風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

〝おかしな〟話し

2012-09-15 | 日常
大相撲秋場所も明日が中日、不祥事続きでの相撲離れを回復しようと懸命になる協会だが、早くも3大関の休場で頭の痛いところ。放送を見ていても、連日、場内はガラガラ。テレビカメラが出来るだけ空席を映さないように苦労しているのがわかる。最大のスポンサーであるNHKもさぞや困ったことだろう。

大相撲勝負には、「勝ち」と「負け」、それともう一つ引き分けでの「取り直し」がある。しかし、行司は、「勝負の判定ではどんなときでも東西いずれかに軍配を上げなければならない」(審判規則)勝負を取り仕切り、勝者に軍配を挙げる行司には引き分け「取り直し」の判定はできないのだ。もちろん「物言い」の審判員協議にも一切物申せない。

審判員判定に三択があるのに、行司だけは二択しかないのは、どう考えてもおかしなことだ。両者が同時に土俵に体の一部が触れる、または、俵の外側に体の一部が触れることはありえるのだから。行司にも「同体」(取り直し)判定があってもいいと思うのだが…。

行司の判定に関係なく、審判員の「異議あり」とした場合の他に、「控え力士から物言いがついたとき、これを取り上げて協議しなければならない」という規則もあるのだ。
勝負をした当人力士は何も言えないのに、「控え力士」が「物言い」ができるというのも、おかしな話だ。