風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

オリンピック種目

2015-09-29 | 社会
この度、東京オリンピック組織委員会は5競技18種目を選定し、国際オリンピック委員会に追加提案することを決めました。
今回の提案された野球など5競技は、多くの国で国民的に普及しているとは言えない種目が多く、どうも、主催国(日本)のメダル獲得を増やすためではないかとの疑念を持たざるを得ません。

今回の追加提案は「開催国での注目度を高め、若者にアピールすること」で選ばれたそうですが、果たして、多くの参加国の支持を得られるでしょうか。
もし採用されれば、新たに選手・コーチ・役員が増え、新たな施設も必要になり、従来の28種目ですら、膨大な費用がさらに増えることになります。
そして、これらの競技への観客が赤字が出ない保証はあるのか?これも心配されます。

貧しい発展途上国では、国民の衣食住すら賄えない、スポーツに回すお金がない、これが世界の現実です。
もちろん、そのような国がオリンピックを開催できるはずもありません。
こんな現状を放置したまま、莫大な金をつぎ込む商業的な先進国主導のオリンピックのあり方に疑問を持たざるを得ません。

私は、オリンピックの競技種目は、オリンピックに参加する多くの国で、国民の多くに親しまれている種目に絞る方がいいと思っています。