風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

久しぶりに淀川に

2014-01-22 | 日常
昨年の秋から足を故障したのと、このところの寒さに負けて、しばらくチャリ歩(自転車で散歩)から遠ざかっていました。
天気も良く、少し暖かかった月曜日にぶらりと淀川に出かけました。
淀川と言えば、昨年の秋に近年にないほどの洪水に見舞われました。水位が堤防から数メートルのところまでになったのは、たぶん、数十年ぶりだったのではないでしょうか。

  

河川敷の樹木が根から引きちぎられたり斜めに倒れたままだったり、護岸の石積みが無残に流されていたり、また、中洲の形状もずいぶん変わるなど、まだまだ洪水の爪痕が多く見られました。
ただ、鵜殿(高槻市道鵜町)のヨシ原のヨシは、多くが刈り取られた後でしたが、それほど被害を受けてないように感じました。
ヨシ原の中の地道には、数センチくらい泥が堆積していましたが何とか走れました。風にゆれるヨシを眺めながらゆっくりペダルを漕いでいると、母の懐に帰ってきたような気持ちになりほっとします。

  

ここのヨシ原は淀川河川敷の自然保存区域になっていて、ここで採れるヨシは雅楽器の篳篥の吹き口(リード)になるほどの貴重なものです。
いま、ここに第二名神高速道路の橋の建設が計画されていて、関西地方のテレビや新聞でも、この問題が取り上げられ注目を浴びています。
ここ鵜殿は私が生まれ育った前島(高槻市)の隣村です。それだけに、この問題の行く末がたいへん気になります。
何とか、この貴重なヨシ原が末代まで残ることを願っています。
保存運動に少しですが協力させてもらっています。
※鵜殿のヨシ保存会のHPはここから。