今日の(13日)参院予算委員会で日本共産党の山下芳生議員が橋下徹大阪市長が行った職員への「思想調査」は憲法違反だと追及した。
(山下議員の質問の動画はここから)
現在この問題は、日本弁護士連合会や大阪弁護士連合会などの憲法違反との指摘と大きな世論の怒り、大阪府労働委員会の、「労働組合活動に対する介入の恐れ」があるとの理由で調査の中止が「勧告」され「凍結」されている。
山下議員の質問内容は動画を見ていただきたいと思いますが、「憲法違反」だとして認識を問われた野田首相の答弁が、「個別の地方公共団体内部の事案でありますので、当該地方公共団体におかれまして憲法、法律、条例等に基づき適切に判断し対応されるものと考えます」と、たぶん官僚が書いたであろうペーパーを繰り返し読み上げるだけ。
少数政党の共産党の質問だから「適当」に答えておけばよいとでも考えているのか、それとも、橋下市長のやっていることにはモノが言えないのか、どちらにしても、これが日本国のトップに立つ首相の憲法認識かと情けなくなった。