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「光る君へ」は最高の平安ドラマ

2024年09月15日 | 日常
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」、もちろん毎週見ている。
一昨年、2024年は紫式部の大河ドラマだと報じられたときはけっこう不安視されていたと思うが、蓋を開けてみれば多くの人がその面白さに満足していると思われる。
今回は合戦シーンナシ、甲冑ナシなので、その分着物にしっかりお金がかかっているのもスゴイ。
平安中期の貴族社会に相応しい、豪華な十二単などの衣装が存分に見ることが出来る。

僕はこのドラマを見るまで紫式部についてほとんど無知だった。
源氏物語の作者で、藤原道長や清少納言とも関わりがあったらしい、程度の知識しかなかった。
たしか小倉百人一首にも紫式部の名前があった気がするけど、どんな詩だったかは知らない。
なので、今回のドラマおよび、大河ドラマ系ユーチューバーのおかげでだいぶ勉強になったと思う。

紫式部の本名はわかっておらず、今回は「まひろ」という名前になっているが、最近になってようやく源氏物語の執筆が始まり、宮仕となって藤式部という名が付けられた。
ここに、源氏物語に登場する「紫の上」から紫式部というペンネームとなるようだ。

昨年の「どうする家康」やその前の「鎌倉殿の13人」のように、乱や変で次々と登場人物が死ぬわけではなく、わりと平和な日常が繰り返されるものの、その内側は波乱に満ちていて、ときにはバイオレンスですらある。
個人的には、藤原道長が少しおとなしく感じる。
もっと悪そうで悪知恵が働いて権力を欲しいままにしてたイメージだけど、今回はまひろとの恋、そして光源氏のモデルでもあるので、そこまで悪に染まるわけにはいかないのだろう。

今年は宇治の大河ドラマ館には行ってきたけど、まだ行っていない源氏物語ミュージアムや石山寺も年内には行くつもりだ。