風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

超一流の〝ずるさ〟?

2012-03-16 | 社会
大阪府立和泉高校の卒業式で、校長が教頭に指示して、教職員が君が代斉唱をしているかどうか口の動きをチェックしていた問題が批判を浴びている。
このことについて、例のごとく橋下徹市長は自身のTwitterで、口の動きをチェックすることを命じた彼の友人の中原校長を擁護する一方、批判をした府教育委員会と朝日新聞に噛みついている。それも、昨日と今日の2日間で43回も。

今日、彼のツイッターを見ていて?と思ったことがある。君が代斉唱問題では2日間で43回の投稿が、どうしたことか12日から14日まで3日間投稿がゼロなのだ。こんなことは珍しいので、彼のこれまでの投稿を調べてみたら2日空くことは時々あるが3日間も空くのは稀だった。

この「空白の3日間」に何があったのか?どうして投稿しなかったのか理由は分からない。ただ、彼が沈黙したとというより沈黙せざるを得なかったと思える出来事がこの間にあった。それは、12日に参議院予算委員会で橋下市長が行った市職員への「アンケート」という名の「思想調査」問題が共産党の山下芳生議員によって取り上げられ、その模様がNHKによって全国放送されたということ。(山下議員の質問の動画はここから

橋下市長のツイッターを見ても分かるように、彼は新聞や週刊誌はもとより、テレビ放送で自身や自分のやっていることを批判されると、即刻、「相手をコテンパにやっつけるまで」攻撃しまくるのが常である。その彼が、NHKテレビによって30分にわたって全国放送された、「アンケートは思想調査であり憲法違反だ」との山下議員の国会質問にはまったく沈黙しているのだ。

彼は、アンケート調査が大阪府労働委員会から「不当労働行為の恐れ」ありと、調査の中止を迫られたときにも、「法違反ではない」と強弁していた。ならば、山下議員の「憲法違反だ」とする国会質問にも反論したらどうか。反論できないのか。

いずれにしても、アンケートや斉唱チェックの実施を自分の選んだ弁護士や校長にやらせておいて、〝ヤバく〟なる(世論の批判を浴びると)と、「実施者である弁護士の判断」とか「府教育委員会の指示でやったもの」と責任逃れを図る〝ずるさ〟も超一流?だ。