山の被害
2012-11-05 | 日常
一昨日、裏山を歩いてみて気になった事が二つあります。
一つは「ナラ枯れ」が相当深刻な状態になっていること、もう一つはイノシシのことです。
※「ナラ枯れ」とは、カシノナガキクイムシがナラ・カシ類の幹に穴をあけてせん入し、体に付着した病原菌(ナラ菌)を多量に樹体内に持ち込むことにより発生する樹木の伝染病
ナラ枯れについては、山を遠くから見ても木が枯れて茶色くなっているので、ある程度は分かっていたのですが、実際に山に入ってみて驚きました。木は枯れていなくて葉は青々と茂っているのですが、木の根元から2mくらいまでに虫が侵入した穴が多く見られ、そこから排出された大量のフラス(カシナガが孔道を掘った木くずや糞などの混ざったもの)が見られました(下の写真)。特に直径が50㎝を超えるような古木?がやられていました。
ナラ枯れについては、ここ近年、東北や日本海側地方に多く発生していたのですが、2、3年前くらいから京都や大阪でも被害が拡大してきているようで、林野庁はもちろん、民間の自然保護団体などが学者などの協力をもとに調査や対策(実験的に)をやっていますが、今のところ被害のは拡大を食い止める決定的な方法は見つかっていないようです。
以前は、松枯れが大きな問題になりましたが、これについても枯れた木を切るというくらいで、有効な対策が見つからずに、〝枯れるに任せた〟ような状況で、日本の山の松がどれくらいやられたことか。
早く有効な対策が見つかることを願わずにはおれません。
もう一つのイノシシの件ですが、ハイキング道端にイノシシが掘り返した跡があちこちで見られました(ミミズを食べるため)。また、何か所か掘り返した穴もありました(下の写真)。イノシシについては、先般、近くの住宅地にも出没して、役所から「危険情報」が発せられたところです。
聞くところによると、田畑の作物はもちろんですが、ゴルフ場の芝生まで食べる(掘返すだけ?)そうです。近年、イノシシとシカの食害の拡大が多く発生していて、個々の農家や自治体でも対策が取られているが、まったくといっていいほど、その効き目がないようで悲鳴に近い声があがっています。
自然環境の保護、人間と野生動物の共生には、まだまだ多くの問題と課題があることを痛感した山歩きでもありました。
一つは「ナラ枯れ」が相当深刻な状態になっていること、もう一つはイノシシのことです。
※「ナラ枯れ」とは、カシノナガキクイムシがナラ・カシ類の幹に穴をあけてせん入し、体に付着した病原菌(ナラ菌)を多量に樹体内に持ち込むことにより発生する樹木の伝染病
ナラ枯れについては、山を遠くから見ても木が枯れて茶色くなっているので、ある程度は分かっていたのですが、実際に山に入ってみて驚きました。木は枯れていなくて葉は青々と茂っているのですが、木の根元から2mくらいまでに虫が侵入した穴が多く見られ、そこから排出された大量のフラス(カシナガが孔道を掘った木くずや糞などの混ざったもの)が見られました(下の写真)。特に直径が50㎝を超えるような古木?がやられていました。
ナラ枯れについては、ここ近年、東北や日本海側地方に多く発生していたのですが、2、3年前くらいから京都や大阪でも被害が拡大してきているようで、林野庁はもちろん、民間の自然保護団体などが学者などの協力をもとに調査や対策(実験的に)をやっていますが、今のところ被害のは拡大を食い止める決定的な方法は見つかっていないようです。
以前は、松枯れが大きな問題になりましたが、これについても枯れた木を切るというくらいで、有効な対策が見つからずに、〝枯れるに任せた〟ような状況で、日本の山の松がどれくらいやられたことか。
早く有効な対策が見つかることを願わずにはおれません。
もう一つのイノシシの件ですが、ハイキング道端にイノシシが掘り返した跡があちこちで見られました(ミミズを食べるため)。また、何か所か掘り返した穴もありました(下の写真)。イノシシについては、先般、近くの住宅地にも出没して、役所から「危険情報」が発せられたところです。
聞くところによると、田畑の作物はもちろんですが、ゴルフ場の芝生まで食べる(掘返すだけ?)そうです。近年、イノシシとシカの食害の拡大が多く発生していて、個々の農家や自治体でも対策が取られているが、まったくといっていいほど、その効き目がないようで悲鳴に近い声があがっています。
自然環境の保護、人間と野生動物の共生には、まだまだ多くの問題と課題があることを痛感した山歩きでもありました。