風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

走り納め

2012-12-29 | 趣味
絶好の天気、残っていた大掃除を早々に済ませて今年最後のランにマンテンバイクで出かけた。今日は、いつもあまり走らない宇治川左岸を道草しながら上流に向かってのんびりと。

  
写真左より①小春日和に釣り糸を垂れる ②左手前は淀競馬場、後方は雪の愛宕山 ③元網元山田家
途中、久御山町の東一口(ひがしいもあらい)に寄り道した。ここは、1933(昭和8)~41年干拓によって消滅するまで周囲約16キロメートルの湖沼・巨椋池の堤防にあった村。往時の面影が残る家並みがいい。巨椋池漁業の総帥を務めた大庄屋屋敷(登録有形文化財)の山田家も老朽化がすすみ、一年前からは住み人おらずで町の管理に移されることになった。
伏見に向かってゆっくり走った。正面には伏見桃山城、やや左、北の方向には雪の愛宕山がくっきり見える。むちゃ、気持ちがいい。
伏見着いた。いつもは観光客が多い通りも、今日はがらんとしている。いつもは自転車に乗って通っている道を、自転車を押しながらゆっくり歩いてみた。街を歩く人の多くは、正月用品を買い求める地元の人が多いようだ。あちこちの店先からは、お客と店の人が交わす京都弁による年末のあいさつが聞こえてきた。

   
写真左より①月桂冠を豪川側から ②元遊郭の家屋(中書島) ③正月用品を売る露店(大手前筋商店街)
年の瀬くらいは店に入ってゆっくりと昼食をと思ったが、やはりコンビニへ入ってしまった。いつもはおにぎり2個と…が定番だが、きょうは少しはりこんで鉄火巻きにした。伏見港跡公園のベンチに座り、さあ食べようとしたら、どこからともなく、ニャーの鳴き声が。横を見ると黒白のネコが〝何かちょうだい〟というようにじーとこっちを見ている。ノラ?に食べ物をやったらダメと聞いているので、心を鬼にして無視した。でも、ちょっと可哀そうだった。

  
写真左より①桂川に戯れるカモ ②鳥も食べない渋柿か ③枯れヨシと青い空
向かい風を覚悟していた帰路だが、ほとんど風もない宇治川右岸にバイクを走らせた。桂川の河川敷の冬枯れ景色が西陽を受けながら黄金色に輝いていた。

選挙考

2012-12-29 | 社会
先般の総選挙、私の住む小選挙区の大阪10区では、維新の会の松波健太氏が当選し、敗れた民主党の辻元清美氏が比例復活で議席を得た。この二人、前回の2009年には、松浪氏が自民党で辻元氏は社民党からの立候補だった。

我が町の町議会に「草の根市民派」といわれるH氏とT氏の二人の町会議員がおられ、今回の選挙では、この辻元氏を応援された。もちろん、どなたがどの党を候補者を応援するかはまったく自由なことで、他がとやかく言うものではないことはもちろんです。ただ、この二人の町会議員のブログに、選挙最終日の辻元氏の演説について次のように書かれているのには少し気になった。

T氏は、「午後8時直前、マイクおろしの街頭演説 わたしの応援史に残る演説となった」と、そしてもう一人のH氏は「『戦前の失敗は戦争だった。戦後の失敗は安全としてすすめた原発だ。原発ゼロを目指す』という力強い決意をお聞きしました」と述べ、「最後の辻元演説」を高く評価されている。

実は、私にも辻元選挙事務所から選挙ハガキが来たので、彼女の言動について次のような(要旨)質問をした。
彼女が社民党を離党し民主党に入党したことについて、当時の社民党福島党首は「応援した人を裏切っていくことは、一人の政治家として良いことではない。理念より権力に近寄る方を選択すると思ってしまう。すごく残念だ」と、述べていることを紹介して、
①「社民党から、政策的に大きな違いがある民主党に移ったこのことについてどうのように説明するのか」
②「民主党野田政権は、消費税増税、原発再稼働、TPP参加賛成だが、辻元氏のこのハガキにも公報にもそのことが一つも書かれていない、隠しているのではないか」と聞いてみた。

応対した事務所の男性の答えは、①については、「有権者の方には説明してます」②については、「全てに賛成しているわけではありません。党内では(辻元議員は)自分の意見を述べています」というものだった。
再質問はするつもりはなかったが、ひと言だけ、「辻元氏が消費税増税反対、原発再稼働反対なら民主党に留まっているのはおかしいのではないですか」というと相手は黙ってしまったので、「これは私の意見です」といって電話を切った。

辻元氏の「最後の訴え」を直接聞いていないので、その全体についてモノをいうことは控えます。ただ、日頃から「原発の危険性」を指摘され、「権力より理念」を大事にされている二人の町会議員さんにはちょっと聞いてみたい。
「理念より権力に近寄る方を選択する」政治家、「原発再稼働容認」に賛成する政治家を支援することと貴方たちの日頃の言動との整合性はどうなんですかと。