上げるのである。
自分が納得するまでボリュームを上げていくと、けっこういい音に聴こえるのではないだろうか。
もちろん聞いてる音楽が昭和初期のモノラル音源だったり、70年代のライブブートだったりすると何をしても音は良くならないが、ここ10年以内の、出来れば洋楽だったら、だいたい良い音になると思われる。
あとは音源によって、もう少し低音が欲しいとか、もう少しスッキリした音にしたいとかだと、それに応じて少しイコライザーをいじるといい。
というわけで、最近の洋楽を聴くときはフラット、70年代とか80年代の古いものだと少しイコライザーで補正して聴く、というのをやっている。
古い音源でも最新のリマスターだとかなり低音が豊かになっていて、フラットで聴けるのもあるので、それぞれ自分で調整して豊かなカーライフをおくろう。

カーオーディオ編 絶対にしてはいけない誤った音質設定 皆様の愛車は大丈夫??